いきなりですが、あなたはお仕事を探す上で何を一番重視しますか?

  • 働く場所
  • オフィスの綺麗さ
  • 経験できる業務
  • 一緒に働く人

などなど、仕事探しをする際は色々な要素を見て考えなくてはいけませんが、誰にでも最も重要に思う要素というのはあるものです。

筆者が転職時に一番重視している項目は何を隠そうお給料です。

今回は筆者が大好きなお給料について色々解説していきます。

お給料にも色々な種類がある


転職活動をしていると気がつくと思いますが、お給料には色々な形態があります。

時給〇〇円、月給△△万円など色々な表記を見ると思いますが、実はお給料には大きく分けて3つあり、

それが

  • 固定給制度
  • 固定給+歩合給制
  • 完全歩合制度

の3つです。

この3つの制度もさらに細かく分類することができます。

固定給制

固定給制は時間単位でお給料の金額が決まっていてその期間働いた分の給料がもらえます。

一般的には時間や日にちなどの単位で区切るのが普通ですが、お仕事の内容から任意の時間単位を1コマなどと区切るものもあります。

一般的な固定給の単位
  • 時給制
  • 日給制
  • 月給制
  • 年棒制
  • 1コマなど任意の給与体系

時給制

時給制は1時間いくらという単位で給料が発生する給与制度です。

アルバイト、派遣社員に多い傾向のある制度で、働いた分お金が貰えます。

1日8時間もしくは週40時間のどちらか片方でも越えると残業扱いとなり時給に対して1.25倍以上時給に対して上乗せされて支給され、多くの場合は1分から15分単位ぐらいまで分割して支給してくれるのが一般的です。

日給制

働いた日数に対して金額を決めて支給されるのが日給制です。

日にちに対してなので法定労働時間の8時間以内であれば1日5時間で日給1万円の会社もあれば8時間で8000円の会社もあります。

基本的に体調不良などが理由で契約書に定めた所定労働時間を下回っていても出勤した日にちに対して支給されるので時給より安定性があるのが一般的ですが、時給日給制度を使って早退したり遅刻した場合はその分控除が発生して給料が下がるという制度を使っている会社もあり、労働者には嫌われていることが多いです。

なお、残業代も請求でき、日給を契約書できめた所定労働時間で割ってそれを更に60で割1分あたりの賃金をだしそこに割増分の給与を乗せて働いた分を請求することができます。

残業の基準は時給の時と同じ一日8時間もしくは週40時間のどちらかを超えた分の労働に対してとなっています。

月給制

月給制は月単位で区切って給与を支給する制度で日本ではもっとも一般的な給与制度です。

ちゃんとした月給制であれば、月の平日数によって給料が減ることも欠勤で給与が減ることもないのでもっとも安定している給与と言えるでしょう。

完全月給であれば休んでも給料が減らないので有給の意味がないように思われる方もいるかもしれません。

確かに欠勤しても給与は下がりませんし、金銭的な意味はないかもしれませんが、有給で休んだのか欠勤したのかは人事評価に関わるので完全月給であったとしても有給の存在意義はあります。

しかし、社内規定で日給月給になっている会社もあり、休んだ日数分控除される会社もあるので雇用契約を結ぶ際は注意が必要でしょう。

大手以外でも完全月給制を採用している会社は多くあるので、日給月給を採用している会社は避けたほうが無難かもしれません。

年棒制

年棒制は年単位で金額を決めそれを12で割った金額を毎月支払う給与制度です。

会社役員やスポーツマンに多く見られた制度ですが、最近はスタートアップベンチャーなどの一般社員にも見られるようになりました。

年棒制であっても残業は支払う義務があるので残業代はしっかり支給されます。

しかし、年棒制どのメリットとして年間の支給額が一定で人件費の変動が少ないというのがあり残業代まで管理してしまうと労務コストなどもかさみメリットが薄れてしまうことになり、年棒制の場合全く残業をしないようにするか固定残業代制度を導入している会社が一般的です。

なお固定残業代を導入するにあたっては下記のルールが就業規則に明記されている必要があります。

  • 基本給と固定残業代とが明確に区分されている
  • 固定残業代は何時間分の残業が含まれているか明確に定められていること
  • 残業時間が上記の時間を超えてた場合は別途割増し賃金を支払うこと

求人掲載のガイドラインにも上記と同じことが記載されているので求人の時点で固定残業代は含まれているのか、それは何時間分でいくらなのかが明記されているものに申し込むと良いかもしれません。

1コマなど任意の給与制度

この制度は企業が任意に定めた期間で給料を決める制度で、大学の非常勤講師や塾の講師、スポーツジムのトレーナーなどがこの制度のもと働いていることの多い職種です。

よくあるのが30分一コマや90分1コマという区切りです。

必ずしも1コマが60分とは限らないのでしっかり時給換算してから最低賃金は下回っていないかを確認して求人に申し込む必要があるでしょう。

固定給+歩合給制

この制度は今まで説明してきた固定給にプラスして歩合の給料が上乗せされて支払われる給与制度です。

最低賃金の算出方法も『固定給+歩合給』で支給総額を時給換算して算出する形になります。

なお、お客さんが減少し固定給+歩合給を合わせても最低賃金を下回っている場合は違法になるので一般的にはその差額分は支給されるものとなっています。

タクシーの運転手や営業マンによく用いられる制度で当然残業代も支払われる制度です。

残業代の計算方法は固定給と歩合給でそれぞれ算出する必要があります。

固定給、歩合給それぞれ別で1分単位の給与をだし、固定給は1.25倍の金額を、歩合給は0.25倍分が超過するごとに支給されます。

完全歩合制度

完全歩合制は固定給がない給与が全て歩合制の報酬制度です。

一般的には業務委託などの個人事業主(フリーランス)で成果に応じて支払われる報酬に用いられますが、会社員でも完全歩合制の導入は違法ではありません。

しかし、固定給を併用する時と同じように最低賃金を下回った場合は最低賃金までの差額を保証しなくてはいけなく実質『固定給+歩合給』の制度と違いがなくなってしまうことから会社員の場合は完全歩合制が用いられるケースは稀です

給与制度はその企業の体質がよく反映される


給与制度を見ればその企業がブラック企業なのか一目瞭然でわかります。

入社前に給料についてはしっかり確認しておく事を強くお勧めします。

筆者が個人的に確認するべきだと思う給与の項目は

  • 固定残業代で基本給が異様に低くなっていないか
  • 固定残業代からの超過分は支払われるのか
  • 契約時固定残業代の記載があった時求人にその旨の記載があったか(求人と支給額が変わらなかった時)
  • 年棒制であっても残業代は出るのか
  • 月給制の場合欠勤したら給料が控除されるのか

少なくともこの項目は確認しておきましょう。

給与の高い働き方をするなら正社員か派遣社員を選ぼう

求人を見る前の段階でお給料の高い働き方をしたいという方は正社員かそれが無理だったら派遣社員に絞ってお仕事探しをするといいと思います。

日本の正社員の平均年収は400万円ほどで派遣社員の平均時給は1550円ほどで年収300万円ほどとなっていて他の働き方より報酬が高い傾向にあり年齢と業種によっては派遣社員の給与が正社員を上回ることも珍しくはありません。

雇用形態や業界の平均賃金などを見て転職活動をすると今まで見つけられなかったいい求人を見つけられるのではないでしょうか?

まとめ:お給料は非常に重要な要素なのです!


仕事選びをする上でその求人のお給料は非常に重要な要素だと思います。

生活するために仕事をするわけですから。

ならば仕事を選ぶ時就職する時にお給料についてしっかり確認しないというのは後々後悔することに繋がる恐れがあります。

可能な限りお給料についても確認して納得した上で雇用契約を結ぶようにすると後悔のない転職をすることができるのではないでしょうか?

今の自分にはどのような給与があっているのか、住宅手当や家族手当があるかなども考えて仕事探しをしましょう。

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