評判のいい派遣会社ってどんな会社？

今よりも収入アップを目指したり、プライベートを充実させたりするために派遣で働きたいと思っている人もいるでしょう。

それにはまず良い派遣会社で働くことが必須条件です。

ここでは良い派遣会社を見極めるために確認しておきたいことや良くない派遣会社を見分けるポイントなど、派遣会社の選び方について説明していきます。

案件の質を見がちだけどそれ以外で派遣会社で差が出ることも

良い派遣会社の特徴を理解するには、まず派遣社員とはどういう働き方なのかを理解しなくてはいけません。

今回は簡単に派遣社員とはどのようなものなのかをおさらいした上で派遣会社選びについて解説していきます。

派遣社員とは

派遣とはどういう働き方なのでしょうか。

今までアルバイトや正社員でしか働いたことがなければよくわからないかもしれません。

派遣社員は、派遣会社と雇用契約をして他の会社に派遣される働き方になります。

故に派遣社員は派遣先の案件の質に重点を置いて転職活動をされがちです。

確かに、それらはとても重要でしょう。

しかし、雇用主の質と職場の質に差異が出てしまう派遣社員という働き方にはそれ以外にも大切なことがあります。

案件や仕事内容以外に大切なこととは

派遣社員として働くためには派遣会社選びが大切です。

きちんとした派遣会社であれば、社会保険や福利厚生、苦情の相談窓口などが整っています。

派遣社員でも一定の勤務日数などの条件を満たせば社会保険や福利厚生、健康診断などが受けられるのです。

社会保険は失業や労働災害などのリスクにおいて生活を保障してくれる国の保険制度です。

これには健康保険や厚生年金保険、介護保険が含まれます。

福利厚生は派遣会社が派遣社員へ支給する給料以外の報酬です。

法定福利厚生には社会保険が該当し、法定外福利厚生には家族手当や家賃補助、レジャー施設の割引などがあたります。

また、ある一定期間勤務することで有給休暇を取得することも可能です。

その他にも、フォローアップ制度を設けている派遣会社なら派遣先で困った時にも助けてくれます。

さらに、仕事の能力を向上したい時に研修を受けられる場合があります。

それ以外にも相談窓口も大切なものの１つです。

提示された仕事内容と違ったり、セクハラやパワハラというを受けた時にしっかり相談できるところがあり、しっかりと解決まで親身になってくれるかどうかは非常に重要と言えるでしょう。

良い派遣会社を選ぶことで、仕事のやり易さや安心感、やりがいにも差が出てきます。

認可や過去の業務停止命令マージン率にも気をつけよう

さて、ここまで派遣社員についてや派遣会社を選ぶ上で大切なことを紹介してきました。

しかし、もう１つ説明していない重要な事があります。

それは、

という事です。

避けた方がいい派遣会社は許可番号が確認できない

派遣会社に登録する時は、その派遣会社が厚生労働省から人材派遣業を行うための認可を受けているのか確認しておく必要があります。

派遣会社は開業する時に厚生労働大臣から許可を受けなければならないので、その許可証があるはずです。

皆さんがご存知の大手であれば問題ありませんが、これから応募しようとしている会社が聞いた事のない派遣会社であれば調べてみても良いでしょう。

許可番号は派遣会社のサイトや担当者の名刺でも目にすることができます。

派遣会社に聞いても許可番号が確認できない場合は、許可を得ていないこともあるので、登録は避けた方が良いでしょう。

良くない派遣会社は過去に業務停止命令を受けている

過去に業務停止命令を受けているかどうかもチェックします。

良くない派遣会社は、例えば派遣社員が必要な条件を満たしているのにもかかわらず、社会保険の加入をさせないなど違法な事を行い業務停止命令を受けることがあります。

国の許可を受けないで開業した場合も業務停止命令を受けます。

派遣会社の中には、業務停止命令とまではいかなくても業務改善命令などの行政指導を受けている会社もあるので注意しておきましょう。

やめた方がいい派遣会社は高過ぎるマージン率をとっている

マージンとは、派遣先の企業からもらう派遣料金から派遣社員の賃金を引いた派遣会社の利益となるものです。

派遣会社の中にはこのマージン率を不当に搾取するところもあります。

マージン率は公表される事が義務ずけられていて、一般的には30％ぐらいです。

派遣協会のホームページでも派遣会社の収益構造の説明で30%程が一般的と紹介されています。

マージン率が40％以上もある派遣会社は、一概に悪いとは言えませんがあまり契約しない方が良いかもしれません。

しかし、特殊な求人があったり非常に高度な研修があったり、そのマージン率に見合う対価があるのであればマージン率が40%以上あったとしても優良な派遣会社と言えます。

良い会社の就業前に見られる違い

良い派遣会社と避けた方が良い派遣会社の見分け方について紹介してきましたが、上記で紹介したもの以外にも、実際に派遣登録までの過程でも良い派遣会社と避けてた方が良い派遣会社には違いが見えます。

派遣会社から提供される労働環境には派遣会社で正社員として働いている人達や会社の方針の違いでも左右されます。

ここではそういった実際に派遣会社とコンタクトをとった後に意識した方がいい、良い会社の見極めポイントを紹介します。

良い派遣会社は仕事を紹介する上にフォローもする

派遣に登録したら、仕事を紹介することもなく派遣会社の求人から探すように促す会社もあります。

対して、優良な派遣会社は、派遣社員に合った仕事を探して紹介する他、社会保険や福利厚生、有給休暇、健康診断などの条件やその派遣会社の制度などについてもしっかり説明してくれるでしょう。

また、就業先での人間関係やトラブル、時給の交渉についても相談が可能でそういった窓口の説明もあるはずです。

さらに

といった場合には、派遣会社が行う研修講座やスキルアップ講座を利用したいところで良い派遣会社にはそういった制度も十分用意されていて良い派遣会社か見極めるのに重要なポイントと言えます。

その他にも、この先のキャリアについての意見や話し合いができるキャリアコンサルティングを行う派遣会社もあります。

就業の登録前には派遣会社が必要な条件を満たしているか、きちんとフォローする体制が整っているかを確認しておきくのがおすすめです。

良い就業後のサポートやいざという時に助けてくれる

さて、ここまで紹介してきた良い派遣会社であれば終業後のサポートも手厚いはずです。

ここではどんなサポートを受けられるのかを紹介していきますので、その内容を見て改めて良い派遣会社を選ぶ重要性を確認しておきましょう。

良い派遣会社はサポート体制が整っている

派遣会社のメリットは、派遣された企業で就業する時に派遣会社がいろいろなサポートを行ってくれることです。

例えば、仕事上の悩みや困りごとは正社員であれば、直属の上司や労働組合に相談するでしょう。

しかし派遣社員の場合、仕事内容に関しての事以外で仕事上困った事があれば雇用元である派遣会社の担当が受けることになります。

ですから、気になることは何でも気軽に相談できるのが良い派遣会社と言えるでしょう。

また、良い派遣会社であれば、サポート体制が整っているので、もし就業先へ改善を申し出る場合も派遣会社が間に入って交渉してくれるので安心です。

一人では難しいと思うことでもまずは相談してみることで働きやすい環境をつくれます。

良い派遣会社は休業補償も完備

誠実な派遣会社に登録することで、突然勤務を休業する事態になっても休業補償を受け取ることができます。

休業補償や休業手当とは、派遣会社が何かの理由で派遣社員を休ませることになった場合、派遣社員に払う手当です。

2020年に流行ったコロナウイルスの流行により多くのお店に休業要望が出され休業手当の重要性が再確認されました。

良い派遣会社は、派遣先の企業がどういう理由で休業させたのか確認し、もし企業の都合が原因なら、どういう保障ができるのか労働契約書で確認して派遣先企業に手当の金額を求めます。

また

といった場合にも、すぐに正当な対応をし、できる限り次の派遣先を紹介してくれるなどのサポートをします。

派遣を登録する時にはこのような会社かどうかきちんとチェックしましょう。

様々な条件を見極めて良い派遣会社を選ぼう

良い派遣会社は、条件を満たしていれば社会保険や健康診断、福利厚生などの制度の利用が可能です。

また、サポート体制が整っているので仕事上の相談やスキルアップにも対応してくれます。

一方で、派遣会社の許可番号が不明であったり、登録しても全く仕事を紹介してくれなかったり、必要以上にマージン率が高かったりする派遣会社は登録を避けた方が良いでしょう。

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