転職の面接において、気を付けなければならないことは、服装や言葉使いなどさまざまありますよね。
今回は『服装』に注目して、冬場の服装マナーについて話していこうと思います。
おそらく冬場の面接では、コートや手袋などの防寒具を身に着けているのではないでしょうか。
そこで少し不安になるのが、それらの防寒着は面接時にどうすればよいのかという事で、
などと考える方は多くいるのではないでしょうか。
いつまでも身に着けていれば変に思われますので、防寒着はどうするのか事前に頭に入れておくことをオススメします。
また、色や柄などにも注意しなければなりません。
面接にふさわしくない色や柄はありますので、そこは避けたいですよね。
下手をすれば、それを見られて悪い印象を与えてしまう可能性もあります。
冬場の転職面接で失敗しないように、服装マナーについて説明していきましょう。
冬場の転職面接でのマナーについて知りたい!防寒具はいつ、どの様にすればいい?
面接にといってもその中には状況がいくつかありますよね。
会社に入る時や面接までの待ち時間など、その状況に応じて行動しなければなりません。
そこで、それぞれの状況で防寒着はどうすればよいのかを、一日の流れにそって説明していきます。
まずは面接の流れを把握しよう!
初めに、面接に来たあなたが会場に入って出ていくまでの流れを把握しておきましょう。
そうすることでこれから話すことがイメージしやすいかもしれません。
- 会場へ約束の時間の10分前には到着する
- 会場へ入る前に防寒具を脱ぐ(コートをたたんだり、手袋等はカバンへ仕舞ったり)
- 受付を済ませ、控室へ向かう
- 控室待ち・面接中では自席の横にカバンを置き、その上にコートを置く
- 面接終了後、会場を出たら防寒着を身に着ける
<li面接中も荷物は控室と同様にする
【状況①】面接会場に入るとき
まず、面接会場や会社に入る前に防寒着を脱ぐのが基本です。
コートはもちろん、その他のマフラーや手袋などもこのタイミングで取ります。
万が一、悪天候によって外で脱ぐことが難しい場合は、先に建物の中に入り、受付をする前にコート類を取りましょう。
コートはたたみ、マフラーや手袋等はカバンにしまいましょう。
ここでひとつ注意したいことは、防寒着についたごみや汚れ、雪や水滴を払っておくということです。
会場や会社内にそれらを持ち込まない気遣いは必要で、ささいなマナーですが行うようにしましょう。
また、コートのたたみ方ですが、内側を外に裏返す方法があります。
これは悪天候時にも有効で、コートの汚れ等を外に出さないという効果があります。
そのたたみ方は後で説明したいと思います。
- 会場に入る前に防寒着を脱いでおく(悪天候時は建物内で受付前に行う)
- 防寒着の汚れや水滴などを払って置く(悪天候時は行わない)
- コートの内側を外にしてたたむ
- 関係者の方に邪魔にならないように場所をわきまえる
【状況②】待ち時間・面接中
次に面接の待ち時間についてです。
受付を済ませ会場に通されたら、自分の面接まで待ち時間があります。
この時はコートをさらに小さく折りたたみ、カバンの上に置いておきましょう。
カバンの定位置はイスの横ですので、その上に置くことになります。
これは『面接中』でも同じ形式になります。
ですので、慌てずにカバンとコートを置けるように練習しとくのが吉です。
企業によってはハンガーラックや荷物置きを用意しているところもあるかもしれませんが、勝手に使用せずに担当者から声が掛かるまで待ちましょう。
ここで注意点ですが、コートをカバンの上ではなく、膝に載せておく方法はあまり印象がよくないためやめましょう。
また、空いている椅子を無断で荷物置きにしたりするのもマナー違反になりますので気を付けてください。
- 自分の席に着いたら、コートを小さく折ってカバンの上に置く
- 面接中に慌てないように、コートの扱いには慣れておく
- ハンガーラックや荷物置きがあっても勝手に使わない(担当者の声が掛かかるまで待つ)
- コートを置く場所や荷物の置き場には注意する(空いているスペースを勝手に使わない)
【状況③】面接を終え会場を出るとき
面接を終えてほっとするかもしれませんが、まだ油断してはいけません。
防寒着は会場や会社に入る前に取りましたが、今度はそれの逆をするだけです。
コートを腕に掛けて、退場します。
建物から出たら人の邪魔にならない位置に移動し、防寒着を着ましょう。
会社を出るまでが面接ですので、最後まで気を抜いてはいけません。
- 防寒着は会場を出て、端によってから着る
- 面接が終わっても、気を抜かずに最後まで礼儀正しく
コートのオススメのたたみ方!
先ほどコートのたたみ方で、内側を外に裏返す方法をお伝えしました。
ただ裏返しにしてたためばいいのではなく、面接場面ですので、周りからきれいに見られるようにしたいものです。
たたみ方は次の手順になります。
- コートの両肩部分に手を入れ、内側が外にくるように引き出す
- くるりとひっくり返るので、前身頃と後ろ身頃を合わせる
- 上下半分に折り、腕に掛ける
こちらの画像が分かりやすかったのでお借りしました。
コートやマフラー、手袋の色や柄はどんなものがいい?
普段使っている防寒具を面接時にも使うのは大丈夫なのでしょうか?
そのデザインにもよるとは思いますが、そのような場にふさわしい色や柄があれば、そうではないものもあります。
奇抜で派手なデザインよりも、落ち着いたデザインの方が印象が良いのは一目瞭然です。
では、どのようなアイテムが面接に適しているのかみていきましょう。
防寒具はどんな色や柄を選べばいい?
面接に着ていくコートやマフラー、手袋などの防寒着はどういったデザインがいいのか気になりますよね。
やはり、悪目立ちしないようなものを選びたいところですが、具体的にどんな色や柄を選べばよいのでしょうか?
それぞれのアイテムを表でまとめてみました。
色 柄 形・素材 コート 黒、紺、グレー、ベージュ 目立たないチェックやストライプ トレンチコート、テーラード、チェスターコート、ステンカラーコート マフラー コートに合わせた色 シンプルな柄 コンパクト、ウール素材 手袋 コートに合わせた色 シンプルな柄 コンパクト、ニットやフェルト素材 どのアイテムも色や柄については落ち着いたビジネス向きのものを選びましょう。
コートには種類がいくつかありますが、表で挙げたようなたたんだ時にコンパクトになるものが好ましいでしょう。
これはマフラーや手袋でも同様で、カバンのスペースを取らないものを選ぶようにしてください。
インナーやホッカイロをうまく使った防寒対策をしよう!
控え室には空調が効いているとは思いますが、人によっては暑かったり寒かったりもします。
もし寒い場合にはコートを着るわけにはいきませんので、防寒インナーやホッカイロを使った防寒対策をオススメします。
スーツの中に着るインナーとしては、着膨れしない薄手のものが良いでしょう。
最近では、薄手で高機能なインナーが売られているのでその一枚だけで十分かもしれません。
それでも不安な方は、インナーの上から背中や腰にホッカイロを張るだけで体感温度は変わります。
必要がなければすぐ取るとこもできますし、使い勝手がいいと言えるでしょう。
いっそ防寒着を着ないのもあり!?
防寒着を身に着けていけば、マナーも増え、面倒になってしまうと考える方もいるかもしれません。
インナーをしっかり着こんでいけば問題なさそうですが、スーツで臨む面接ではあまりオススメできません。
逆に防寒対策もせずに無理をすれば、体調を崩してしまう可能性も出てきますので、その日の天気などの状況に合わせて防寒対策しましょう。
まとめ:マナーがよければ印象もよくなる!
今回は冬場面接の服装ついて説明してきました。服装マナーはその人の印象を決めるといっても過言ではなく、面接という場面であれば、失敗のないように注意しなければなりません。
他にも志望者がいるこの状況で比べられてしまうのは仕方ありませんが、服装やマナーにきちんとしていれば、それは評価されてあなたのプラスになります。
面接官以外にも見られているという気持ちを持って、面接に望むことができればきっと大丈夫でしょう。