希望の就職先が決まり、派遣社員として働き始めるに当たって、少なからず不安はあると思います。
職場環境や業務内容など、その不安はさまざまありますが、まず気になるのが職場の皆さんとの顔合わせです。
その場合に備えて、挨拶する内容を事前に準備しておくことが必要になります。
アドリブで何とかなる人もいるとは思いますが、その初対面での大切な挨拶で失敗はしたくないものです。
第一印象はとても重要であり、その挨拶で好印象を持って貰えれば働きやすい環境に繋がると言えます。
また、派遣社員は有期雇用でありますので、いずれは退職する時が訪れることでしょう。
その場合にも挨拶が必要となってきます。
今回は挨拶について、メールでの挨拶でのケースも踏まえながら解説していきましょう。
派遣社員の挨拶は必要なの?どんなことに注意すればいい?
派遣社員として入社すれば、必ずとも派遣先の職場において紹介の場が設けられることでしょう。
あなたはその時の挨拶に何を思いますか?
「挨拶は苦手だから、適当に終わらせたい」
「自信がない」
「色んな話をして自分を知って貰いたい」
思うことは人それぞれでしょう。
人前で話すことが得意な人、不得意な人どちらもいます。
この挨拶はあなたの第一印象を決めると言っても過言ではありません。
だからこそ、事前に内容を整理しておき、その大事な場で失敗しないように対策をしていきましょう。
派遣社員の入社挨拶の必要性や重要性とは?
派遣先で働くに当たって、大事なことのひとつとして人間関係が挙げられます。
派遣先で働いている正社員の方々にとって、あなたのことは初対面であり、どんな人柄なのかも分かりません。
一緒の職場でともに働く仲間ですから、少しでも自分のことを知ってもらうことがその後の働きやすさに繋がってくるでしょう。
入社後の挨拶はその一番最初の機会であります。
派遣先の皆さんの前で挨拶をする時には、軽い自己紹介を交えることで、あなたのことを少しでも知ってもらうことができます。
それ以外でも、話す時のトーンや表情で良い印象を持って貰うこともできるのです。
その挨拶がうまくいけば、あなたにとってより良い職場環境に繋がっていくことでしょう。
派遣社員の入社挨拶ではここに注意しよう!
それでは、挨拶の時にはどのような点に気を付けたらいいのでしょうか?
いくつかポイントがあります。
- 笑顔でハキハキと話す
- 自己紹介を交え、自分についても話す
- 仕事に対する意気込みを一言入れる
- 長くならないように簡潔に分かりやすい内容にする
まず、表情や話し方はとても重要になります。
話している内容が良かったとしても、無表情でぼそぼそと話していたら台無しですよね?
無理に笑顔を作らなくても良いですが、ハキハキとトーンを挙げて話すことで良い印象になります。
また、自分についても少し触れて、あなたがどんな人柄なのかも知って貰いましょう。
そうすることで、その後の話題作りにもなりますし、話しかけて貰いやすくなります。
挨拶の全体的な長さとしては約1分~2分程度に収まるようにし、簡潔で聞きやすいようにする必要もあります。
これらのポイントに注意して、事前に挨拶の内容を練っていきましょう。
派遣社員の入社挨拶や挨拶メールの例文を紹介!
前述したいくつかのポイントを踏まえながら、挨拶の内容を考えていきましょう。
例文をいくつか挙げますので、それを参考にして自分なりに書き換えることをおすすめします。
人前での挨拶のパターンとメールでの挨拶のパターンの2つについて、それぞれ例文を紹介しますので活用してください。
あくまでも例文ですので、その型にはまらずに自分なりのものにしていきましょう。
派遣社員の入社挨拶の参考例文を見てみよう!
それでは、いくつか例文を挙げていきますので参考にしてください。
おはようございます。本日よりお世話になります〇〇〇〇(フルネーム)と申します。これまで〇〇会社で〇〇〇の仕事をしてきました。この経験を活かして〇〇〇(配属先)では、〇〇〇の仕事を担当します。1日も早く皆さまのお役に立てるよう努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
おはようございます。本日よりお世話になります〇〇〇〇(フルネーム)と申します。これまで〇〇会社で〇〇〇の仕事をしてきました。〇〇〇の仕事は、はじめてとなりますが 、1日も早く皆さまのお役に立てるよう努力してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
おはようございます。本日よりお世話になります〇〇〇〇(フルネーム)と申します。
〇年間、〇〇職として〇〇〇をしておりましたが、こちらの業界で活躍したい気持ちが強くなり、入社させていただきました。心機一転、頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
自己紹介の内容としては、「それまであなたがどんな仕事に携わってきたのか」について話すことをおススメします。
この他に、出身地や趣味などの情報を取り入れると良いかもしれません。
また、「仕事への意気込み」について話すことを忘れないでください。
もしも自分のことを長々と話してそのまま終わってしまうと、ただの自己満足になってしまい、仕事に対する誠実感に欠けていると思われてしまいます。
軽い自己紹介を踏まえて、仕事に対してどう思っているのかをきちんと皆さんに伝えることが大切になります。
加えて、全体的にスマートな文章構成になるよう最終的に見直してください。
派遣社員の挨拶メールの参考例文を見てみよう!
次はメールでの挨拶について説明していきましょう。
この挨拶メールは、社内で接点がある未だ挨拶のできていない方に送ります。
また、できれば仕事上で接点のある外部の方も含めた方が良いでしょう。
それでは2つ例文を挙げてみます。
はじめまして。本日付で入社し、営業部に配属されました〇〇〇〇(フルネーム)と申します。
前職では、〇年間〇〇関係の仕事に従事しておりましたので、そちらの経験も活かしていきたいと考えております。
最初はご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、1日も早く戦力になるよう頑張りますので、よろしくお願いいたします。
メールでのご挨拶となりますことご容赦ください。
はじめまして。本日、〇〇事業部に配属となりました〇〇〇〇(フルネーム)と申します。
本来ならお会いしてご挨拶させていただくべきところ、メールでのご挨拶をお許しください。
〇〇に関しての仕事は未経験ではありますが、こちらの業界で活躍したい気持ちが強くなり、転職した次第です。
不慣れなことも多いですが、戦力となれるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
内容的には、面と向かった挨拶を文面に書き起こした感じになります。
ですが、ここで気を付けたいのが、「メール上の挨拶である」ことです。
例えばこの挨拶メールに趣味などの自己紹介を盛り込んだとすると、違和感が発生します。
メールでのやり取りは文字のみの伝達になってしまうため、そのような内容は避けたほうが良いでしょう。
また、直接会って挨拶できないということについても触れ、その謝罪を忘れずに付け加えましょう。
派遣社員が契約満了で退職するときの挨拶について考えよう!
契約期間の満了時や、個人の諸事情によって派遣先を退職することはあると思います。
その場合には、派遣先でお世話になった方々へ挨拶を行い、感謝の気持ちを伝えましょう。
円満に気持ちよく退職できるように、これについても事前に考え、準備しておくことが必要となってきます。
では、その挨拶はいつ行うのが良いのでしょうか?
また、挨拶の内容について注意したいポイントを解説していきます。
派遣社員の退職の挨拶はいつすればいい?
退職するときの挨拶はいつするのか迷うところですが、そのタイミングはいくつかあります。
- 朝礼時
- 就業中
- 終業後
効率的であるのが、朝礼時に皆さんの前で挨拶をさせてもらうことです。
多くの人が集うその場は一番良いタイミングであると言えます。
その他に就業中や終業後がありますが、朝礼がない職場もありますので、そのタイミングで一人ひとりに挨拶しなければなりません。
人数が多いとかなり大変になってしまいます。
この様な場合には、全ての方へ挨拶をしに回ることは難しいと考えられますので、優先順位を決めることが大切です。
もし、挨拶できなった方がいたのならば、終業後に感謝のメールを送りましょう。
さらに丁寧な挨拶の方法としては、直接挨拶をした後に、加えてメールも送信しておくことです。
手間と時間が掛かってしまうかもしれませんが、円満に退職したいのであればこの方法が一番良いのではないでしょうか?
派遣社員の退職挨拶のポイントを解説!
それでは退職の挨拶は、どのような点に気を付けて内容を構成すればよいのでしょうか?
ポイントをいくつか挙げてみました。
- 自己紹介(所属と名前)
- 退職日
- 退職理由(ネガティブにならないように)
- 感謝の気持ち
- 派遣先の今後の発展をお祈りする
まず、伝えるべきことは「いつ退職するのか」です。
加えて、ネガティブにならないような退職理由を選びます。
その理由に問題があるのならば、「一身上の都合」としてしまえば良いです。
理想の内容としては、派遣先でお世話になった方々への感謝の気持ちを中心に、派遣先へのエールとして、今後の発展を願う言葉を伝えることができれば、円満に退職できるのではないでしょうか。
これらのポイントを踏まえて、事前に挨拶する内容を決めておきましょう。
まとめ:好印象を与えて働きやすい環境へ
今回は派遣社員の入社後の挨拶について解説しました。
その必要性や重要性について理解いただけたでしょうか?
派遣として、正社員の方たちの中で働くことに少なからず不安はあると思います。
ですが、それは社会人にとって当たり前であり、避けて通れない道です。
自分にとって働きやすい環境は、あなたの少しの努力によって手に入れることができます。
ともに働く仲間とうまく付き合うことは仕事環境に大きな影響を与えるでしょう。
良い印象を持ってもらえるように、自分なりに工夫してはいかがでしょうか。