
40代以上は非正規から正社員になるのが大変って聞くし。。。
派遣社員として働いている人の中には、安定した正社員に憧れる人は少なくありません。
ところで派遣社員から正社員を目指すにはどんな方法があるのでしょうか。
また正社員になる上で年齢制限はあるのでしょうか。
この記事では派遣社員から正社員になる方法について紹介します。
正社員への夢を諦めていた人にとっても、参考になるヒントが隠されているかもしれません。
派遣社員でも正社員になれる?
派遣社員から正社員になる事は可能です。
その具体的な方法としては、
- 正社員の求人に申し込む
- 紹介予定派遣制度を利用する
- 非正規で働きつつ正社員オファーを貰えるまで待つ
といった方法が挙げられます。
今回現実的に可能性の高い『正社員の求人に申し込む』、『紹介予定派遣制度を利用する』の2つの方法について解説します。
正社員の求人に申し込む
正社員になるには自分で正社員の求人を探して面接を受けていくのが、最も手っ取り早い方法です。
一般的には求人サイトやハローワーク、エージェント、有料職業紹介事業所に登録して求人を探して面接に申し込むという転職活動をされます。
転職エージェントであれば求人の提案を貰うことが出来ますが、それ以外の転職方法だと基本的に求職者が求人を探して申し込む必要があります。
求人の探し方ですが、これまでと同じ業種や業務の仕事を中心に求人を探すと良いでしょう。
自分のスキルや経験を活かして新しい職場で活躍することも容易です。
転職時期に関してですが、今勤めている企業や組織にこだわりが無ければ、特に悩む必要もありません。
例えば派遣の仕事を契約途中で辞め転職活動を開始するのであれば、時間に余裕が出来るので気になる求人を見つけるとどんどん面接が受けられます。
しかし収入は途絶えている状態なので、あまりのんびりもしていられません。
なかなか転職先が見つからなければ、結果的に焦りが生じて妥協が生まれやすくなります。
一方、在職中の転職活動は、お金の面での心配がないので、じっくり検討しながら探していく事が出来ます。
ただ転職活動出来る時間が限られている分、面接の日程調節が難しく、理想的な求人があっても泣く泣く諦めざるを得ない事態も出てくるかもしれません。
生活に余裕がある分、ダラダラと転職活動する事になる可能性もあります。
最もおすすめなのが契約途中で転職の準備をしつつ、契約満了で退職し失業保険を貰いながら転職活動をするという方法です。
契約満了での退職であれば更新拒否をしたのが労働者側であったとしても会社都合の退職となり給付制限なく失業保険を受け取ることができ転職活動に専念することができます。
更に失業保険には一般的には期限が設けられているのでだらだらと転職活動してしまう心配もありません。
紹介予定派遣制度を利用する
次に解説するのが紹介予定派遣という制度を使って正社員を目指す方法です。
紹介予定派遣とは、直接雇用を前提として半年ほど派遣社員としてとして働きその後、双方の合意の上で直接雇用に契約を切り替えるという制度です。
制度を利用している企業にとっては、お試し期間の間に人柄や働きぶり、能力などを判断出来るので、雇用のミスマッチが起きにくいというメリットがあります。
派遣先企業が採用に値しない人材であれば直接雇用を断る事ができ、逆に派遣社員も合わないと感じれば誘いを断っても問題ありません。
基本的に派遣会社に登録して派遣会社にいい案件の提案を貰いその中から転職先を決めるという方法で転職活動を行えるので自分自身で求人を探して活動するよりも時間や手間が省け、派遣会社のサポートも受けられます。
この制度は比較的新しい制度なため少し前までは紹介予定派遣の案件自体がそれほど多くなかったのですが、人材獲得競争が激化している昨今では案件の数も増えて比較的容易に派遣社員から正社員になることができる方法の1つと言えるでしょう。
受け入れ側の会社も初めは派遣社員として会社に来ることがわかっているので求職者が非正規社員であるということが前提で考えられているのも特徴の1つと言えます。
正社員求人の場合、前職が非正規だと想定していない企業も多く職務経歴書を見た時点でミスマッチだと弾かれてしまうこともありますが、紹介予定派遣なら派遣社員が前提なのでその心配もありません。
しかし、デメリットとして直接雇用は正社員とは限らず、契約社員やアルバイトも含まれているため注意が必要で紹介予定派遣として働く前に担当者への確認は確実にするようにしましょう。
もし派遣元の担当者が

というような少しでも濁すような発言をするならば派遣会社を帰るか確実に正社員のオファーしかないという案件に切り替えるかすることをオススメします。
派遣期間が終わった場合は正社員か見送りかの2択しかない状態であると確約を貰っておきましょう。
正社員になる上で年齢に上限はあるの?
派遣から正社員になるには年齢に上限があるのではないかと考えている人も多いかもしれません。
実際のところ、40代以上にもなると正社員採用枠はかなり限られてくるため、転職活動も厳しいのが現実です。
ただ現代は労働人口が急激に減少してきており、中堅の人材も不足している事から、40代でも正社員として採用される可能性は十分あります。
同じような派遣社員の立場であっても、これまでの働き方で評価も分かれます。
例えば、特に事情が無いにも関わらず転々と職場を移り変わっているような経歴であれば、雇う側は本人に問題があると判断して、正社員として採用される可能性が低くなります。
一方、長年派遣社員として働きながらも、雇用期間を全うしてきている場合は評価も高くなります。
今まで働いていた派遣会社からの紹介予定派遣であれば派遣元の担当者からのお墨付きを貰い派遣先の企業に売り込んで貰えるため今までの勤務態度も採用に影響を与えることができるので紹介予定派遣であれば派遣期間が長いことも有利に働く要因と言えるかもしれません。
また若い世代が持っていない特化したスキルや資格があれば、40代でもさらにチャンスは広がります。
長期的なプランを作り正社員になる事も有効
年齢を重ねていく度に正社員への採用枠が減少傾向にあるため、派遣社員として働いてきた期間が長い人ほど焦りが生じるかもしれません。
特に学歴がそれほど高くない、自慢できるスキルが無いとなると、とりあえず正社員として採用されるならどこでも良いと考えてしまう人もいます。
しかし正社員になれたからと言って、その後の人生が全て上手くいくとは限りません。
例え雇用形態が正社員であっても給与が安い、ボーナスが無い、休日も取れないといった会社もたくさん存在します。
どこでも良いという安易な考え方では、結果的に派遣社員として働いていた方が待遇が良かった、安定していたといった事態が多々起こります。
正社員への転職を成功させるには、焦らずにまずは長期的なプランを作る事から始めましょう。
じっくり計画を立てて目標に向かっていけば、後で後悔するリスクも少なくなります。
例えばエンジニアやマーケターなどの仕事は平均年収は高いですが、学歴はほとんど関係ありません。
スクールに通って資格を取得した後に、派遣社員として働きつつスキルを身に付けていった人材は重宝されます。
スキルや知識は短時間で身に付けられるものではなく、長く働いて経験を積んでこそ得られるものです。
正社員は狭き門であるため採用率も低いですが、雇用期間が設定されている派遣社員は比較的採用されやすい傾向にあります。
最初に派遣社員として働き始めたからといって、ずっと雇用形態が変えられない訳ではありません。
高度な業務に携わり、様々な経験をしていけば、それが大きな武器となって人に差をつける事が出来ます。
経験やスキルを持っていると企業から即戦力として期待され、自分で正社員の求人を探すにしても、紹介予定派遣制度を利用するにしても有利に働きかけます。
つまり派遣として働いている期間を無駄にさせない事が大切です。
ただ単に与えられた仕事をこなしていくのではなく、向上心を持って新しい仕事にもチャレンジしていくと経験値が積み上げられます。
また仕事が出来ても、協調性がなく輪を乱すような人は歓迎されません。
どんな人とでもしっかりコミュニケーションがとれて円滑に仕事を進めていけるタイプが、雇用する側も欲しいと感じる人材です。
コミュニケーション能力も色々な事を経験して培われていくもので、実は派遣社員として味わう苦労も人柄を成長させていく要素になっているかもしれません。
後悔しないよう自分のベストな働き方を見つけよう
派遣社員から正社員を目指すのは簡単ではありません。
特に40代以上になると、若い世代より状況が厳しくなります。
人は焦ると安易な方へ進もうとしがちですが、妥協すると転職が失敗に終わるリスクが高くなります。
派遣社員として働く期間を無駄にはせず、長期的なプランを立ててじっくり正社員への道筋をたどっていく事が大切です。
是非あなたも公開のない正社員への転職を果たしていただけたら幸いです。
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