と少し前までは正社員を辞めて派遣社員になると言うと周りから引き止められたかもしれませんが、、、
正社員のメリットである「終身雇用」は違い未来崩壊すると言われており、これからの時代、正社員でも「安定」と言えなくなるのが見えてきました。
また、ライフスタイルの変化で正社員から派遣社員に転職する人もいるかもしれません。
ここでは、派遣社員になろうと思っている方に向けて派遣会社に登録する流れや履歴書、職務経歴書、面接などポイントを解説していきます。
派遣会社に登録する方法
まずは、派遣社員になるために、派遣会社に登録しましょう。
会社によって登録方法は変わりますが大きく分けると3つあります。
- 派遣会社の登録会に行く
サイトや電話で派遣登録会に予約して会社に行き派遣社員として登録する方法です。
実際に派遣会社や担当者の雰囲気を見られて、その場でお仕事紹介が受けることも可能です。 - Web登録をする
派遣会社のサイトから必要事項を入力し登録が完了します。忙しい方にはピッタリです。
- WEB仮登録をして電話やオンライン面談
登録会に行く必要がありませんが、電話面談やオンライン面談で直接話が出来るのでWebで本登録をするよりも希望を伝えやすい方法です。
今は、コロナ禍のためWEB登録できる会社が増えています。外出を控えるために利用すると良いですね。
方法は異なりますが、どれを選んでも不利になるといったことはありません。あなたに合った方法で登録しましょう。
次に、派遣会社に出す履歴書と派遣先会社に出す履歴書について解説していきます。
派遣会社に出す履歴書とは?
派遣会社の社員になる訳だから面接と履歴書の提出が必要かなと思いますが、派遣会社によっては履歴書が必要ない場合があります。
先述で派遣会社に登録する方法でWeb登録やWeb面談といった方法がありました。
そういった方法ではサイトに情報を入力するだけで、履歴書は必要ないことが多いのです。
必要が無かったということが無いように、自分の登録したい派遣会社は必要かどうか確認しておきましょう。
履歴書は派遣会社?派遣先会社どっちに向けて書けばいい??
と悩む方もいるかもしれません。派遣社員と言うのは「派遣会社と雇用契約を結び、他の会社で労働する人」を指します。
つまり、派遣先会社は派遣会社から来る社員に対して履歴書を見ることはありません。
さらに、労働者派遣法によって下記のように定められています。
労働者派遣(紹介予定派遣を除く)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、当該労働者派遣契約に基づく労働者派遣に係る派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければならない
引用元:労働者派遣法第26条
以上のことから、履歴書は派遣会社へ向けた内容で書くことが望ましいです。
では、次に、派遣会社は履歴書の何をチェックしているか確認していきましょう。
履歴書を準備をするときの注意点
通常の就職活動では、履歴書を書類選考のために利用しますが、派遣会社では選考のために履歴書の提出を求めている訳ではありません。
派遣会社はあなたに合ったお仕事を紹介する為に判断材料として使いますが、派遣会社の場合は基本的に職務経歴書を元に案件を紹介する際の判断材料にしており履歴書はあくまで補助と社会人としての常識を判断するツールとして扱われることが多いです。
先ほども書きましたが、採用自体に影響を与えることは少ないですが、場合によっては
と判断されて派遣会社の社内選考でその案件への派遣はお断りされることもあります。
せっかくスキルがあるのにその前段階で落とされては非常にもったいなのでこの章では最低限履歴書を書くときに注意するべきポイントを紹介してきます。
顔写真
海外では「性別、容姿、人種に左右されること無く、その人の性別や年齢や国籍は仕事に関係ない実力で評価する」という理由から履歴書に顔写真を求めることを禁じている国もあります。
ただ、日本では、常識的において必要だったり、本人確認の為ということで必要とされます。
と言うと、そうではありません。
服装、髪型など身だしなみを整え、清潔感のある写真を貼りましょう。
また、過去の証明写真を使うのではなく、三カ月以内に撮影したものが好ましいです。
しかし、昨今ではスマホアプリなどで証明写真と同じ様な写真を取ることも可能なのでお金をかけたくなければそういったアプリの利用も検討してみてもいいかもしれません。
氏名
履歴書の1番の顔になります。
手書きの場合は丁寧に読みやすく、パソコンの場合は氏名の間にスペースを作りましょう。
ふりがなは、履歴書に記載されている表記に統一しましょう。
「ふりがな」は平仮名で、「フリガナ」は片仮名で書きます。
連絡先
自分が直ぐに出れる電話番号を記入しましょう。
自分の携帯電話が無難だと思われます。
学歴
学校名は正式名称で、略さずに記入し、入学・卒業の年号は履歴書全体で統一するようにしましょう。
始めは高校から記入していき、学部·学科も書くのを忘れないように注意して下さい。
職歴
職歴は中途採用において重要視される項目ですが、職務経歴書を作成するケースも多いのでなるべく簡潔に済ませてしまいましょう。
ポイントは、会社名は正式名称で、在籍していた会社は短期間でもすべて記入する。
詳しい配属部署や経験などについては職務経歴書の方に記載しましょう。
志望動機
本来であれば1番の力の入れどころですが、派遣会社での履歴書では、書く必要がありません。
雇用契約は派遣会社と結びますが、働く場所は派遣会社ではありませんので、志望動機がいらないのです。
また、派遣のお仕事は、あなたの経験やスキル、希望条件と、派遣先企業が任せたい業務及び就業条件のマッチングによって決まります。
こうした理由から、志望動機の内容は重視されませんので、空欄にして良いでしょう。
ですが、正社員から派遣社員になるにあたって「なぜ転職しようと思ったのか?転職することによって成し遂げたいことは何か?」は書く必要が無くてもしっかりと話せるようにしておきましょう。
自己PR
正社員から派遣社員になる人の強みは、社会人を経験しており、即戦力になるという点です。
今までの経験やスキルを元にアピールしましょう。
また、自分の希望としている仕事の人材像と合致するかどうかも大切になります。
職務経歴書(職歴書)
派遣会社で仕事を探す上で、非常に重要なのが職務経歴書です。
特に派遣会社の担当者に仕事を探してもらい転職活動の労力を削ろうと考えている人にとっては最も大切な書類といっても良いでしょう。
フォーマットが決まっている履歴書とは違って、職務経歴書には定められた書式がありません。
プレゼン能力をアピールする事ができる反面、アピールしたいことを整理せずに書いてしまうとマイナス評価になってしまいます。
伝えたい内容がひと目で分かるよう、見やすいレイアウトを心掛け、業務内容や実績を具体的かつ簡潔に記入し自分の能力をアピールしましょう。
インターネット上で自分に合ったフォーマットを見つけると書きやすいでしょう。
職務経歴書を書くときのポイント
強調したい業務や実績は応募先の企業に合わせることでより魅力的な職務経歴書に仕上がります。
強調できる要素を考えることに時間を使い工夫しましょう。
一般的に職務経歴書に記載する内容としては以下の7つ
- 社名
- 在籍期間
- 所属部署
- 主な仕事内容
- その仕事をする上で気をつけたこと
- 職場での実績
- その業務で身についたスキル
自分が強調してアピールしたい応募する案件を有利にできる様な内容に意識して上記の項目を埋めていくと良いでしょう。
また、パソコンで作成すると手書きの場合と比べレイアウトを整えやすく、文字量が多くても読みやすいため、効率よく作成することができます。
主に、A4用紙1~2枚程度にまとめるのが一般的です。
履歴書と職務経歴書が出来たら最後に確認すること
履歴書と職務経歴書ができたら最後に必ず確認するように心がけましょう。
下記のことをチェックしてみてください。
- 誤字脱字がないか?
- 写真はしっかり貼ったかどうか?
- 年号は履歴書と職務経歴書とも統一し、合わせる。また、年号は間違っていないか?
まとめ
いかがだったでしょうか?
派遣社員になることは正社員を経験していた方にとっては難しいことではないのですが、履歴書を書く時間というのは自分が派遣社員になって働く理由や今後の将来のビジョンも考えるきっかけになることでしょう。
ただ、何となく働くのではなく、自分のライフワークについて向き合って見てください。
プラスの転職が出来る様に新しく挑戦しようとする貴方を応援しています。