大学専門学校に入学して、学業にも慣れて来てそろそろアルバイトをしてお小遣いや生活費を稼がなきゃなと考える学生さんも多いのでは無いでしょうか?

実は最近では大学生で働いている人は非常に増えて来ていて、全体の70%以上がバイトや派遣で働いているというデータが全国大学生活協同組合連合会のデータからわかっています。

アルバイトをしている 74.1%
アルバイトをしていない 25.9%

参考:https://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html

そんな大学生専門学生の皆さんに、派遣アルバイトのどちらがいいのか、オススメのお仕事や効率よく稼ぐ方法について解説していきます。

ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

そもそも派遣とバイトの違いは?

学生が働こうと思った時、皆さんはどんな選択肢を思い浮かべるでしょうか?

きっと多くの人がアルバイトという選択肢を思い浮かべると思いますが、実は最近は派遣という働き方を選ぶ学生も増えています。

ではアルバイトと派遣の違いって何でしょうか?

大きな違いは雇用主です。

アルバイトの場合、働くことになる職場に直接雇用されますが、派遣社員の場合は職場とは別の派遣会社に雇用されて働くことになります。

その他にも雇用期間の有無なども違いの1つとして挙げられます。

福利厚生にも違いがあります。

基本的には福利厚生を提供するのは雇用主なので、派遣の場合は職場の人達とは福利厚生が違ったりします。

ただこれは基本的な話で、最近は職場でみんなが受けている福利厚生を派遣だけが受けられないというのは不平等と言うことで職場で使うウォーターサーバーなどは派遣社員でも使えると言う職場が増えて来ています。

これは派遣法の配慮義務による影響が強く昨今は派遣であっても職場での違いを感じることがなくなって来ました。

むしろ、派遣元の福利厚生と派遣先の職場の施設を使える分、福利厚生の面では派遣社員の方が優遇されてしまっていると言えると思います。

わかりやすくアルバイトと派遣社員の違いを表にしてみました。

雇用形態 雇用主と職場 雇用期間 福利厚生
アルバイト 同じ 無し 皆と同じ
派遣社員 違う 有り 皆と違う

大学生や専門学生に派遣がおすすめな理由

さて、そんな派遣社員ですが、実は大学生や専門学生にはすごくお勧めできる働き方です。

派遣で働くメリットは主に4つ

  • 時給相場が高い
  • 転職時に求人を探さなくて済む
  • 人材業界のプロに相談できる
  • 雇用主と職場が違うからブラックに当たりにくい

ではそれぞれ詳しくみていきましょう。

時給相場が高い

アルバイトの時給の全国平均は1,000円前後と言われていますが、派遣の場合は時給1,500円が全国平均と言われています。

例えばリクルートが公開している三大都市圏の平均時給は1600円を上回っています。

引用:https://jbrc.recruitjobs.co.jp/data/haken/

平均時給が1.5倍も多いというのは非常に大きなメリットと言えます。

仮に土日にみの月8日1日8時間を平均時給で働いた場合給料は下記のようになります。

アルバイト 64,000円
派遣社員 96,000円

結構大きな差ですよね。

水道光熱費とネット代スマホ代ぐらいはカバーできてしまうぐらい派遣の方が金額が多いと考えるとこの差は死活問題ではないでしょうか?

転職時に求人を探さなくて済む

一度派遣会社の登録したら仕事探しは派遣会社の担当さんが全てやってくれます。

例えば現在の仕事の時給が納得いかなくて時給を上げるために転職しようとしたとします。

アルバイトであればバイトをやめて今より時給の高い会社を探して申し込む会社分の履歴書を用意して順次申し込みをして、面接を受けていく必要があります。

それに対して、派遣会社の場合まず派遣元の担当者さんに今の時給に満足していないことを相談します。

そうすると今の職場での時給交渉から始まります。

大抵、無理な金額の提示ではなく日頃の勤務態度が良好であればこの時給交渉はうまくいきます。

仮にうまくいかなければ今より時給の高い案件を紹介してもらって、即次の派遣先で働くという様にろくに転職活動をしなくて済むのは時間のない学生にとって大きなメリットでしょう。

人材業界のプロに相談できる

どういった仕事が人気でオススメなのか、時給の高い業界はどういった業界でどんなスキルを身につければ時給の高い業界で仕事をすることができるのか。

人材業界のプロに相談することができます。

派遣会社は派遣スタッフさんの時給が上がれば上がるほど派遣会社の利益も増えるので、より派遣スタッフにとって条件のいい仕事に就ける様に手伝ってくれます。

思いつきや目についたからという理由でアルバイト先を決めるよりより良い条件で仕事ができるのは大きなメリットと言えます。

雇用主と職場が違うからブラック企業に当たりにくい

派遣社員の場合、派遣元に雇用されて、派遣先で仕事をします。

雇用主が違うことも有り、職場のノルマ達成のために商品を無理やり買わされたり、サービス残業など違法な労働を強いることが無くなります。

もし、そういったブラックな派遣先に当たってしまったらすぐに派遣元に報告して派遣先を変えてもらうか改善する様に要望を出しましょう。

すぐ派遣元が動いてくれます。

逆に派遣社員として働くデメリットは?

逆に派遣で働くことのデメリットとは何でしょうか?

正直デメリットというデメリットは無いと言って良いと思います。

唯一あるとすれば、アルバイトであれば何かあった時の連絡先は勤務先のみですが、派遣の場合は派遣先と派遣元両方に連絡しなくてはいけません。

有給や遅刻する時なんかもそうです。

勤務時間の管理も派遣元が行うのでわざわざ遠くに居る派遣会社の担当者に何らかの方法で報告しなくてはいけません。

事務作業に少し工数が増えることが唯一のデメリットかもしれません。

大学生にオススメの派遣の仕事を紹介

ここまで派遣社員について色々と説明してきましたが、次は派遣社員として働くのにオススメの仕事を紹介していこうと思います。

個人的に大学生にオススメの仕事は4つ有ります。

  • コールセンター
  • プログラマー
  • イベントスタッフ
  • リゾート施設

まずコールセンターですが、案件数が多く時給が高めの傾向があります。

デメリットとしてお客様対応なので変なクレーマーなどが居て精神的に辛いというのがあります。

次にプログラマーですが、理工学系の大学生やIT系の専門学生の場合はプログラマーは非常にオススメです。

他の業界と比較して圧倒的に時給が高く場合によっては実務未経験で時給1,900円ぐらいの案件につくことも可能でしょう。

さらに職場は社会人ばかりで本当の社会経験を積むことができます。

デメリットとしては学生の働ける時短勤務の案件が非常に少ないです。

その上即戦力を求められるのでスキル的に断られてしまうことも多いでしょう。

次がイベントスタッフです。

イベントスタッフは単発の仕事に多く突発的に働きたいという時に利用できるのが大きなメリットです。

時給も安くなく平均ぐらいの金額の案件が多いので学生にとっては働きやすく稼ぎやす案件と言えます。

あまりデメリットは無いですが、イベントのスタッフなので常時募集して居る案件ではなく同じ職場で仕事をするということが出来ないのがデメリットかもしれません。

最後にリゾート施設の仕事です。

リゾート施設の仕事は季節限定の仕事で主に長期連休の時に出てくる案件なので普段は働かないけど連休中に稼ぎたいという学生に向いて居ます。

リゾート施設なので基本的に地方にあることが多いですが、大体は無料の寮が付いて居るので休みの期間住み込みで働く形になります。

時給も良く勤務時間以外はリゾート施設で遊ぶ事もできる案件が多いので非常にオススメな仕事です。

しかしリゾート施設は季節限定の仕事なので通常は募集して居ないのと寮に住まなくてはいけないので日頃の仕事先を探して居る人や集団生活に抵抗がある人には不向きな仕事と言えると思います。

まとめ:大学生や専門学生なら派遣会社に登録してみよう

いかがだったでしょうか?

派遣と聞くと学生では登録できないと考える人も多いですが、実はそんなことはなくて今は学生でも登録することができて土日だけ勤務可能な案件も増えてきて居ます。

アルバイトと比較して平均時給が高いことやブラックバイトが話題に上がる昨今を考えると大学生が派遣で働くという選択肢を選ぶのも有りなのでは無いでしょうか?

個人的には大学生ならアルバイトで働くなら派遣で働いた方がメリットが多いというかむしろメリットしかないと言えると思いますので、是非派遣で働いてみるという選択を選んでみてはいかがでしょうか?

まずは登録して担当者とお話しするだけでもいい経験になるかもしれません。