理由は様々ありますが、大学に進学した人の内、多くの方がアルバイトをしようと思うのではないでしょうか？
中でも理系の学生には、システムエンジニアなど自分が将来就職したい職種と近い仕事をしたいと考えている人も多いと思います。
しかし、多くの人が学生の労働と言うとアルバイトをイメージしますが実務経験を身に着けるという意味でアルバイトという働き方はどうなのでしょうか？
今回はアルバイトとはいえ実務経験の積めるアルバイトエンジニアという働き方と実務経験を積むためのもう一つの方法であるインターンシップについて解説していきます。
どちらが今の自分にあっているか考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
インターンやアルバイトでエンジニア実務経験を付けよう！
もしあなたがこれからアルバイトをしようと考えている学生だったら是非一度飲食店やイベントスタッフ以外の仕事も検討して欲しいです。
ではどんなところで働くという選択をすればいいのか？疑問に思う人もいるかもしれません。
私がおすすめしたい選択肢が所謂、技術職で働くという道で特にシステムエンジニアなどIT系の技術職です。
絶対数は少ないですが、学生でもできるシステムエンジニアのアルバイトやインターンもありますのでそういった求人を探してみてはいかがでしょうか？
中途の人が就職後のキャリアを考えたSEへの転職をする時、実務経験やプライベートで作ったシステムが非常に重要視されますが、新卒に対しても似た傾向があり、学生のうちから実務経験を積む事でそういった未経験での就職が難しいSEなどの仕事に就職しやすくなり、場合によっては即戦力、スペシャリストとして新卒ながら高待遇なポジションで迎え入れてくれる事もあり学生時代にエンジニアの実務をアルバイトやインターンで積むことには時給以上のメリットがあります？
一般的に働くことの最も大きな目的はお金を稼ぐ事ですが、学生にとっては経験を得るということがお金を得ることと同じぐらい重要なことだという事を覚えておくと良いでしょう。
その為、新卒で就職活動をするときにその経験が最も活きるような業種でアルバイトやインターンをするとこのメリットを最大限受領することができるのです。
なお、先ほどIT系技術者をおすすめすると書きましたが、現在ITエンジニアは非常に需要の高い職種で平均年収も600万円程と一般的な正社員より高い傾向にあります。
なので、学生時代にアルバイトやインターンを通してIT技術者としての経験を積むという事は非常におすすめできる事なのです。
インターンシップってなに？どんな事をするの？
ここまで読んだ人の中には
と思った人もいるかもしれません。
なので、簡単にインターンシップについておさらいしておきましょう
インターンシップとは特定の経験を積むために企業で働く行為を言いあくまで労働の一環なので給料も支給される制度となっています。
『特定の経験を積むために企業で働く行為』なのでいわゆる職業体験を主な目的とした働き方で以前は学生が主なターゲットでしたが最近は社会人インターンというものもあり「学生の職業体験」から「高度なスキルを得たり経験をする働き方」と単なる職業体験ではなくより高度なスキルを身につけるための職業体験という認識に変わってきている風潮があります。
インターンには短期と長期があり、短期は数日から数週間と大型連休に行うもので長期は数ヶ月から年単位で働くことが可能となっていて大学生にとってはインターンをするのは当たり前という認識が広まっています。
特に技術職などは学校で学べるスキルと実際の実務で使うスキルのレベルには大きな乖離があることが多く就職する前にインターンで実務経験を身につけて就職する際に即戦力として就職活動をすることができるという大きなメリットといえより良い会社に就職したい学生にとっては必須な行事と言えるでしょう。
しかし、先ほども書きましたが、最近は学生だけでなく社会人インターンも流行り始めてきていて、土日や平日のみ週２日など他の会社のインターンに参加してスキルを磨く社会人も増えています。
学生社会人問わず『より高度な技術を身につけたい』、『違う業種だけど経験しておけば今の業務に役立つ』など今自分のいる環境では経験できないが自分のキャリアに役立つことを体験するために参加する人が多い働き方です。
インターンとバイトって違うの？
実はアルバイトもインターンも法律的に明確な定義がされていないので厳密にどこが違うとは言えませんが、一般的に言われているインターンとアルバイトの違いを表にしました。
| アルバイト | インターン | |
|---|---|---|
| 報酬 | 有 | 基本的に有 (稀にない場合がある) |
| 労働時間 | 臨機応変に対応可 | 制約あり |
| 労働目的 | お金 | 経験スキル |
| 得られる経験スキル | 専門性なし | 専門性あり |
まず報酬に関してですが短期で大学の単位に入るなどの場合は無い事もありますが一般的にはインターンシップでも報酬は発生します。
就労時間はアルバイトの方が融通が効きます。
インターンの場合は平日の9時から18時もしくは10時から19時の間に働くのが一般的で土日に出勤できる職場は少な目です。
そして最も大きな違いが労働の目的でアルバイトの場合は報酬目当てで働くと思いますがインターンは経験とそこで得られるスキルの為に働きます。
なので、お金のために働きたいならのであればアルバイトや派遣でお仕事を探すほうが選択肢もあり良い職場を選べるかもしれません。
ただ、アルバイトや派遣はいえ実務経験を積むことが可能です、お金が目当てでも最低限自分のキャリアに役立つ職種を選択する事をオススメします。
まとめ経験に投資しよう
働く事とはお金を稼ぐ事と考える人は多いでしょう。
たしかにそれは事実だと言えます。
しかし学生など若い世代の人はそれ以外の目的の為に働く事で今後の人生をより良くし豊かにする事ができるかもしれません。
インターンシップやアルバイトがきっかけでその業界を本気で目指す気になれたという社会人も非常に多いです。
特に今の世の中で足りていない人材や専門性の高い仕事を経験しておけることは非常に大きな財産となるでしょう。
是非学生の仕事だからと甘く考えずアルバイトやインターンでする仕事についてしっかりと考えてみて下さい。
