転職する時は、面接や面談など自己紹介をするタイミングが何かとあります。

私も色々な人の自己紹介を見てきましたが、意外とさらっと終わらせてしまう方が多く非常に勿体無いなと日々思っていました。

自己紹介はフリートークなので面接では珍しいこちらが主導権を握れるチャンスです。

自己紹介で個性や特徴を出し切ることができればきっと面接官の印象にも残りいい方向に進むきっかけになってくれると思います。

しかし、いざ自己紹介をしろと言われても中々良い内容が思いつかないというう方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

今回はそんな面接や面談での自己紹介について印象に残る方法などをご紹介していきます。

自己紹介は自分からアピールできる数少ないチャンス


面接時や面談時において自己紹介は主導権がこちらにある状態で自分から積極的にアピールできる数少ないチャンスです。

極端な例ではありますが、自分から話したいことであれば仕事や面接に関係なくても話すことが可能で一番個性の出る場面でもあります。

しかし、何を話てもいいからこそ面接に相応しくない自己紹介をしてしまったり、何を話したら良いのか分からず無難に終えてしまう人も多くいるのではないかと思います。

ただ先ほども書いたように自己紹介は自由度があり、うまくいくと面接官の印象に残すことができます。

寧ろ自己紹介以外で面接官の印象に残す事は難しいのでこのチャンスを逃すと面接官の印象に残らず終わってしまうという事もあるでしょう。

なので、自己紹介は非常に重要で自己紹介だけで合否が変わってしまう事もあるので、しっかり対策してより良い自己紹介ができるようにしておきましょう。

尚、自己紹介は面接官に興味を持ってもらうためのものです。

その点を十分理解した上で読み進めてください。

自己紹介をする時に気をつけたいポイント

自己紹介をする上で気をつけたい事は主に4つありまあす。

  1. 自己紹介に使う時間
  2. 話す内容
  3. 自己PRと混同しない
  4. 最後の結論に今後の目標などを入れる

この4つを気をつけるだけで自己紹介が劇的に変わります。

では具体的に、この4つのポイントをどのように気をつければいいのか具体的に解説していきます。

自己紹介のチェックポイントをしっかり抑えてより良い自己紹介をしよう。

1.自己紹介に使う時間

自己紹介をする時は長過ぎず短過ぎず適切な時間内に自己紹介をする必要があります。

理想的な時間は1分以内が良いと言われていて短過ぎるとあっさりし過ぎてしまいますし、長過ぎると退屈になって本当に伝えたかったことが上手く伝わらない何て事になりかねません。

話す内容の量や話すテンポなど気をつけましょう。

しかし、面接官によっては

〇〇秒で自己紹介をしてください

と指定されることがあるので何も言われなかった時の1分前後用と、指定された時に30秒用と2分用の合計3つぐらい準備しておけると非常に良いです。

ただ家で1分ぐらい内容でも面接時には緊張して早口になり40秒ぐらいで終わってしまうこともあります。

落ち着いて緊張しないようにして自己紹介できるように落ち着いて面接に臨むことも重要ですね。

2.話す内容

自己紹介の時間も重要ですが、最も重要なのは話す内容です。

印象に残りやすい内容は

相手のわかる分野の話をする
相手の全く知らない興味の持ちそうな分野の話をする

のどちらかを考えると興味を引く事ができますが相手のわからない分野となるとなかなか難しいので相手の知っている分野で共感をしてもらい盛り上がる内容が良いです。

具体的には応募職種や応募先企業の業種などに関連付いた内容だと簡単にこの項目をクリアすることができます。

3.自己PRと混同しない

自己紹介と自己PRは違います。

自己紹介で自己PRをしてしまうと少々煙たがられる事があるので注意です。

具体的な違いですが、言葉の通り自己紹介は自分の紹介で自己PRは自分のプレゼンテーションです。

自己紹介するときに自分の強みとなる事を紹介する程度ならいいですが、自分の営業を掛けてしまうとやや押し売り気味になってしまうので注意しましょう。

4.最後に結論と今後の目標などを入れる

最後に今まで話したことと関連付けながら今後の目標や取り組みたいことなどを紹介すると、伸びしろや成長意欲があると感じてもらえるので尚良いです。

よく、

『自分の成長や目標ばかり語るのは会社の成長より自分の成長を優先するようで良くない。
内定をもらった上での目標を仮の話として話しましょう』

という内容のことを書いている人がいますが、働き方が見直される昨今、個人の成長が組織を成長させるという言葉はもはや既知の事実です。

当然会社のために何をしたいかを述べることは悪いことではありませんが、あまり気にすることなく自分の目標について語っても大丈夫です。。

むしろ主体性が無いと思われることのほうがリスクと言えます。

どんな自己紹介がいいの?印象に残りやすい自己紹介例をご紹介


では、今まで紹介してきたことを踏まえていくつか自己紹介文を作ってみましょう。

自己紹介なので可能な限りプラスなことだけを並べることを意識して作ってみます。

財務事務の仕事に5年間従事していた方の自己紹介

「〇〇〇〇と申します。〇〇株式会社に新卒入社し事務を5年間行なっておりました。
主な業務内容は財務部で売り上げ、借り付け状況の資料等、財務関係の事務など従事しておりました。〇〇株式会社での経験と学生時代から数学が得意たっだこともあり、一般的な事務作業だけでなく財経に関する事もある程度わかるようになりました。5年間財務部に所属していてプライベートでも株式市場やIR情報を見る様になり、事務員としてだけでなく経営層からどの様に見えているのかなど、大きな視野を持って仕事ができる様になったなど成長する事が出来たと感じています。これらの経験を生かし御社ではただ言われた事だけをこなす事務ではなく作業効率化や他のポジションの方々が仕事をしやすい様に先回りして資料を作れる様な事務になりたいと思っております。」

営業職に4年間従事していた方の自己紹介

「〇〇〇〇と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。よろしくお願い致します。私は〇〇株式会社で2年間、web系コンサルの営業を行っていました。ここで基礎的な営業ノウハウを学び非常に充実した日々を送る事が出来ましたが、ふと私が営業している製品は具体的にどの様に作られているのだろうと興味を抱く様になり、株式会社〇〇に転職し2年間web制作の仕事に従事しておりました。2年間web制作の現場で実際に製品開発に携わりました。現在はその知識を生かし今まで以上に企業にとって何が必要であるかを察知し、現在のテクノロジーを使ってどの様に解決するべきかを的確にご指摘しクライアント様に最大限ご満足して頂く事が可能だと確信しております。webコンサルの営業には「売れれば良い」という風潮があり、それがお客様に伝わってしまっている様に感じていますが、私の様な開発技術を持った営業マンがお客様に適切な製品を最適なタイミングで提案する事でよりお客様から信頼していただける業界にしていきたいと私は思っています。」

転職回数の多い方の自己紹介

「〇〇〇〇と申します。本日はお時間をいただきありがとうございます。社会人経験は10年になりますが、大学を卒業後、アパレル販売、飲食、法人向け機器の営業と3社でお客様と直接触れ合うサービス業を一貫して従事して来ました。お客様と触れ合うお仕事をするうえで私が大切にしているのは売り手のエゴにならない様にお客様の気持ちを汲み取り、喜んで頂けるご提案を行うことです。初めの1社目に入りたての頃自分の成績を上げようと必死に製品を売る事だけを考えておりました。しかしそんな私を見た当時売り上げがトップだった先輩が『お客様に寄り添い感謝される様な売り方をしないとダメだ』と教えてくださりました。それ以降、お客様と深く接し、どうしたらお客様が喜んでくれるかを考える様になり、気が付いた時にはリピート率が劇的に向上していたという経験をしました。今回御社の営業職の求人に申し込みをさせて頂きましたが、御社でもお客様に感謝される営業で御社に貢献していきたいと思っております。」

まとめ:自己紹介で他の人と差をつけよう


自己紹介は面接において非常な役割を果たします。

多くの場合自己紹介は面接のはじめの方に求められるので第一印象にもなりますし主体的なアピールをすることができます。

今回紹介したポイントや例文を見で自分なりの印象に残る自己紹介を作ってみてください!