
セキュリティエンジニアって給料も良いみたいだしキャリアチェンジしてみようかな!
エンジニアにも色々な種類がありますが、セキュリティ対策に特化しているのがセキュリティエンジニアです。
個人情報に対する意識が高まりやビッグデータの利用も盛んになる反面、不正アクセスやマルウェアなどの問題が大きくなっていることもあり、セキュリティエンジニアの需要も年々高まっています。
昨今ではIT市場の需要に対する供給が間に合っておらずエンジニア市場全体の給与が高まっていますが、その中でもセキュリティエンジニアの需要と単価はIT業界の中でも群を抜いて高騰しておりそんな求人を見て自分もセキュリティエンジニアになりたいと考えている人もいるかもしれません。
そこで今回は、セキュリティエンジニアとはどんな仕事なのか、仕事内容や年収などを詳しく解説していきます。
セキュリティエンジニアってどんな仕事なの?
エンジニアの中でも、情報セキュリティに特化した業務を行う人をセキュリティエンジニアと呼びます。
システム開発や運用を行うための企画・提案、設計、実装など一般的なエンジニアと同じような仕事を行いますが、セキュリティエンジニアはセキュリティ関連の業務に大きく関わります。
企画・提案を行う際はクライアンと話し合いながら、セキュリティの弱点を探りそれを解決するためにはどのようなシステム開発を行えばよいのか提案していきます。
また既に運用されているシステムの脆弱性を探しその修正を行う必要もあり、プライバシーマークの取得や、ISMS取得を目指す企業も多くなっているため、そういった企業のサポートを行うのもセキュリティエンジニアの仕事です。
システムの設計を行う際は、セキュリティに配慮して設計を行わなければなりません。
そのために、ネットワークや機器の取り扱い、運用形態などをしっかり把握しておく必要があります。
設計したシステムをセキュリティに配慮して実装し、脆弱性はないかテストを行うのもセキュリティエンジニアの役目です。
開発が終わった後も、運用や保守を行わなければならないため、セキュリティエンジニアの仕事はシステムを開発した後も続きます。
セキュリティエンジニアの年収は年齢によって変わりますが、30代で600万円前後と言われています。
実力次第で待遇が大きく変わる職種のため、高い技術力を持っている人なら年収1,000万円も夢ではないでしょう。
更に昨今同様に重要が高騰している機械学習エンジニアやデータサイエンティストなどは新卒の時点で年収1,000万円を提示されることも増えており今後セキュリティエンジニアも同じような給与水準になる事もゼロではなく将来セキュリティエンジニアになりたいと思っている学生さんは大学でしっかりと学んでおく良い事でしょう。
企業によっても給与水準は変わり、国内の企業に比べると外資系企業のほうが給料が高い傾向があります。
セキュリティエンジニアとハッカーって違うの
セキュリティエンジニアはセキュリティに関する高い知識が必要とされるため、ハッカーと混同されることもあります。
ハッカーというのはそもそも、セキュリティに関する高い技術、知識を持つ人のことを指す言葉で、悪い意味はありませんでした。
しかし、メディアなどでサイバー攻撃などを行う人をハッカーと呼ぶことが多くなり、ハッカーそのものが悪い人というイメージが強くなりました。
そのため、善悪の区別をわかりやすくするため技術を悪用する人をブラックハッカー、善意に使う人をホワイトハッカーと呼ぶケースも多いです。
セキュリティエンジニアは、スキルや知識をシステムを守る役割を担った職業なので、ホワイトハッカーに分類され一般的にイメージされる不正アクセスなどを行うブラックハッカーやクラッカーと呼ばれる人たちとは全く別物です。
セキュリティエンジニアにあると良い資格
セキュリティエンジニアだけでなくITエンジニア全般の仕事は一般的に未経験での採用は行われにくいのが実情です。
新卒採用であっても情報系の大学でコンピューターサイエンスの勉強をして専門の知識を身につけている学生に絞り採用を行なっており、中途採用ではより専門的な知識を必要とされます。
しかし、人材不足の昨今では未経験であっても独学で技術を身につけた人を採用する事もありしっかりとした資格を取得する事で未経験でもキャリアチェンジのチャンスをつかむことが可能です。
この章ではそんなチャンスを掴むために取得しておくと良い資格を3つ紹介します。
今回紹介する資格は下記の資格です。
- シスコ技術者認定
- CompTIA Security+
- ネットワーク情報セキュリティマネージャー
シスコ技術者認定
シスコシステムズ主催しているシスコ技術者認定は、セキュリティエンジニアにおすすめの資格です。
シスコ技術者認定はセキュリティ関連の人気認定資格で、ネットワーク機器を取り扱うためのスキルや技術、セキュリティに関する知識など、セキュリティエンジニアに必要なスキルを証明することができます。
スキルやレベルによって種類が分かれており、証明したいスキルや自分のレベルに合わせて、取得する資格を選ぶことができます。
エントリー向けに用意されているのがCCENTです。
これはネットワーク担当者に必要な技術を、エントリーレベルで証明できる認定資格で、セキュリティに関する基本的な技術が身に付いていることを証明するのにぴったりな資格です。
セキュリティエンジニア未経験の方は、まずこの資格取得から目指してみるのもよいでしょう。
セキュリティインフラに関する資格が欲しい方は、CCNA Securityが向いています。
セキュリティインフラの開発に必要になる技術、セキュリティ上の脅威に対して対応するためのスキルを証明できます。
他にもネットワーク環境の導入、トラブルシューティングなどを行うエンジニア向けのCCNP Security、様々なセキュリティリスク、脆弱性などから保護するために、セキュリティテクノロジーを駆使する知識やスキルを身に付けた、エキスパートであることを認定するCCIE Securityなどの認定資格もあります。
難易度もレベルによって変わるので、目的に合わせてどの認定資格を取得するか選択するとよいでしょう。
CompTIA Security+
CompTIA Security+は、CompTIAという企業が主催する認定資格です。
世界的に有名な資格で、ネットワークの維持やリスク管理に関する知識など、セキュリティの大原則となる問題が出されます。
アメリカの国防総省の情報保証に関連する仕事に就く場合、必須資格になっているほど信用度、認知度共に高い資格です。
ネットワークセキュリティ、暗号化、脅威と脆弱性、運用セキュリティなどの分野で役立つ資格なので、そういった分野の仕事をしたいと考えているセキュリティエンジニアに人気があります。
ネットワーク情報セキュリティマネージャー
ネットワーク情報セキュリティマネージャー推進協議会が主催する、ベンダーフリー資格です。
ネットワーク情報セキュリティマネージャーの資格の特徴的なのは、講習会と試験がセットになっていることでしょう。
ただ資格を取得するだけでなく、そのための学習まで一緒にできてしまうのは大きな魅力です。
ネットワークセキュリティの基礎から実践、サーバセキュリティ、セキュリティポリシー、セキュリティ監査の実践など、セキュリティエンジニアに必要な知識や技術をしっかりと学ぶことができます。
これからセキュリティエンジニアに目指す人には、ぴったりな資格と言えるでしょう。
未経験からセキュリティエンジニアになるには
セキュリティエンジニアは理系のイメージが強いかもしれませんが、昨今では文系の人でも未経験でも正しい手順を踏めば、十分目指すことができる職種です。
セキュリティエンジニアになる方法は色々ありますが、やはり大学に通って目指すというのが王道でしょう。
大学の中には、セキュリティ技術者を育てることに特化した学科や学部を持っているところがあります。
そういった学校に通えば、セキュリティエンジニアに必要な技術や知識をしっかりと学んだ上で、就活を始めることができるでしょう。
しかし、社会に出てからキャリアチェンジでセキュリティエンジニアを目指したいと考える人も多いと思います。
当然未経験でもセキュリティエンジニアになることは可能ですが、経験者のほうが採用されやすいということで、一度他のエンジニアとして経験を積んでから、セキュリティエンジニアに転職する人も多いです。
セキュリティエンジニアは、他のエンジニアと同じようにシステムの開発や運用、保守などの仕事も行うので、システムエンジニアなどの経験も活かすことができます。
全くエンジニアの経験がないという方は、派遣として働いて経験を積むのも1つの方法です。
派遣であればシステムエンジニアの採用のハードルは低いので、派遣で経験を積んでから正社員のセキュリティエンジニアを目指す人も多くいます。
未経験の方は派遣からセキュリティエンジニアを目指してみよう!
未経験でもセキュリティエンジニアになることは可能ですが、やはり経験者に比べると採用率は低くなってしまうでしょう。
未経験からセキュリティエンジニアになりたいと考えている方は、まず派遣として経験を積んでみるのも1つの方法です。
セキュリティエンジニアに役立つ資格取得を目指しながら派遣社員として働き、キャリアアップを目指してみてはどうでしょうか。
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