
でもたまには息抜きぐらいしたいし、このままじゃ何のために仕事を頑張っているのかも分からない。
海外旅行をエンジョイするためには長期の休みが必要です。
リフレッシュのための休暇以外にも、病気やケガなど様々な理由で長期休暇を取らなくてはいけない状況ってありますよね。
通常の雇用であれば会社の決まりに従って長期休暇を取ることも可能です。
しかし派遣社員の場合には雇用形態が異なるため、いくつかの注意点があります。
この記事では派遣社員が長期休暇を取る方法について詳しく解説します。
趣味や娯楽以外にも様々な理由で長期休暇が必要になる
日本は仕事に対して真面目で責任感が強く、長期休暇をほとんど取らない人が多いという傾向があります。
どうしても休まなければならない状況以外では、周囲の人に迷惑がかかる、気がひけると感じて長期休暇を避けることが多いです。
日本ではお盆やお正月に長期休暇を設定している企業がよくありますが、それ以外のタイミングでも休暇を取ることが必要になるケースは多々あります。
例えば病気やケガ、体調不良が起きた場合には、治療のために入院や通院をするために仕事を休むことが必要です。
病気やケガは自分自身だけではなく、配偶者や自分の子供などの場合もあります。
家族の治療のために仕事を休んだり、介護のために仕事を休んだりすることも多いです。
病気やケガが原因で会社を休み、その間仕事ができないなどの条件を満たす場合には傷病手当金が支給されることもあります。
介護で仕事を休む場合にも介護休業給付金制度を利用すれば収入の減少をおさえることが可能です。
出産や育児に関しても産休や育休が認められています。
育児休業給付金などもあるため活用するためには申請を忘れないようにしましょう。
このように業務につくのが困難な理由が明確であれば長期休暇や有給もとりやすく、手当や給付金が発生することもあるので経済的な負担を少なくすることも可能です。
これに対し自分の趣味や娯楽などで長期休暇を取りたい場合、日本人の性格からしてすぐには踏み切れません。
日本人は周囲との調和や自分の評価を気にする傾向があるため、気をつかったり遠慮しがちです。
しかし、ストレスが溜まった状態で仕事を続けるよりも、趣味や娯楽などで気分をリフレッシュさせた方がメリットはあり最近ではそう言った研究結果も多く発表されています。
長期休暇をとることで心身ともに休息をとれますし、趣味などに没頭することでストレスも解消することができるでしょう。
その後の仕事の効率も上がりますし、精神衛生的にみても長期休暇は必要と考えられます。
長期休暇を取るには派遣元と派遣先両方の許可が必要
派遣社員が長期休暇を取るためには、派遣元と派遣先の両方に許可を取らなくてはいけません。
実際に業務についているのは派遣先ですので、今の職場だけに休暇を申請しがちですが、派遣元にも休暇申請は必要です。
良く派遣先だけに休むことを伝えていたり、その逆で派遣元だけに有給申請を出している人がいるようですが、確実に派遣元と派遣先両方に連絡を入れましょう。
特にフルタイム勤務についている常勤の派遣社員の場合には、派遣元への連絡をうっかり忘れることがあります。
派遣社員は正社員とは手続きが異なりますので、申請漏れがないように注意しましょう。
許可を取る順番は、まず派遣元に許可を取り、その次に派遣先で許可を取ります。
これは派遣契約や次回の契約更新にも関わってきますので、必ず守りましょう。
派遣元と派遣先間には休暇に関する契約もあり、派遣元と派遣先は派遣社員に対して、それぞれ責任を持つ立場です。
そのため勝手に派遣先だけに休暇の許可を取ってしまうと、責任問題などのトラブルになることもありますし、派遣元に報告しないのは社会人としてもマナー違反になります。
長期すぎる休暇には注意が必要
派遣社員でも長期休暇を取ることは可能ですので、のんびり海外旅行などで息抜きすることもできます。
ただし、長期間の休暇を取る際には社会保険に影響が出ないように注意しなくてはいけません。
派遣社員は派遣元の派遣会社に雇用されていますので、派遣会社の社会保険に加入するのが特徴です。
社会保険への加入には条件があり、原則として正社員の4分の3以上の労働時間や労働日数が必要になります。
この条件に当てはまらない場合でも、週20時間以上の労働や月給が月8万8千円以上であることなどの5つの条件を全て満たせば社会保険に加入することになるのがポイントです。
長期で休暇を取ってしまうと、これらの加入条件を満たせなくなることがあるので注意してください。
尚、有給で長期休暇を取得している場合はその限りではないので安心してください。
有給は労働者の権利でありそれは派遣社員であっても変わりませんので、気にする事なく長期休暇を楽しんでください。
また介護や産休育休で長期間休む場合には、長期休暇を取るのではなく休業するのも一つの方法です。
長期休暇を希望する際には、その間の収入に不安を感じる人が多くいます。
介護や産休育休で仕事を休む必要がある時には、各種給付金や手当が適用されることもありますので申請を検討してみましょう。
業務や契約に影響が出ない程度を考えよう
体調不良や介護、出産育児などと違い、趣味や娯楽のために長期休暇を取る際には周囲のひんしゅくを買わないように注意してください。
仕事を休むことで、その分の負担や影響が周囲の人にかかるわけですから長期休暇をとるタイミングなどは重要です。
特に下記の3つの事に注意すると派遣先も派遣元も貴方もお互いに良い関係が築けると思います。
- 繁忙期は避ける
- 配属後すぐは避ける
- 相談なくいきなりの長期休暇は避ける
まず繁忙期は避けます。
次に派遣されて、すぐに長期休暇を取るのも迷惑ですので避けましょう。
休暇中の仕事がスムーズに進むように、仕事を整理したり引き継ぎを十分に行うことも必要です。
休暇後のフォローも忘れずに行い、派遣先との信頼関係が壊れないようにしてください。
長期休暇の申請も余裕を持って派遣元と派遣先の上司に伝えます。
休暇を取ることは労働者の立派な権利の一つですが、仕事に悪影響を出してしまうような休暇のとり方をするのはマナー違反です。
突然長期休暇をとったりして職場を困らせないようにしましょう。
取引先や顧客とのやりとりがある業務の場合には、取引先や顧客に対しても長期休暇をとることを一言告げておくのがおすすめです。
休暇中のトラブルを回避するためにも、代理の担当者を取引先や顧客に引き合わせるなど、できる限りの対策を行いましょう。
派遣社員は派遣先が変わるタイミングに合わせて長期休暇を取ることが可能です。
退職時に有給を消化し次の派遣先に行く時間を少し開ければ、長い休暇時間を確保できます。
派遣社員だからこそできる方法
貯金をしておいて1年ほど働いたら契約を更新せず失業手当を貰いながら1~3ヶ月程の長期休暇を楽しむという方法を数年に一度行うのも派遣ならではの休み方と言えます。
正社員の人にはなかなかできない方法ですよね。
派遣社員の場合、有期契約だという事がメリットでもデメリットでもあります。
派遣だからできる大胆な方法で誰にも迷惑を掛けずに長期休暇を楽しむのも良いですよね。
長期休暇でリフレッシュ!
仕事を続けていると、心や体に疲れがたまってしまいます。
そんな時には思い切って長期休暇を取って、海外旅行を楽しむなどのリフレッシュ方法が効果的です。
派遣社員は長期休暇が取れるのか疑問に思っている人が多いですが、派遣社員でも長期休暇を取得することはできます。
その際には派遣元や派遣先に迷惑がかからないように休暇をとるタイミングなどをよく考えましょう。