色々な求人を見ていると有料職業紹介ってゆうのがあるんだけどこれって他の働き方とは違うのかな?

実は有料職業紹介は働き方ではなくて求人の募集方法の1つなんだ。
今回は有料職業紹介について解説していくよ!

派遣の求人を探して派遣会社の求人サイトを使っていると

有料職業紹介

と明示的に記載されていることがよくあります。

きっとこれを見て『これは派遣とは違うのだろうか?』といった疑問を抱く人も多いのではないでしょうか?

今回は有料職業紹介について派遣と比較しつつどの様なものなのかご紹介していきます。

有料職業紹介と派遣は全然違う!


実は派遣と有料職業紹介は全くの別物です。

冒頭でも少し紹介しましたが、派遣は働き方の一部なのに対して有料職業紹介は求人を募集する方法の1つです。

なので、有料職業紹介を経て派遣社員になるということもあるでしょうが、少なくともその仕事を斡旋している企業で派遣社員となることはありません。

しかし、派遣会社で見つける有料職業紹介で他の派遣会社へ求職者を斡旋することは考えにくいので派遣会社の求人サイトで見る有料職業紹介に関しては直接雇用が前提となっていると考えて良いと思います。

ではなぜ直接雇用のただの求人なのに有料職業紹介などと明示されているのでしょうか?

有料職業紹介について詳しく解説していきましょう。

有料職業紹介とは何か

有料職業紹介がどんなものか一言で表してしまうなら

求職者と求人を募集している企業の仲介をするサービスと表現できるでしょう。。

一般的には『人材紹介』、『転職エージェント』、『人材バンク』などと言われることが多くあなたもこのうちのどれかを耳にしたことはあるのではないでしょうか?

有料職業紹介と聞くと仰々しいですが、簡単にいってしまえば企業の求人に求職者を斡旋しているサービスでそれを提供している会社が人材紹介会社などと言われています。

もしかしたら、ここまでで読み進めてみて今まで求人を検索していた人の中には

あれ?

と思う人もいるかもしれません。

派遣会社で派遣求人を探していたはずなのに有料職業紹介の求人が出てくるんだ?
さっきまで探していたところは人材派遣会社じゃなく人材紹介会社だったの?

と疑問に思った人もいるでしょう。

実は多くの派遣会社が人材紹介も並行して行っており求職者や転職市場の状況に合わせた案件を紹介できるようにしています。

なので、派遣会社の求人サイトを見ていると有料職業紹介の案件を見つけることができます。

当然人材紹介サービスを専門に行っている会社もあり絶対に直接雇用が良いと決めている人は派遣会社より人材紹介を専門に行っている会社を使って転職する方が良いでしょう。

転職求人情報サイトとは何が違うの?

さてそんな有料職業紹介。

これまでの説明を読んで

派遣と違うことはわかったけどそれってただの求人サイトにある直接雇用の求人と同じってことでしょ?

と思ったかもしれませんが実は求人情報サイトと人材紹介サービスも別物です。

求職者が効率的に自分にあった転職をするならこの2つはうまく使い分けなくてはいけません。

では具体的にどの様な違いがあるのでしょうか。

この違いに関しては厚生労働省がホームページ上で基準を公表しています。

念のため原文を引用しますが、わかりやすくまとめるので読み飛ばして大丈夫です。

Ⅰ  この基準は、法の適正な運用を確保するためには職業紹介に該当するか否かの判断を的確に行う必要があることにかんがみ、インターネットによる求人情報・求職者情報提供と職業紹介との区分を明らかにすることを目的とする。
Ⅱ  この基準において、「インターネットによる求人情報・求職者情報提供」とは、情報提供事業者がホームページ上で求人情報又は求職者情報(いずれも事業所名、所在地、氏名、住所等個別の求人者又は求職者を特定できる情報を含むものをいい、以下単に「情報」という。)を求職者又は求人者の閲覧に供することをいう。
 なお、これと併せて、応募又は勧誘のための電子メールの作成及び送信のための便宜を提供する等求職者又は求人者のための付加的なサービスを提供することを含む。
Ⅲ  インターネットによる求人情報・求職者情報提供は、次の1から3までのいずれかに該当する場合には、職業紹介に該当する。
1  提供される情報の内容又は提供相手について、あらかじめ明示的に設定された客観的な検索条件に基づくことなく情報提供事業者の判断により選別・加工を行うこと。
2  情報提供事業者から求職者に対する求人情報に係る連絡又は求人者に対する求職者情報に係る連絡を行うこと。→〔例2〕
3  求職者と求人者との間の意思疎通を情報提供事業者のホームページを介して中継する場合に、当該意思疎通のための通信の内容に加工を行うこと。→〔例3〕
Ⅳ  Ⅲのほか、情報提供事業者による宣伝広告の内容、情報提供事業者と求職者又は求人者との間の契約内容等から判断して、情報提供事業者が求職者又は求人者に求人又は求職者をあっせんするものであり、インターネットによる求人情報・求職者情報提供はその一部として行われているものである場合には、全体として職業紹介に該当する。  →〔例4〕

引用元:厚生労働省

要するにメールや電話などの手段を用いて求職者に連絡をとり求職者にあった特定の求人を斡旋したり面接日時の調整をしたり、その中で公開していない求人情報を追加で提供したりという行為が人材紹介にあたりそうでない求人掲載サイトは人材紹介ではないというのが厚生労働省が定めている基準となっています。

サービスとしての具体的な違いとしては

求職者情報提供 求人案件が掲載されているだけで申し込みから全て自分で行う
有料職業紹介 あなたにあった案件を積極的に提示してくれて面接の調整等までしてくれる

簡単に書いてしまえば積極的に提案してくれるのが人材紹介サービスで求人を公開しているだけでの受け身なサービスが求職者情報提供と言えます。

なので、あまり転職に時間をかけたくないケースやいい求人があれば転職したいが自分から探すほどではないという時は人材紹介サービスに登録しておいて連絡が来たら求人を見るという様に使うと効率よく転職活動ができますし、いますぐ転職したいという時は当然人材紹介サービスに登録はしますが、メインで探すのは求職者情報提供の求人サイトで案件を積極的に探していくとすぐ良い求人にで会えると思います

まとめ:自分の状況に合わせてサービスを使い分けよう


転職するにしても派遣にするか、直接雇用にするか、直接雇用なら正規か非正規化か実際に案件を探す時はどの様なサービスを使うかなど働き方やサービスの特徴を理解して行動するかしないかで結果は大きく変わって来ます。

今回紹介した有料職業紹介も目的にあった使い方ができれば非常に便利に転職ができるサービスなので転職時は是非利用してみてください。

尚、弊社でも有料職業紹介の求人を取り扱っております。

派遣じゃなくて正社員で働きたいという人のご要望にもお答えできますので是非一度弊社にご登録して担当者へどの様なお仕事をしたいかご相談してみてください。