事務職という言葉からは、デスクワークで残業が少なく、体力的に楽な仕事というイメージを持つ人もいるでしょう。
もちろん工場の現場作業などに比べるとそのイメージは概ね正しいですが、必ずしもそれだけとは言い切れません。
要求されるスキルについても派遣先によって様々ですし、未経験者でもOKと言う職場もあります。
詳しく見てみましょう。
派遣の事務職の主な仕事内容や時給相場
事務職派遣社員の主な仕事内容は一般事務と書かれていることが多いです。
これではあまりに漠然としていてわかりにくいですが、大まかに分けると次のような仕事があります。
- 経理事務
- 法務サポート
- 人事・総務
- 工場の現場をサポートする事務職
- 医療事務・介護事務
もちろん権限のない派遣社員には任せられない仕事もあるので、そうした場合は権限を持った正社員の下についてサポートの形で業務を行うことも少なくありません。
時給については1,400円~1,600円ぐらいが相場ですが、募集地域やスキルによって1,200円~1,800円ぐらいまで幅があります。
経理事務
経理事務は事務職の中でも募集の多い仕事で各部署から上がってくる伝票などを入力・集計します。
必要に応じて仮払金の払い出しや、経費精算による現金の受入業務を行うこともあります。
さらに取引先からの請求書を取りまとめて支払い業務を担当したり、各部署からの伝票をまとめて取引先に請求書を送ったりする作業もあるでしょう。
また、入出金の確認業務もあります。
もちろん実務で行いますが、入出金に関しては現金・小切手・手形を問わず決済は担当上司の仕事です。
法務サポート
法律関連の事務を行う担当者のサポートを行うのも事務職の仕事です。
資料の取りまとめが中心ですが、法律関係の郵便物の発送で郵便局に出向くこともあるでしょう。
電子内容証明で送付する文書の下書きを作ることも仕事の一つです。
人事・総務
人事については派遣社員が担当する部分はあまりありませんが、総務関係では社内の細々した雑件について担当できる仕事が多いです。
営業をバックアップする事務職
事務職を内勤、営業担当を外勤という分類で分けている会社では、営業からの依頼で資料を取りまとめたり、取引先からの連絡を受けて営業担当につないだりする仕事が多くなります。
メールが当たり前のツールになってからは連絡に関する仕事は少なくなっているでしょう。
工場の現場をサポートする事務職
工場の内部で在庫管理を行ったり、商品や仕掛品の出入りを管理する仕事も事務職です。
この職種では工場勤務の経験者が重宝されますし、男性職員の募集も多いでしょう。
医療事務・介護事務
医療や介護の仕事では、保険点数の計算という重要な事務仕事があります。
これについて派遣社員があてられることも多くなっています。
主婦が未経験から派遣の事務職に就職できる?
未経験でも事務職って出来るのかしら?
主婦の方が社会に復帰するときに最初に希望する仕事が事務職だと言われていますが、そこで気になるのは未経験でも受かるのかどうかというところではないでしょうか?
実は未経験の主婦でも事務職の派遣社員にはなりやすいと言われています。
ただし、それを決めるのは受け入れをする派遣先企業なので、常に未経験の人が事務職の派遣社員になれるとは限りません。
また、派遣先企業の業種について未経験でも構わないので、事務職そのものについての経験があったほうが好ましいということもありえます。
主婦の場合でも、多くの人が一度は社会人経験を持っているでしょう。
そうした場合、自分では事務職の経験ではないと思っていても、事務職に分類される仕事であった可能性もありますから、派遣会社に応募する際に相談してみることをお勧めします。
例えば、工業系の会社の工場でCAD・CAMオペレーターをしていたとか、市場調査などの会社でデータ入力作業をしていたとかの経験も、広い意味での事務職としてカウントされることがあります。
むしろそうした専門的な仕事の経験は有利になるケースもありますから、臆することなく応募して下さい。
その他、現場実務を行っていた人でも、事務系の作業というのはついて回ります。
日報を書く程度ではちょっと弱いかも知れませんが、毎週データをまとめて業務報告を書くような仕事でも立派な事務仕事です。
さらに全く社会人経験がない場合でも、簿記やOA関係の資格を持っていると経験の代わりになることもあります。
複式簿記ができる人は会計関係の事務職で重宝されますし、よく使われるワープロソフトや表計算ソフトが使いこなせるのはもはや必要条件になるかも知れません。
男でも事務職ってできるの?30代や40代だと難しい?
男性でも事務職に就きたいという希望はあるでしょう。
実際のところ、派遣先企業からの希望は女性であることが多いことは否定できません。
しかしながら、職場環境や会社の業態によっては男性が求められたり性別不問であったりというケースもあります。
例えば工場の現場をサポートする事務職のようなケースでは、在庫管理や入出庫管理の中に大型機械部品の検品のような、男性のパワーが求められる仕事もあるでしょう。
女性よりは辛うじて狭き門になる可能性はなくもないですが、全く採用されないということはありません。
年齢層については、正社員の中途採用より派遣社員の方が年齢に関係なく受け入れる側にとって採用しやすいものと考えられます。
それは年齢に応じた給与や待遇を考えなくても良いからです。
受け入れ側の会社は派遣会社に金額の条件を提示するだけで、派遣会社はそれに基づいた給料で人を募集しますから、
といったことを考える必要もなく20歳でも40歳でも同じ待遇で受け入れることができるからです。
ただ、これも会社の環境によっては40代以上は難しい場合もあります。
若い会社で、管理職ですら30代前半というところであれば、40代の派遣社員は、比較的採用されづらい傾向があるかもしれません。
エンジニア派遣など専門的な仕事で職戦力として派遣社員を求めている職場では「仕事を頼む」という感覚になりやすいでが、そうでない特に未経験などを受け入れている職場の場合は部下と同じ様に「命令する」「指示を出す」といった感覚で仕事を頼むので後者の場合は年齢が上がるにつれ
といった声を聞きやすい様に思います。
ですので、年齢が上がるにつれて多少ではありますが、配属の難しさは出てきてしまうかもしれません。
派遣で事務職に申し込むときに有効な志望動機3選
ブランクがあったり、年齢的に不利だと感じていたりなど自分に自信がない時、それを補うために面接や履歴書、職務経歴書に力を入れる必要があります。
そこで今回は志望動機として履歴書などに記入する例文を3つ紹介しようと思います。
派遣社員で働く場合、志望動機については正社員の場合と全く異なる方向から見なくてはいけません。
半年後に派遣先へ正社員として採用される予定があると言った紹介予定派遣の場合を除いて、派遣先企業から志望動機を聞かれることはないと言っていいでしょう。
志望動機を聞かれることがあるのは派遣元企業からになります。
その場合働く現場は採用してくれる企業とは違う場所ですので、一般的な会社への興味や帰属意識について書いても無意味です。
どちらかと言うと志望動機と言うより自己アピールと考えたほうが適切かもしれません。
今回は下記の様なコンセプトで自己PRする文章をご紹介します。
- 自分の持っている資格をアピールする
- 自分の実務スキルをアピールする
- 自分のキャリアをアピールする
自分の持っている資格をアピールする
事務職は未経験ですが、帳簿作業には自信があります。
高校生の時に全商簿記1級、高校卒業後に日商簿記2級を取得していますので、一般会計も原価計算もできますから、実務ですぐに役立てると思います。
自分の実務スキルをアピールする
Microsoft Officeでの作業は一通りこなせます。Wordで体裁を整えた文書を作成することが得意ですし、Excelで表計算を活用した作業もできます。
Excelでは計算式の設定、グラフの作成、マクロの利用ができますので、事務作業で必要なことは大抵こなすことが可能です。
VBAについてもある程度経験があります。
自分のキャリアをアピールする
完全な事務職は未経験ですが、販売職に長く就いていたので、コミュニケーション能力には自信があります。
事務職で必要となる部署間の情報伝達に役立てることができると思います。
前向きな性格ですので、過去に培った経験を活かして事務職に取り組むことでお役に立ちたいと考えています。
事務職は幅が広いので自分の特性をよく見極めれば入口は広い
このように事務職には様々な種類がありますし、それぞれに求められる特性や経験も異なってきます。
それだけに未経験であっても取り組める可能性があるでしょう。
重要なのは自分にはどのようなキャリアとスキルがあるのかを把握し、それをいかにアピールするかということです。
言い換えれば、社会人経験がある人であれば誰にでもチャンスがあると言っても過言ではありません。
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