アルバイト』と聞くと真っ先に思い浮かぶのが『飲食店』などサービス業のアルバイトでは無いでしょうか?

これは学生向けの求人案件にサービス業の求人が圧倒的に多いから『アルバイト=飲食店』と考える人も多く、社会に出た経験のない人にもイメージがしやすいためだと思われます。

事実、派遣会社の弊社が扱う学生向けの日雇い派遣や日々紹介の案件に飲食店の案件は非常に多くあります。

かく言う私も学生時代にしていたアルバイトは寿司チェーン店の調理スタッフでしたし、大学生の人気アルバイトランキングでは飲食店のアルバイトは大体1位となっている場合が多いことからも『アルバイト=飲食店』と考えている方が多いのは事実だといえるのではないでしょうか?

今回はそんな飲食店のアルバイトについて仕事内容面接時の志望動機仕事上のコツをご紹介します。

飲食店のアルバイトってどんな仕事をするの?

飲食店といっても、居酒屋、ファストフード、高級レストランとジャンルは様々ですが、基本的に飲食店アルバイトの仕事はキッチンスタッフかホールスタッフになります。

キッチンスタッフの場合、チェーンの居酒屋やファストフードであれば調理をすることもありますが、料理にこだわっているようなお店や高級店は調理補助か皿洗いがメインの仕事で、ホールスタッフの場合はお客様にテーブルへ料理をサーブしたり、空の食器を片付けやお会計をしたりといったものが主な仕事になります。

最近の人気ドラマのグランメゾン東京のような高級店で料理の経験が積めるかもしれないと考える人もいるかもしれませんが、アルバイトや派遣が高級店で料理を担当させて貰うことは殆どありえないと考えて良いので、料理がしたくて飲食店で働きたい場合は個人経営のレストランやカフェか、温めるのがメインにはなりますが、チェーンのファミレスなどで働く方がいいかもしれません。

私も学生時代に100円寿司のチェーン点で働いて居ましたが、2年目ぐらいで魚をさばく経験をさせて貰えました。

チェーンであればこういった「普通には経験できないような仕事」を任せてもらえることもあるのでそういった仕事がしたい人はチェーンの飲食店がオススメです。

仕事内容にはこだわらず職場の雰囲気などを優先したいという人は高級店でお仕事するといいと思います。

大衆店より接客がしっかりしているのでビジネスマナーのようなものも身に付けることができるのも高級店のメリットといえるでしょう。

飲食店はブラックが多いって聞くけどそれって本当?

SNS上でよく話題に上がるブラックバイトの2大巨頭が『コンビニ』と『飲食店』ですね。

SNS上のこういった情報を見るとコンビニや飲食店で働くのは気がひけると感じる人もいるかも知れませんが、実はこの職場がブラック化するのには理由があり、しっかりと調べることでブラックバイトから逃れることが可能です。

コンビニと飲食店がブラック化しやすい背景としては

  • 個人経営店が多い
  • 他の仕事に比べて正社員の割合が圧倒的に少ない
  • 競合が多すぎて経営が厳しい
  • 母数が多いのでネット上で話題になりやすい

というのがあります。

例えば殆どのコンビニやファストフード店はフランチャイズという方法で店舗を広げて居ます。

みなさんが聞いたことのある大手のコンビニであっても、直営店でなければ雇用主は大手の名前と商品を借りている小さい会社や個人事業主だったという場合が非常に多く、この業界で働く場合は大きな会社で働けるという機会が非常少ないです。

大きな会社であればしっかりと労働基準法を守るために専門の部署があり、その部署が会社全体の労働状況を監視しているので安心して働くことができますが、従業員が少ない会社や個人事業の場合はその経営者の一存で全てが決まってしまう風潮があり、その経営者が労働基準法について詳しくなかったり、利益的に労働基準法に納得して居ない場合、違法なことに手を染めてしまうことも多々あるようです。

さらに大手企業の直営店で働けたとしても、店舗型の飲食店は基本的に正社員の数が少なく、アルバイトや派遣の数が多く、平の正社員の人が『ここでは自分が偉い』と勘違いしやす状況が整っていて、理不尽なことを言い出す人が多いというのもあります。

色々な理由で飲食店がブラック化しやすいというのはホントですが、それでも全体的に見ると一部の話でブラックなお店は業界の4分の1にも満たないのが実際のところだと思います。

なのでそれなりに見極めればブラックな職場に当たらない可能性の方が高いので『飲食店だからブラック』ではなく、是非働きたい飲食店で働いて欲しいと思います。

私が個人的にブラックかどうか見極めるなら下記のようなことを参考にします。

  • 周辺に同じような店舗が大量に無いか
  • 実際にお客さんとして利用した時の店員さんの態度はいいか
  • ネットに変な口コミはないか(食べログ、google、Twitter)
  • 違法な営業や会計をして居ないか

飲食店で働くメリットってあるの?

ここまで飲食店について書いてきましたが、正直あまり良いイメージを抱かなかったかも知れません。

しかし、はじめにも書きましたが、飲食店は学生に非常に人気のアルバイトです。

私も以前飲食店でアルバイトをして居たと書きましたが、私の働いて居た職場もちゃんとホワイトな職場でしたし、周辺では一番時給も高く良いことがたくさんありました。

実は飲食店はブラックな職場に当たらなければ学生にとって結構良い職場と言えるのです。

私が思う飲食店バイトのメリットはこんな感じ

  • 賄いが食べられる
  • 普段も社割で安く食事できる
  • たくさん店舗があるからアルバイトをしやすい

学生にとって賄いや社割って相当大きなメリットですよね。

特に独り暮らししている学生にとっては非常に有難いと思います。

私も飲食店でバイトをしていた時は平日は夜ご飯を、学校が休みの日は昼ご飯と夜ご飯を毎日賄いで過ごしていました。

それに社割も結構有難いです。

当時私が働いていた飲食店では月に4回20%割引の社割が使える制度があり毎月使い切っていたのを覚えています。

お金のない学生にとって賄いや社割は大きなメリットと言えるでしょう。

それともう1つ大きなメリットが店舗数の多さからくる働きやすさです。

私は高校と専門学校に通っている時両方とも飲食店で働いていましたが、高校を卒業する時進学先の店舗で働かないかとお誘いを受けました。

私は断ってしまいましたが全国展開している飲食店だとよくある話のようです。

それに、進学した後違う飲食店で面接を受けた時

〇〇で働いてたんだ。
なら仕事内容とかは何となくわかるよね?
即戦力は有難い。

と即採用されてしまいました。

飲食業界で働いた経験があるだけで面接に受かりやすい職場が一気に増えるのも大きなメリットと言えるでしょう。

飲食店のアルバイトや派遣の求人に申し込む時の志望動機はなんて書けばいい?

ではそんな魅力の多い飲食店バイトですが履歴書の志望動機には何で書くと面接を通過しやすいでしょうか?

個人的には2つのパターンがあると思います。

  • 以前客としてきた時印象が良かった
  • 家や学校からのアクセスが凄く良い

今までの経験上小難しいことを書く必要は無いと私は思っています。

実際に例文を書いてみましょう。

以前お店を利用させていただいた時スタッフさんの雰囲気がよく、学校と自宅の付近にあるお店の中で「働くならこのお店で働きたい!」と思い求人に応募させていただきました。

こんな感じで長すぎず短すぎず妥当な文書がアルバイトの志望動機にはちょうどいいです。

アルバイトだけじゃなくて派遣や日々紹介の案件も視野に入れてみては?

さてここまで飲食店でのアルバイトについてお話ししてきました。

しかし、働き方には普通のアルバイト以外にも派遣や日雇いがあるってご存知でしょうか?

学生が働くとなると、みなさんがまず始めに思い浮かべるのがアルバイトですよね。

しかし、実は最近学生が派遣や日雇いという働き方を選ぶことが少しづつ増えていて、飲食店で働くにしても同じ傾向が見えています。

派遣や日雇いの場合、企業側には有期雇用で社会保険の負担がないなどのメリットがあることからそれが少し労働者側に還元されて、時給が高めの傾向にありこれが人気の理由となっています。

もしよろしければアルバイトだけでなく派遣でも求人を探してみてはいかがでしょうか?