年々インフルエンザの流行も早くなってきて流行のシーズンが長くなってきています。
社会人として自己管理も大事ですが、かかってしまうのは仕様がないこと。
派遣社員がインフルエンザにかかった場合「どうすれば良いのか?」「お給料はどうなる?」といった気になる部分を解説していきます。
インフルエンザになった後にどうすれば良いか知っておくことで慌てずに済みますよね。
誰もが可能性のあることなので是非読んでみて下さい。
基本!インフルエンザにならないための予防策
まずは、インフルエンザにかからないためにも予防策について頭に入れておきましょう。
- 飛沫感染
インフルエンザウイルスを持った人がくしゃみや咳をしたときに飛散したウイルスを吸い込むことで体内に入り感染する
- 接触感染
インフルエンザウイルスを持った人がくしゃみや咳をおさえた(唾液がついた)手で触ったところにウイルスが残り、後から同じところを触った人が口や鼻に触れることで感染する
この2つの感染経路を知った上で対策するようにしましょう。
- 主に予防策は
- 予防接種を受ける
- 手洗いうがいを徹底的にする
- 部屋の加湿をする
- 外出時にマスクの着用
- 睡眠を十分にとる
- 爪を短く切っておく
派遣社員は予防接種を受けると言う方が多いと思います。
インフルエンザの予防接種は病院によって値段が異なり3000円から4000円が相場です。
補助金が出る派遣会社もあるので担当者に確認をとると良いでしょう。
個人的にですが、爪を短くするようになってからインフルエンザだけでなく、風邪も引きにくくなったような気がします。
なるべく、予防に努めてインフルエンザにかからないように気を付けましょう。
インフルエンザってどんな症状?
インフルエンザは高熱が出るのが特徴ですが、型が1種類ではありません。
聞いたことがあるかもしれませんが、人間が感染するインフルエンザにはA型・B型・C型の3種類があります。
インフルエンザの場合48時間以内に抗インフルエンザ薬(タミフル・ゾフルーザ など)を飲むことによってインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があるといわれています。
早めに気付けるためにも、それぞれの症状についてみてきましょう。
A型
インフルエンザの中でも特に症状が急激に出るのがA型です。
熱が急に上がり38℃を超える高熱が特徴。
発熱の他に、頭痛・筋肉痛・関節痛・咳・鼻水があります。
B型
発熱はA型よりも軽く、微熱が続きます。
A型同様、筋肉痛・関節痛・頭痛・倦怠感の他に、B型の特徴は強い腹痛・下痢が特徴です。
C型
検査では風邪と見分けがつきにくいため判断できなく、症状から一般的な風邪だと思ってしまうかもしれません。
熱も比較的に早く下がるといわれています。
以上、3つがインフルエンザの型になります。具合が悪い、いつもと違うと思ったらすぐに病院に行くようにしましょう。
インフルエンザになった時の対応
ここからはインフルエンザになった時にどうすれば良いか説明していきます。
順を追って見ていきましょう。
1.派遣会社と派遣先の会社に病院に行くことを連絡する
インフルエンザシーズンに高熱が出たら市販の薬を飲んで出勤するのではなく、まずは、派遣会社と派遣元会社に高熱が出ていて病院に行くことを連絡をしましょう。
そして、結果が出たら再び連絡することも伝えて下さい。
インフルエンザに感染した状態で職場に行ってしまうと周りに迷惑をかけてしまいます。
適切な判断をおこないましょう。
2.病院へ行く
病院へ行くと高熱があり、インフルエンザの可能性があると言った場合は、ほかの患者さんに感染することを考え隔離された状態で待ちます。
診察室に行くとインフルエンザの検査をされ、陽性か陰性か判断されます。
クリニックや時期によっては積極的にインフルエンザ検査をしてくれない事もあるので『会社に言われているので』と事情を話して確実に検査してもらいましょう。
この時に忘れずに聞いてほしいことが、「いつになったら出勤できるのか」聞くことです。
学生の場合、インフルエンザになったら「学校保健安全法施行規則」によって「解熱後2日を経過するまで」かつ「発症した後5日を経過するまで」となっています。
ですが、社会人にはそういった法律はありません。基準としては厚生労働省が公表しているもので
Q.17: インフルエンザにかかったら、どのくらいの期間外出を控えればよいのでしょうか?
一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。
排出されるウイルス量は解熱とともに減少しますが、解熱後もウイルスを排出するといわれています。排出期間の長さには個人差がありますが、咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には、不織布製マスクを着用する等、周りの方へうつさないよう配慮しましょう。現在、学校保健安全法(昭和33年法律第56号)では「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで」をインフルエンザによる出席停止期間としています(ただし、病状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めたときは、この限りではありません)。
引用元:インフルエンザQ&A
となっています。明確な日数ではありませんがインフルエンザ発症前日から発症後3~7日間を目安に先生に聞いてみましょう。
3.結果を報告する
インフルエンザと診断が出たら派遣会社と派遣先会社に再び結果を報告します。
確実に派遣元と派遣先両方に伝える様にしましょう。
インフルエンザの場合は派遣元と派遣先の規定もある可能性があるので、規定の確認と休日に発症して平日に病院へ行ってインフルエンザとわかった時は発症したと思われる日から大体の出社予定日も伝えられると尚良いです。
しかし、この出社予定日はあくまで現状の予測であり確実に遵守する必要はないので、その日になっても体調が回復しない場合は会社に言って回復するまで休む様にしましょう。
4.体力回復に努める
インフルエンザウイルスに勝つためにも栄養と睡眠をしっかりとって回復に努めましょう。
インフルの初日は高熱が出ているため動くこともままならないかもしれません、ですが、病院で薬を飲む、または吸引することで熱が下がってきます。
このタイミングで一人暮らしの方は食料や飲み物を買い込み、布団から動かない体勢を作りましょう。
食べ物はエネルギーになりやすい「おかゆ」や「バナナ」、「アイスクリーム」などがオススメです。
5.出勤できる前日に一報入れる
熱が下がって体調がよくなったら、復帰できそうなタイミングを前もって派遣会社に連絡をしましょう。
派遣会社によっては、

と心配しているところもあります。
連絡をすることで安心につながります。
給料は休んだらどうなる?
派遣社員の場合、有給が余っていれば別ですがそうでなければ仕事を休むとインフルエンザであっても給料は出ません。
時給1,500円だったとすると8時間勤務の場合、1日12,000円×「休んだ日数」になるのでその月は生活が苦しくなってしまいますね。
派遣会社によっては、有給扱いにしてくれるところもあるみたいなので派遣会社に確認してみてください。
また、休んで給料が出ない場合には手当てがもらえる方法もあります。次を見ていきましょう。
収入がピンチ?そんな時は傷病手当金を使おう
派遣社員の場合、先ほどもお話ししたように「日給×働く日数=月収」なので働く日数が減ってしまうと収入が下がってしまいます。
病院代や薬代で出費が増えているのにさらにもらえるお給料が減ってしまうと生活が厳しいですよね。
そんな時の救済処置として「傷病手当金」というものがあります。
傷病手当金を貰うためには条件があり、申請書類や手続きがあるので、どうしても収入がピンチだという時にオススメします。
休ませてくれない??そういうときは!
ブラックな派遣先だと「インフルエンザ??なにそれ??普通に会社に来るでしょ?」という反応な所もあるようです。
感染症なので病原体を持っている人がいると会社全体が全滅してしまう可能性があります。
それにも関わらず仕事に出てこいとは会社にとっても社員にとってもマイナスなことしかないですよね。
納得のいかないようなら満期で派遣を終了して次の転職先を考えるのも手です。
なるべく、働きやすい環境を選びたいものです。
まとめ:体調不良になっても慌てず適切に対処しよう
ここでは、インフルエンザの予防策、なった時の対処法、傷病手当金についてお話してきましたが、どうすれば良いか知っているだけでも心強いですよね。
社会人として「ほうれんそう」:「ほ 報告・れん 連絡・そう 相談 」は大切なので、無断欠勤するのではなく(体力的には大変かもしれませんが)まずは、連絡をしましょう。
そして、インフルエンザにかかってしまった場合、重症化や合併症を引き起こしやすいのでしっかり休んでくださいね。
体が資本ですので体調管理に十分気を付けて派遣生活を頑張りましょう。