「有名人に会える?ーってそんな夢のような仕事ないでしょ・・。」と思いのあなた。
有名人に会えるチャンスがあって、さらに、短期間で高収入なお仕事かあるんです!
そのお仕事の名は「イベントスタッフ!」
なんとなく知っている方もいらっしゃると思いますが、いまひとつどんな仕事をするのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなイベントスタッフについて詳しく解説していきます。
フェスやスポーツ観戦などイベントごとが好きな人は必見です!
イベントスタッフとは?
イベントを運営するにあたり、裏方でお仕事をするスタッフのことです。
仕事自体はイベントディレクターから指示をもらい動くだけなので、難しくはありません。
ただし、イベントによっては重たいものを運んだり、たくさんの人と関わるので体力が必要なものも。
基本的に男性が会場設営・撤去、警備関係が多く、女性は会場案内・受付・商品PRが多いです。
シフトは、普通のバイトなら「週3は出なければいけない。」「土日を休むと文句を言われる。」という環境だと思いますが、イベントスタッフは自分の空いている日を報告してお仕事をもらう形なのでスケジュールに合わせて働けます。
Wワークや時間のない人におすすめです。
仕事の内容
イベントスタッフは様々な仕事内容がありますが、頻繁に募集されるお仕事を3つ紹介します。
筆者も実際にイベントスタッフとして働いた経験があります。
ぜひ、参考にしてみてください。
1.コンサート・フェス
主な仕事内容は、イベントに使用する椅子やステージ機材を運んでステージを組み立てたりする会場の設備・撤去や、来場者がスムーズに入場できるように整列・誘導、ライブだと物販の販売など、運営に関わる様々なお仕事です。
アーティストによりますが、パンクバンドやハードコアな会場だと「ダイブ受け」と言って「ダイブ」(観客が観客の上を転がっていく)を先頭で受け止めたり、引きずり下ろすスタッフになるととても疲れます。
基本的に体力のありそうな男性に声がかけられるので女性は安心してください。
アーティストとの距離が近かったり、生歌が聞けますが、お仕事に集中しましょう。
2.デパートや遊園地のアトラクションショー
子供向けのイベントで、ヒーローショーに出演したり、着ぐるみを着て子供達と遊んだりするお仕事です。
子供に囲まれる仕事なので子供好きの人におすすめですが、夏はとてつもなく暑いので、水分補給をしっかりおこない、熱中症に気をつけましょう。
キャラクターによってスタッフの体系が関わることもあるので、どうしてもやりたいものがある方はバイト先や派遣先、派遣元に相談しておくと良いです。
3.新商品のサンプリング・試食会
企業から新商品やおすすめの商品の宣伝を頼まれ、デパート・スーパーなどで食べてもらったり、使ってもらったりします。
物によっては、前日に商品について説明を聞いたり、家で資料に目を通しておく必要がありますが、そこまで難しくはないです。その際に、自分で試すことができるので新しいものが好きな人には向いているかも知れません。
大きな声を出して呼び掛けたり、自分から話しかけにいくので人と関わるのが好きな方におすすめのお仕事です。
時給の平均は?
関東圏はイベントも多い為時給がよく日給1万円から2万円のところが多いです。
他の県は、日給が関東圏に比べ下がってしまいますが、それでもその地域の平均よりは高い傾向にあります。
お給料の支払い方法も日払い・翌日払い・週払いなど、早めに貰えるのは嬉しいですよね。
イベントスタッフのメリット・デメリット
イベントスタッフを行うにあたって気になるのはメリット・デメリットではないでしょうか。
まずは、メリットからみていきましょう。
- 高時給
- 1日でガッポリ稼げる
- 非日常な体験が味わえる
- やりがいがある
- 有名人に会えるチャンスがある
- Wワークが可能
1番のメリットは日給が他のバイトに比べていいということではないでしょうか。案件によりますが、先ほど説明したように1日で2万円以上になることもあります。
普通のバイトだと有名人に会う機会もあまりないですが、有名人が働いている場所に仕事に行くことができるので「この人に会ったことあるんだ。」と自慢できちゃうのも魅力に思えます。
では、デメリットはと言うと
- 体育会系な現場が多い
- 不定期
- 拘束時間が長い
- 責任が重い
- 仕事場が遠いことがある
イベントが毎日あるというわけでもないので、継続的に同じ金額を稼ぐのは難しいでしょう。
拘束時間や体力が必要なことを考えると、安定したバイトを掛け持ちしながら収入を増やしたいときにすることをおすすめします。
以上がイベントスタッフの大まかなメリット・デメリットでした。
どちらとも、業種によって変わってくるので参考程度にしてください。
アルバイトより派遣がおすすめ
派遣・アルバイト・パートなど雇用形態は様々ですが、イベントスタッフで働くなら、派遣会社に登録することをおすすめします。
アルバイトだと、自分でやりたい職種を調べ履歴書や職務経歴書を作成し、面接を受けたりと手間がありますが、派遣は派遣会社に一度登録を行えば、様々な仕事を紹介してもらうことができ、応募書類の提出や面接を受ける必要がありません。
自分の働ける日にちや、やりたい業務内容を相談しておくと紹介してくれるので、長期休暇や自分のライフスタイルに合わせることができるのも魅力的です。
また、体力的に疲れたらしばらく休むことができ、単発なので1回きりというのも可能です。
イベントスタッフって高校生でもOK?
高校生になり、友達と遊ぶお金や欲しいものを買うためにお金が欲しいですよね。アルバイトができる年齢を迎えたことでお金を稼ぎたいと思う人は多いと思います。
ですが、年少者(満18歳未満の者)が仕事をするには労働基準法での制限があるため募集している派遣会社は少ない傾向にあります。稀に働ける派遣のお仕事もあるので探してみてください。
何故少ないのか理由を見ていきましょう。
勤務時間に縛りがある
労働基準法により高校生は原則22時以降はアルバイトすることができません。
イベントスタッフの仕事は時間通りに進まない可能性があり、残業が発生しやすいものです。
特にコンサートは日が暮れてから始まり、お客さんが帰って片付けが終わると深夜になってしまうことも。
「高校生は時間になったから帰ってね」と代わりのバイトの人が来てくれれば良いのですが、人件費が増えてしまい、効率が悪いと言えます。
第六十条 第三十二条の二から第三十二条の五まで、第三十六条、第四十条及び第四十一条の二の規定は、満十八才に満たない者については、これを適用しない。
○2 第五十六条第二項の規定によつて使用する児童についての第三十二条の規定の適用については、同条第一項中「一週間について四十時間」とあるのは「、修学時間を通算して一週間について四十時間」と、同条第二項中「一日について八時間」とあるのは「、修学時間を通算して一日について七時間」とする。
○3 使用者は、第三十二条の規定にかかわらず、満十五歳以上で満十八歳に満たない者については、満十八歳に達するまでの間(満十五歳に達した日以後の最初の三月三十一日までの間を除く。)、次に定めるところにより、労働させることができる。
一 一週間の労働時間が第三十二条第一項の労働時間を超えない範囲内において、一週間のうち一日の労働時間を四時間以内に短縮する場合において、他の日の労働時間を十時間まで延長すること。
二 一週間について四十八時間以下の範囲内で厚生労働省令で定める時間、一日について八時間を超えない範囲内において、第三十二条の二又は第三十二条の四及び第三十二条の四の二の規定の例により労働させること。
(深夜業)
第六十一条 使用者は、満十八才に満たない者を午後十時から午前五時までの間において使用してはならない
イベントスタッフをする上で、特に大事なのが引用の最後の一文、「未成年は午後10時から午後5時までの間は使用してはならない」つまり働くことはできないということです。
保護者の同意が必要
高校生は、アルバイトをする際に学校や親の同意が必要と労働基準法で定められています。
派遣会社に登録するにしろ、アルバイトをするにしろ、雇用契約を結ぶ必要がありますが、未成年者の場合、自分の意思だけでは契約することはできないため、親の同意書が必要になります。
親に働きたい理由を説明し、納得をしてもらった上で許可をもらいましょう。
第五十七条 使用者は、満十八才に満たない者について、その年齢を証明する戸籍証明書を事業場に備え付けなければならない。
○2 使用者は、前条第二項の規定によつて使用する児童については、修学に差し支えないことを証明する学校長の証明書及び親権者又は後見人の同意書を事業場に備え付けなければならない。
(未成年者の労働契約)
お金が欲しいという軽い気持ちで、バレなければいいと思わないように注意してください。
これらを守らないと労働基準法を破ってしまうことになり、雇った側が罰金の処分になります。
まとめ:効率的に収入を増やして思い出も作ろう!
イベントスタッフについて知れたでしょうか?
自分のライフワークに合わせて働くことができるので効率よく収入が増やせるのと、普段はお客側としてなかなか見ることができない裏側を見ることができるのでなかなか面白いのではないでしょうか。
筆者もイベントスタッフをしたことで、コンサートに行くと「今裏側ではこうしているんだろうな〜」と違う視点からも楽しめたり、多くの人のサポートのもとでコンサートが完成されていると感慨深くなります。
社会に出て正社員になると1つの仕事を続けることになりますが、派遣イベントスタッフで様々な経験をしてみたり色々な人に出会うことは、将来の選択肢を増やす上で、大変有意義なものとなるでしょう。
さらに、有名人に会えたらいい思い出ですよね。気になる方は是非挑戦してみてください。