派遣で働いていたら、やむを得ず休みを貰わなければならないこともあると思います。
その理由には体調不良やケガ、または家庭の事情などさまざまあるでしょう。
そこで気になるのが、休み過ぎると「クビになるのか」についてです。
事情があって休みを貰っていたら、月に何日も休んでしまっていた...なんてこともありそうですよね。
休んでばかりの自分はクビにされるんじゃないかと不安になると思います。
実際には、休みすぎると辞めさせられてしまうのでしょうか?
また、休む理由によっても左右されるのか説明していきます。
派遣社員が仕事を休みすぎるとクビになる?どのくらいで?
どんな雇用形態であっても、突発的に休みを貰わなければならないことは誰にだってあると思います。
もし、そのような休みが続いてしまったら、会社からクビを切られてしまうのかと不安になる方もいるかもしれません。
派遣社員の場合では、どのくらい休みすぎたらクビになってしまうのでしょうか?
派遣社員のクビには2種類ある
まず、派遣社員にとっての「クビ」には2種類あることはご存じでしょうか?
派遣社員は2~3ヶ月をいう短い期間の契約を結んで働いています。
この有期雇用におけるクビには種類が存在するのです。
- 解雇:雇用契約中に仕事を辞めさせられること
- 雇い止め:契約を更新しないこと
これらのように契約の途中でも仕事を辞めさせられてしまう場合と、次の契約満了で契約の更新を断つ場合があります。
2つを比べてみると、解雇の方が厳しいように感じます。
もし、著しく勤務態度が悪いのであれば、満了を待たずに解雇させられてしまうでしょう。
派遣社員がクビになることはありえるの?
派遣社員がクビになることは「あります」。
ですが、派遣社員は有期雇用である為、それ相応の理由がない限りでは辞めさせることはできません。
例えば、病気やケガなどのやむを得ない理由で休みが続いてしまっても、それは仕方ないとしか言えませんよね。
ですが、それが「不当な理由」での休みであるとしたら、会社としては放っておくわけにはいかないですよね。
いわゆる「ズル休み」のような欠勤が継続的にあったとしたら、派遣先にも迷惑が掛かってしまいますし、派遣会社も困ってしまいます。
このような、派遣先や派遣会社にとって不利益な雇用の場合にはクビの宣告を受けることになるでしょう。
派遣社員はどのくらい休んだらクビにされてしまうの?
では、不当な理由での欠勤がどのくらい続いたらクビになってしまうのでしょうか?
それは派遣会社やその時の状況によって左右されるため、一概には言えません。
派遣先と派遣社員は有期契約を結んだ上でその関係が成り立っています。
双方は契約内容を守らなければならない為、派遣社員は雇用期間の途中で簡単に辞めることはできませんし、逆に辞めさせられることもありません。
だからといって、自分勝手に欠勤したり、ましてや無断のような迷惑の掛かる行為を繰り返していけば、処罰を受けることは待ったなしです。
そのようになる前に注意などはされると思いますが、そこで事態が好転しなければいずれ辞めさせられてしまうでしょう。
派遣社員でも事情があるから休みたい!その流れと理由付けに注意して!
働いていれば、急に休みを貰わなければならないことは誰にでもあると思います。
当日の急な体調不良や家族の体調不良だってありえます。
そのような場合では、どのようにお休みを取れば良いのでしょうか?
その流れや理由付けについて説明していきます。
派遣社員が休みを貰いたいときはどうすればいい?
派遣社員は派遣会社に雇われ、派遣先に出向いています。
この雇用形態では、あなたと「派遣会社」、「派遣先」の3つの関係がありますよね。
ですから、休みを貰う場合には派遣会社と派遣先に連絡をしなければなりません。
その手順は次のようになります。
- 派遣先に連絡して事情を伝え、休みの許可を貰う
- 派遣会社に休むことを連絡する(派遣先の許可を伝える)
- 休みとなる
まず、派遣先に連絡をして、休んでもよいか許可を貰います。
次に派遣会社に休むことを伝えます。
ここで注意したいのは、あなたを雇用しているのは「派遣会社」なのですから、派遣先に休みの許可を貰っただけではダメだということです。
その旨を派遣会社に連絡しておかないと、勤務状況の食い違いが生じてしまいます。
派遣先への連絡も大切ですが、派遣会社への対応も忘れずに行ってください。
休みを貰う理由は正直に話せばいい?
お休みを貰うときには、その理由について聞かれることでしょう。
それが急なものであれば必ずと言っても過言ではありません。
派遣先や派遣会社に連絡をすれば、「何かあった?」と心配してくると思います。
その理由については、差し支えなければ詳しく伝えたほうがよいでしょう。
もし、適当な理由ではぐらかしたりすれば、「本当にそうなのか?」「ズル休みではないのか?」と疑われてしまう可能性があります。
派遣先にとっては、一人休んでしまうことにより、他の社員の方がその負担を背負うことにもなります。
ですので、反感を買わないためにも正直な理由を伝えましょう。
もし派遣の仕事が嫌で休み癖がついてしまったらどうする?
派遣先の仕事に不満があったり、職場の人とうまくいかなかったりして、出勤したくないという人は少なからずいるのではないでしょか。
それでも、我慢して出勤していれば、不満は募っていつか爆発してしまいますよね。
そのはけ口として、「ズル休み」という方法があるのだと思います。
適当な理由を付けてお休みを貰うことは決していいことではありません。
もしそれがエスカレートして、休みがちになってしまえば派遣先にも派遣会社にも迷惑が掛かってしまいます。
では、そんな時はどうすれば良いのでしょうか?
新しい派遣の仕事を紹介してもらおう!
出勤したくないという理由には、「職場への不満」が大半だと思います。
誰にでも、人間関係や仕事へ少なからず不満はあるでしょう。
もしそれが、耐えきれないようなものであったならば、辞めてしまっても良いと思います。
辞めるといっても簡単ではないので、派遣会社の担当者に相談をして、次の新しい仕事を紹介して貰うことをオススメします。
派遣社員のメリットを生かして、さまざまな仕事先で働いてみましょう。
自分にあった職場や職種にも出会える可能性が増えますし、さまざまなスキルが身について自信にも繋がります。
仕事から一旦離れてリフレッシュしてみよう!
もしも、働くこと自体が嫌になってしまったら、一旦離れてみるのもありかもしれません。
派遣社員であっても、失業保険に加入していれば保障は受けられますので、退職をして長期休暇をとることもひとつの手段です。
派遣社員であれば、再出発することも難しくはありませんし、短期間の契約ですのでハードルは低いと思います。
一旦、リフレッシュしてから、自分の働くイメージを作り直してはいかがでしょうか。
まとめ:派遣で上手に働いていこう!
派遣社員はシフトが組みやすかったりと、自分のライフスケジュールに合わせて働くことができるメリットがあります。
ですが、働いていれば突発的な休みが必要になったりするものです。
これは正社員など、どんな働き方であってもそうで、仕方のないことでしょう。
きちんと事情を説明してお休みを貰う分には問題ないと言えます。
しかし、適当な理由を付けて不当に休もうとするのは決していけないことです。
その原因には仕事への「不安」や「不満」などさまざまあるとは思いますが、派遣社員のメリットを生かすのであれば、次の新しい仕事に切り替えていくこともできます。
派遣の仕事はたくさんありますから、そのメリットを生かして、自分の求める仕事や環境を見つけていきましょう。