

といった夢を持ち、家庭教師に興味を持つ人も多いですが、具体的にどのような仕事なのかご存じでしょうか?
この記事では家庭教師について給料や雇用形態、また家庭教師として働くメリットやデメリットなどについて紹介します。
家庭教師の仕事内容は?
家庭教師の仕事は大きく2つに分かれます。
それぞれどのような仕事内容なのでしょうか?
- 生徒の成績をアップさせる
- 受験対策
生徒の成績をアップさせる
教える生徒によって家庭教師が求められる役割は違います。
学習塾に通う代わりに成績アップのために家庭教師を雇う家庭では、学校の授業に合わせて復習や予習、中間テストや期末テストに向けての対策を期待しています。
テストで良い点数が取れた、通知表の評価が上がるなど、わかりやすい変化が見られたらミッション達成と言えます。
また、中には勉強が大の苦手、嫌いといった生徒もいますが、この場合はとにかく勉強する習慣を身に付けさせることから始まります。
親が注意しても甘えるなどの理由で家庭教師に託されているケースが多いですが、上手にモチベーションを上げつつ、生徒が少しでも勉強に興味を持つよう指導していかなければなりません。
受験対策
中学受験、高校受験、大学受験と志望校を目指すために家庭教師を雇う家庭も多いです。
どの学校を受験するか明確な目標が定まっているため、志望校に特化した問題集や応用問題を中心に指導していきます。
得意分野はより点数アップを目指し、苦手分野は苦手意識を無くすよう重点的にわかりやすく説明することが大事です。
もちろん生徒が目標にしている学校の合格が最大の目標ですが、思うように点数が伸びなかった際は両親と話し合い、生徒の学力に合わせて志望校変更の提案をすることもあります。
家庭教師の給料事情について
家庭教師に支払われる報酬は、所属している家庭教師派遣会社や雇用形態、実績やスキルによっても違ってきます。
一般的に『家庭教師=学生のバイト』というイメージが持たれがちですが、アルバイトだけではなく、正社員や派遣社員として働く方法もあるのです。
まずアルバイトとして働く際の収入は、月に5~10万円あたりが相場となっています。教える生徒数や時間によっても変わってきますが、特に難関大学在籍中の学生や卒業生は需要も高い傾向にあります。
そして、派遣社員として働く場合は、1,200~3,600円が1時間あたりの給料となります。
派遣社員は家庭教師としての経験やスキルも評価額に含まれるため、長く仕事を続けていけば給料も上がっていく可能性は高いです。
さらに、医学部や難関大学など何らかに特化した家庭教師派遣会社に関しては、求められるミッションがより厳しいものになりますが、プロの教師として迎えられるため時給も高額になります。
また、家庭教師派遣会社に正社員で採用された場合は19~25万円程度が相場です。
正社員の場合は基本給以外にも賞与や昇給、各種手当が支給されるケースが多く、特に賞与に関しては年収の2~3割を占める事になるため、大きく年収にも影響します。
家庭教師で働くメリットやデメリットは?
家庭教師で働く場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
まずメリットとしては次の2つが挙げられます。
- やりがいが感じられる
- 自分の能力を向上させることができる
- 学生にとっては時給が高い
やりがいが感じられる
家庭教師はまさに生徒と二人三脚で成績アップ、志望校合格を目指していきます。
生徒の成績が目に見えて上がってきた時、苦手科目を克服してくれた時、そして意中の学校への合格が決まった時などは家庭教師も生徒と一緒になって喜びを分かち合えます。
自分の能力を向上させることができる
家庭教師という仕事はただ生徒に勉強を教えるだけではありません。
生徒や両親としっかりコミュニケーションをとる、指導しながら生徒の苦手分野を分析する、試験や受験までの学習カリキュラムを作成するなど、コミュニケーション能力や分析力、計画力など様々な要素を求められます。
慣れない頃は上手くいかずとも、経験を積んでいけば自然と能力も備わってきます。
学生にとっては時給が高い
先ほど派遣の時給を紹介しましたが、ランクの高い家庭教師であれば時給3,000円を越えることがあり、これは学生にとっては破格の時給でしょう。
大学生にとっては勉強を教えるのもまた勉強でしょうから、勉強をしながら他では考えられないような破格な時給を稼ぐことができるというのは非常に大きなメリットと言えます。
一方、デメリットについては次の2つが考えられます。
- 精神的な負担がかかる
- 保護者からクレームを受ける可能性がある
精神的な負担がかかる
一生懸命に教えているつもりでも、思うように成績が上がらないケースも多々あります。
特に受験生を担当する場合は、模擬試験の結果にすら一喜一憂し、生徒以上にプレッシャーを感じるかもしれません。
そして、もし志望校不合格となった場合は「自分の指導不足だった」と強く責任を感じる人もいます。
保護者からクレームを受ける可能性がある
結果が伴わない時は保護者からクレームを受ける場合もあります。
保護者としては高いお金を出して家庭教師を雇っている分、早く目に見える結果が欲しいと感じるのかもしれません。
酷い時は契約解除、または返金を求められるケースもあるので注意が必要です。
まずは派遣で働いてみては?
家庭教師として働くなら、安定した正社員が良いと考える人も多いかもしれません。
また、学生の方であればアルバイトで働くと良いと考えると思います。
どちらにしても派遣会社を通して派遣社員として働くのがおすすめです。
正社員を目指している社会人であれば家庭教師が自分に合うか合わないかを冷静に判断する意味では、また学生であれば単純に時給高い派遣社員で家庭教師をするとメリットを最大限受領することができます。
また、派遣社員もアルバイトと同じように経験やスキルで評価をあげることが出来ますが、派遣の特徴として派遣元を変えなければ様々な家庭教師サービスを提供している企業でこの評価を使うことが可能で、少しづつ高い単価のサービスへ乗り換えて行くことも可能です。
自分に合った働き方で家庭教師を目指そう
アルバイトや派遣社員、正社員など家庭教師の雇用形態は様々です。
人によってどの働き方が合うかは違うため、まずはアルバイトや派遣社員で経験を積むという方法がベストかもしれません。
色々な経験をしていく中で家庭教師の良い部分や悪い部分も把握でき、生涯続けられる仕事であるのかも判断できるでしょう。
さらに、失敗を恐れず経験を積むことで、家庭教師としてのスキルも着実に磨けます。