高校生が働こうと思うと多くの人がアルバイトとして働くということを思い浮かべるでしょう。
しかし、実際に求人を見ていて気がつく人もいると思いますが、アルバイト以外にも派遣という働き方もあり、時給の高い求人は派遣に多いです。
そこで気になるのは

ということですね。
今回は高校生でも派遣社員として働けるのか、高校生が働くとしたらどんな事に気をつけるべきかについてご紹介していきます。
はじめに派遣バイトについての間違い
インターネットの情報を見ているとよく見かける
『派遣バイト』
実はそんな仕事は無く、派遣とバイトは全くの別物です。
仕事をするという事実は変わりませんが、色々な違いがあります。
例えば
- 雇用主
- 働ける期間
- 適用される法律
などなど色々な違いがあり場合によってはあなたの希望に沿わないもの働き方になってしまうかもしれません。
この記事を読んでいるあなたには派遣社員とアルバイトの違いをしっかり理解して自分に合った仕事を探して欲しいと思います。
尚、この記事のタイトルにも派遣バイトというキーワードを使っていますが、派遣バイトという間違った働き方について調べている人に正しい情報を届けたいと思ってこの『派遣バイト』というキーワードを入れてみました。
高校生でも派遣で働けるの?
端的にいうと高校生でも派遣社員として働くことは可能です。
さらに、一般的に派遣バイトと言われる日雇いの派遣も通常なら違法な場合が多いですが、学生なら可能働くことができます。
高校生の場合フルタイムで働くことが難しいため派遣であっても基本的に日雇い派遣で働く事になると思いますが、日雇い派遣について調べると『違法』と出てきて不安に思うことも多いかと思いますが、派遣法が改正され原則禁止ではありますが、条件を満たせば日雇い派遣もすることができ、実は高校生はこの条件に合致します。
因みに日雇い派遣をすることのできる条件ですが、こんな感じです。
- 雇用保険の適用を受けない学生
- 年収500万円以上の方で副業として日雇派遣に従事する方
- 世帯年収の額が500万円以上の主たる生計者以外の方
- 60歳以上の方
- 適正な雇用管理に支障を及ぼす恐れがないと認める業務
高校生であれば『雇用保険の適用を受けない学生』と『世帯年収の額が500万円以上の主たる生計者以外の方』のどちらかを満たせていれば日雇い派遣も例外的に認められるので、フルタイムの多い派遣の仕事にもつくことができます。
また冬休みや夏休みなどの長期休暇限定で募集している派遣の求人で短期的に契約する等の派遣も可能だったりします。

と思う方も多いかもしれませんが、実は派遣社員として働くということには大きなメリットがあります。
派遣社員のメリットデメリットを考えてみよう
アルバイトと比較した時の派遣社員のメリットとはなんでしょうか?
私が思う派遣社員のメリットは主に3つで
- 時給単価が高め
- シフトの融通がきく
- 直接雇用ではない為トラブルにあいにくい
詳しく見ていきましょう。
アルバイトより派遣社員の方が時給が高め
基本的にアルバイトより派遣社員の方が時給が高めです。
Indeedやタウンワークなどを使ってアルバイトを探しているとやけに時給が高い求人があったと思ったら派遣だったなんて経験はないでしょうか?
実は派遣社員の時給はアルバイトと比べてすごく高いのです。
例えばジョブリサーチセンターの公開している三大都市圏の平均時給は1600円を超えています。
引用:ジョブリサーチセンター
全国平均でも派遣社員の平均時給は1500円ほどと言われていますが、アルバイトの全国平均は1000円ほどと言われていて、先ほどのジョブリサーチセンターの公開している三大都市圏のアルバイト平均時給は1084円となっています。
引用:ジョブリサーチセンター
アルバイトと比較して派遣の方が時給が高いというのは明白な事実だと思います。
シフトの融通がきいて働きたいときに働ける
学生が派遣社員として働く時、多くの場合が日雇い派遣やそれに近い働き方のできる派遣社員をする事になると思います。
この場合、前日に予定が空いたから働いて稼ごうというような事が、派遣なら可能です。
アルバイトであれば1ヶ月ほど前に月のシフトを出してその通りに働き、誰かが突発で休んだ時のみ職場から『入れないか?』という連絡がきて渋々働くというのはよくある話ですが、日雇い派遣であれば自分の働きたい時に働く事ができて、前日に働く日を決める事ができるのでスケジュールを立てやすくメリットが大きいです。
学生であればテストや課題の関係で

という時アルバイトでは急に休みを入れる事ができませんが、派遣であればそのもの仕事を入れなければ良いのですごく便利ですよね。
直接雇用ではない為トラブルにあいにくい
最近はブラックバイトなんて有名ですよね。
無理なノルマそのノルマを達成できなかった時の罰金、試験のためにシフトを開けておいたのに無理に入れられたり、違法な長時間労働を命令されることも少なくありません。
しかし、派遣であればこんな職場に当たる確率は非常に低くなります。
派遣社員は職場(派遣先)と雇用主(派遣元)が別々なので、あまり無茶なことはさせられません。
例えば派遣先の独断で違法なことをした結果、労働者の扱いが違法だと認められてしまった場合罰則を受けるのは雇用主である派遣元の会社になります。
派遣元からしたら派遣先が勝手にやったことなので完全にとばっちりですが、労働環境を整備できていなかったというのは事実なので仕方ありません。
なので何かあった時派遣元に相談すればすぐに対処してくれますし、そういったリスクもあり派遣元も違法な業者とは契約しないので派遣会社からの仕事であればある程度安心して働く事ができると言えるのではないでしょうか?
派遣先としても、派遣元の会社の信頼を失うと人手不足で最悪の場合、倒産なんて事態をまねく可能性もあり、派遣社員には違法な事ができないのでこう言った意味でも安心と言えると思います。
派遣会社で働くデメリットは学生にとってデメリットではない
派遣会社で働くデメリットとはなんでしょうか?
一般的に派遣で働くデメリットは以下の2つです。
- 有期雇用なので3年以上同じ場所で働けない
- 福利厚生がしっかりしていない
この2つです。
しかし、これはあくまで一般的な雇用形態としてのデメリットで、学生から見るとあまりデメリットとは言えません。
例えば高校生であればそもそも3年以上同じ職場で働くことは殆どのありませんし、一般的な学生がアルバイトとして働く中小企業や大手飲食店で受けられる最大の福利厚生といえば賄いぐらいでしょうから、雇用期間や福利厚生というデメリットが高校生の労働者のデメリットにはならないと考えて良いでしょう。
高校生だからアルバイトと決めつけずまずは派遣会社に登録してみよう
高校生が働くならアルバイトと言う先入観があるかもしれませんが、アルバイトとして働く前にまず派遣会社に登録して担当者さんとお話ししてみましょう。
派遣会社は登録したからと言って絶対に働かなくてはいけない訳ではありません。
登録して合わないなと感じたら、他の派遣会社に登録したり、アルバイトをすること言う事もできます。
もしかしたら、あなたが思いもしなかった素晴らしい仕事を紹介してくれる事もあります。
無料でお仕事のプロとお話しできる機会は中々ないのでこの機会に登録して見てはいかがでしょうか?