殆どの人のご両親がいつか要介護になる事でしょう。

しかし、その時はいきなりやってくる事もあり、周りに相談しようとしてもそもそも経験者がおらず適切な答えを貰えない事はよくあります。

しかし、親の介護は今後の自分の人生において非常に大きな出来事となるでしょう。

今回は社会人として働いているあなたのご両親が要介護になった時に取るべき行動をなぜ派遣という働き方がおすすめなのか解説していきます。

大前提として直ぐに仕事は辞めないほうがいい


両親の介護が必要になった時にまずはじめに考えることが仕事を辞めるべきかどうかです。

フルタイムで仕事をしている人であればその仕事だけでも大変なのに、そこに介護が加わる事で身体的にボロボロになってしまう人も少なくないでしょう。

事実として少子高齢化社会の現代社会で介護は非常に大きな問題となっていて中には心中してしまう人もいるほどです。

一時期ニュースでは連日こういった介護による過労が原因の事件が報道され社会問題にもなったことから労働と介護の両立に不安を思う人も多いと思います。

しかし、もし会社以外に収入がないのであれば仕事自体は辞めないほうがいいです。

主な理由は2つ

  • 所得がなくなってしまう
  • 介護休業給付金が貰えなくなってしまう

時短勤務のできる仕事へ転職を考えるかもしれませんが、介護休業給付金があるのでまずは退職ではなく休業を検討するべきでしょう。

介護休業給付金を受け取ったその後に退職して休業給付金を貰うという方法が最も合理的と言えるでしょう。

なお、休業給付金は自己都合では給付制限がついてしまう事があるので、会社と相談して会社都合にして貰うか退職届に一身上の都合ではなく介護の都合でと記載し管轄のハローワークで介護が止むを得ない理由と判断してもらえないか確認をする必要があるでしょう。

逆に言えばこの労働のデメリットを帳消しにできる要素を持っているなら退職を検討しても良いかもしれません。

もしも転職するなら派遣社員がおすすめ


もし自分が介護休業給付金の対象ではなかったり、介護休業給付金を受け取った後に退職して新しい職場を探そうとしているなら次の仕事は派遣社員がおすすめです。

派遣社員をおすすめする理由としては

  1. 平均時給が高い
  2. 勤務日や時間の融通がきく
  3. 転職活動を派遣会社に丸投げできる
  4. 就業中に仕事や社会保険などについて相談できる

1.平均時給が高い

派遣はアルバイトや契約社員と比較すると時給が高い傾向にあります。

案件によっては同じ仕事でも正社員より高い事もありなるべく働く時間を抑えたい介護中の貴方にとっては時給が高いというのは大きなメリットです。

2.勤務日や時間の融通がきく

派遣社員はアルバイト程ではありませんが、働く時間に融通が効きます。

週3勤務や1日5時間勤務など時短で求人を出しているものも多いですし募集自体はフルタイムとして公開されていますが、時短勤務可と備考欄に記載されている案件も多くあります。

介護に時間を割かなくてはいけない人にとってフルタイム以外の働き方を選べる派遣社員は向いている働き方と言えるでしょう。

3.転職活動を派遣会社に丸投げできる

今回の転職活動は勿論、今後の転職活動も基本的に派遣会社に丸投げして案件を探してきて貰う事ができます

これは直接雇用にはないメリットです。

少しでも時間を有効活用しなくてはいけない介護をしている人にとって自分の時間を使わずとも求人を探せる派遣は非常にメリットが大きいです。

4.就業中に仕事や社会保険などについて相談できる

派遣社員には常に相談できる相手として、派遣元の担当者がついています。

それとは別にキャリアコーディネーターもついており現在の仕事のことは勿論今後のキャリアや金についての相談も可能です。

相談できる第三者がいるというだけでもだいぶ気が楽になるものです。

さらに人材市場においてプロとして活動している人が適切な相談を出してくれるわけですから相談できるということ以上にその価値はあります。

親に介護が必要になったらやるべきこと


親に介護が必要だと感じたらまずは地域包括支援センターへ出向きましょう。

地域包括支援センターには社会福祉士や保健師などがいるので介護保険サービスなどについて相談する事ができます。

介護休業に関する相談も可能でしょう。

当然申請の手伝いなどもしてくれます。

介護サービスなどを受けるには要介護認定をうける必要もあり介護休業給付金も含め様々な書類が必要になり多くの手続きを行わなくてはいけません。

親に介護が必要だと感じたらまずは地域包括支援センターへ訪れるべきでしょう。

その後その結果を元に会社の上司に現状を伝えて要介護認定を貰えそうであれば休業についても相談しておきましょう。

様々な手続きが必要になり非常に大変かと思いますが、ここを乗り切れば休業で少しでも時間を作る事ができるようになりますので是非頑張ってください。

要介護になる前から可能な限り準備を

少しでも介護が必要になりそうと感じたら地域包括支援センターへ相談したり、ご両親と介護が必要になった際の対処法を話し合っておきましょう。

あらかじめ老人ホームへの入居手続きをしておく事も有効です。

現代は少子高齢化な事もあり、手続きをしたからといってすぐに老人ホームへ入居できるとは限りません。

家から近いデイサービスや金銭的に負担にならない程度の金額で利用できる訪問介護などもあらかじめ調べておきましょう。

実際に介護が必要になってからあれこれ準備するのは本当に大変だと聞きます。

両親が健康なうちから可能な限り介護について考えておきましょう。

まとめ:決して無理はせず貴方が有利になるように


介護は勿論いきなり自分が病気になる事もあります。

そういったリスクに備え最低限の知識を身につけできる範囲で対策を練っておくとその後が非常に楽になります。

当然家族の介護は必要ですし、様々な割り切れない部分などもあるかもしれません、しかし貴方の人生において貴方が幸せになる事がもっとも重要な事柄です。

そのために日本には様々な制度があり民間もサービスを提供しています。

そういった制度やサービスを利用して貴方が潰れないようにしましょう。

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