マーケターという職業をご存じですか?
実は今、とても需要が高まっている職業の1つで、他業種から転職しようとしている人も増えています。
特に昨今テレワークのできる職業は注目を集めておりマーケターもそのテレワークができる注目されている職業の1つなのです。
しかし幅広い業務をこなす反面専門的な知識やスキルも必要な職業でもあり、仕事内容のイメージや必要なスキルが不透明な仕事でもあります。
この記事では、マーケターの平均年収や具体的な仕事内容、必要なスキルなどについてご紹介します。
マーケターに興味がある方、目指している方、転職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
マーケターとは
まず、マーケティングとは、顧客ニーズを把握し、それに合わせたサービスや商品を提供することで企業利益に貢献する仕事です。
顧客に価値を提供してお金をもらうことで成り立つお仕事ですね。
難しく書きましたが簡潔に言うと、マーケターの仕事とは、「売れる仕組みを作る仕事」です。
マーケターの平均年収は20代で約380万円、40代で約670万円と、全体の平均より高めの傾向にあります。
中でも、特にウェブマーケティングやデジタルマーケティングのスキルを持っていると有利に立ち回ることができます。
デジタル広告が増えたことや、気になるものは何でも検索する時代になったことなどにより、ウェブマーケティングの需要は年々伸び続けています。
その影響で、今やどの企業においても欠かせないポジションになっています。
つまり、マーケターという職業自体も大変需要がある状況なのです。
マーケターの仕事内容
それでは、実際にマーケターの仕事はどのような内容なのか具体的に見ていきましょう。
マーケターの主な仕事内容は
- 市場調査・ターゲット調査
- 商品コンセプト・企画設計
- 販売促進手法の考案
- 広告運用・SEO施策の実施
となっています。
これだけだとよくわからない人も多いと思うのでそれぞれの内容について詳しくご紹介します。
市場調査・ターゲット調査
顧客ニーズを把握するためには、市場調査が必須です。
調査方法は、アンケートやデータ分析などがあります。
ターゲットになる年齢層や趣味・行動パターンを分析し、どんな商品が求められているのかを考えます。
また、過去の商品の成功例や失敗例からヒントを得て改善していくことも考えられます。
商品コンセプト・企画設計
調査で得たヒントから、商品のコンセプトを決定したり、企画設計を行ったりします。
意外に思う人もいるかもしれませんが、実はマーケターは既存の物を売るだけでなく商品企画のフェーズから入る仕事なのです。
企業によっては企画専門の部署が行う場合もありますが、専門の部署にユーザーが何を求めているのかといったデータを元に提案します。
販売促進手法の考案
企画設計が決定したら、どのように販売していくのかを考えます。
ここではマーケターを中心に、様々な部署が関わります。
企画担当者はヒットしそうな商品を考案し、営業担当者は価格設定や販売エリアなどを提案します。
チームでの仕事なので、マーケターのリーダーシップが重要な場面です。
意見のずれなどが生じないようにまとめていく力が問われます。
広告運用・SEO施策の実施
販売促進手法がまとまったら、広告運用に移ります。
キャンペーンを立案し、どう宣伝していくのかを検討します。
また、検索したときにサイトが他社に埋もれないよう、上位に表示させるSEO施策(検索エンジン最適化)も実施します。
SEO施策の一環でウェブメディアの運営を始めることもあります。
また、サイトからの離脱率を下げるために改善をしていくことも必要です。
マーケターを目指す上であるといいスキルや素養
さて、ここまでマーケターの仕事内容を紹介してきました。
では次に気になるのはマーケターに必要なスキルや知識ではないでしょうか?
この記事の最初にも書きましたが、マーケターは専門職です。
それなりの知識やスキルが必要になる訳ですが、経験のない人にとってはそのものどのようなスキルが必要なのか想像もつかないと思います。
では実際にマーケターになるためにはどんなスキル・知識が必要なのでしょうか。
- 洞察能力
- 解決能力
- 仮説能力
- アクセス解析・SEO施策
- アフェリエイト
- Webデザイン
主に、以上の力が求められます。
詳しくご紹介していきます。
洞察能力
市場やライバル商品の動きを常に把握しておくスキルが最も必要です。
「普段、この商品はもっとこうだったらいいのに」「こんな物があったら便利だな」などと考えることはありませんか?
それこそが、顧客ニーズなのです。
また、顧客がどの経路から商品に興味を持つのか、どうしたら購入に繋がるのかも分析しなければなりません。
何を求められているのかをいち早く理解し、新しいアイデアを出していく力が要求されます。
解決能力
売り上げが伸び悩むなど、問題に直面することももちろんあります。
そんな時に原因を追究し、改善する力が試されます。
仮説能力
「~したら、~な反応をえられるのではないか」など、仮説を立てて想像する力が必要不可欠です。
データだけでは分析できないリスクなども、仮説を立てておくことにより、あらかじめ対応を考えることができます。
顧客ニーズはどんどん変化していくため、様々なパターンを想定しておくことが重要です。
アクセス解析・SEO施策に関する知識
ウェブ検索で自社が上位に表示されることにより、サイトへのアクセス数が伸びます。
商品の露出を多くすることで売り上げをアップさせることが目的です。
効果的な使い方を知っておくことで、重宝されること間違いなしです。
またアクセスしたユーザーがサイト内でどのような行動をとっているか、目的の情報を見つけることができたのかなどアクセスを解析してサイトの構造を最適化していく必要もあります。
アフェリエイトに関する知識
アフェリエイトとは、影響力のあるブロガーやメディアに商品を紹介してもらい、そこから利益が発生した際に報酬を支払う仕組みです。
それを見た顧客が興味を持ち、商品の存在を知ることに繋がります。自社のサイトだけでなく、他方で露出を増やしていくことでも大きな成果が見込めるのです。
商品のリンクをウェブ上にいかに増やしていくかが重要です。
当然利益を出さなくてはいけないのでアフィリエイト報酬額についてもブロガーが記事を書いてくれる金額を確保しつつ利益も確保しなくてはならず広告代理店との交渉も必要になってくるでしょう。
Webデザインに関する知識
サイトを作るには設計方法やデザインの知識が必要です。
閲覧者が使いやすくの心をつかむページを作ることも、成果に繋がります。
コンバージョン率をあげるために直感的なデザインではなく論理的なデザイン力を身につける必要があります。
未経験からマーケターならオンラインスクールや派遣から
未経験からマーケターになりたいという方もいる事でしょう。
しかし、正社員を目指すのは少々ハードルが高いことをまずお伝えします。
しかし、オンラインスクール等の受講や、派遣からマーケターを目指す方法もあります。
DMMのMARKETINGCAMPなどオンライン上でマーケティングについて勉強することのできる講座を受講しスクールの紹介や派遣求人でロースキルでも入り込める職場を探すことをお勧めします。
インターネット広告市場が成長している今、需要が高い職種です。
しっかりと知識をつけてから就きたい方におすすめの方法です。
また、派遣であれば正社員よりハードルが下がります。
その間に資格の取得や社員の仕事にかかわることにより、スキルを身に付けることは可能です。
また、得意分野をひとつ極めておきましょう。
SNS運用、広告など、これなら任せて!というものがあるとアピールになります。
まずは派遣としてスキルを身に付けてから正社員を目指してみても良いのではないでしょうか。
さいごに
マーケターについて詳しくご紹介しました。
マーケターは現代においてなくてはならない存在になっています。
売れる仕組みを作るというのは、常にアンテナを張り、求められていることを理解する必要があります。
スキルが必須となる大変な仕事ですが、自分が携わった商品がヒットしたときの達成感はその分大きいでしょう。
ぜひ、この記事を参考に一歩踏み出してみてください。