引越しが決まったが、「何からすれば良いかわからない」「住所変更をするタイミングはいつ?」と悩む人は多いはず。

なるべく効率よく負担が少ない引越しの準備・荷造り・手続きなどをしたいですよね。

筆者も、転勤族なので今までたくさん引っ越しを失敗して後悔してきました。

その改良案をもとに「こうしたらスムーズに引越しができるよ」という内容を解説していきます。

これを読めば、引越しが怖くなくなるかも!

引越し準備はいつからすれば良い?スタート時期を解説!

引越し準備は実家から出る場合3週間前、賃貸に住んでいる人や家族での場合1ヶ月前から始めると良いと言われています。

実家の場合、「引越し業者の見積もり→荷造り→役所の手続き・生活のライフラインに連絡」というのに対して賃貸の場合は賃貸の業者に解約する連絡を1ヶ月前に連絡しないといけないところがほとんどです。

退去して新居に行く期間が被ってしまうとその分家賃を2つ払わないといけないので、なるべくならスムーズに解約して新居の支払いがスタートすると良いですよね。

また、家族の場合物が多かったり、子供の転校・転入の手続きがあったり、単身よりも手続きがあるためです。

梱包・荷造りのコツを伝授

引っ越しのメインと言ってもいい「梱包と荷造り

目の前にある物を手当たり次第ダンボールに詰めていくと、出す時に苦労したり、開封しない原因になりかねません。

スムーズな引っ越しを行うためには分かりやすい梱包・荷造りがポイントです。

ここからはポイントを4つ説明していきます。

ポイント1 梱包・荷造り前の下準備

まず、引っ越しが決まったらダンボールを集めましょう。梱包・荷造りに必要なダンボールの数は、持っていく物やサイズによって異なりますので自分の部屋を見渡しておおよそ検討しましょう。意外と思っているよりダンボールが必要なことが多いので多めに確保しておくと良いです。

ダンボールは引っ越し業者からもらえたり、スーパーやホームセンターで無料配布しているところがあるので必要な数を集めてください。

その他には、「油性マーカー・ガムテープ・新聞紙・軍手・ゴミ袋」を準備してください。

ポイント2 使う予定のないものから梱包する

まだ生活するのに、日用品をしまってしまうと梱包したところから出さないといけなくなってしまいます。

普段使わない季節外れの衣類や靴、本、備蓄品などから片付けるようにしましょう。

ポイント3 ダンボールに「場所・内容」記入

段ボールに入れたはいいが、引っ越し先でどこにダンボールをおけば良いのか?中身は何なのか??

ひとつひとつ開けて確認していると効率が悪いので、食器だった場合「キッチン・食器」と油性ボールペンでダンボールの分かりやすいところに記入しておきましょう。

この一手間だけでスムーズに引っ越し作業が行えます。

ポイント4 思い切って使わないものは処分

筆者が引っ越しを何度も経験した身から言わせてもらうと、1年使わなかったものは「今後使うことはない」ということです。

引越しの荷造りをしていると「こんな物あったんだ。次の場所で使おう。」と意気込んでいても、、、そういうものって使わないんですよね。

むしろ、新しいところへ行くと他のものが欲しくなってしまうことも。

今の時代、携帯を使ってフリーマーケットやオークションができるので早めに出品してお金に変えちゃうのも手です。

「誰かが使ってくれるなら」「引っ越し資金になるなら」と思うと引越しを機会に断捨離してはいかがでしょうか。

住所変更はどうやれば良いの?

引っ越しをする時は提出先で転出届を転入先で転入届を役所に出す必要があります。

転出届は市町村の役所窓口で転出証明書を発行してもらい引っ越し後14日以内に転居先の市町村の役所窓口で転出証明書を提出する必要があります。

転出時に必要なものは「身分証明書・印鑑」転入時は「転出証明書・身分証・印鑑」が必要になります。

この時に注意していただきたいのが自治体の窓口は平日しか空いていないところが多いので、あらかじめ日にちに余裕をもって行動するようにしましょう。

また先ほどもお伝えしたように、転出した日から14日以上経ってしまうと手続きができません。

引っ越し元の役所で改めて転出届の手続きを行う必要があるので十分に気をつけてください。

マイナンバーカードがある人は転入届の特例を使おう!

通常、転出届の手続きを行い転出証明書が交付されますが、マイナンバーカードがある場合は「転入届の特例」により証明書なしで転入届の手続きが行えます。

転入届の特例を使う場合、マイナンバーカードの暗証番号が必要になります。

転入先の役所窓口で「転入届(役所に用意されている)マイナンバーカード、印鑑」を持って手続きしましょう。

国民健康保険は引越しをした月は、両方の自治体に支払わないといけない?

転入後14日以内に本人または世帯主が、転居先の市役所・町村役所へ行き「印鑑・転出証明書・身分証明書・保険証」を持って手続きしましょう。

前の自治体で多く払い過ぎた分は、口座に返還してくれます。

そのままでも、返還してくれる自治体もありますが、自治体によって異なるので、前の自治体に連絡してみてください。

新しい自治体も日割計算になるので、両方に支払う必要はありません。

引越しをするときの挨拶

基本的には引越し先でのトラブルを予防するためや、周りにどんな人がいるのか認識するためにも、挨拶はした方が良いです。(例外あり)

挨拶をする時間帯は土日の日中(10時頃)か居なければ夜の19時から20時がおすすめ。

その時に手土産として「洗剤・お菓子・お蕎麦」などちょっとしたものを持っていく人が多いようです。

例外! 女性の一人暮らしは挨拶は不要?

ですが、女性で一人暮らしをする人は防犯上挨拶をしない方がいいこともあります。

今の時代、この部屋に「女性が一人で住んでいますよ。」と知らせない方が防犯上良いのです。

挨拶で迷った場合は大家さんに相談すると、どんな人が住んでいるかアドバイスを貰えます。

アドバイスを元に挨拶が必要か考えてみてください。

次に挨拶をする範囲や時間帯をみていきましょう。

引越しの挨拶はどこまですれば良い?

引越し先は、一戸建て・マンション・アパートなど様々だと思います。

特に、マンション・アパートだと、どこまで挨拶に行くべきか悩みますよね。

  • 「一戸建て」 向こう三軒両隣と裏に当たる家
  • 「マンション・アパート」 上下左右の部屋

と一般的には言われています。

「一戸建て」の場合、合わせて6軒のお宅に挨拶に行くのが一般的。長く住むことがほとんどなので、最初の挨拶はしっかりと行っておきましょう。

また、町内会などの自治体があるようなら、会長さんに挨拶しておくとさらに良いです。

「マンション・アパート」の場合は、4軒が一般的です。

頻繁に顔を合わせることになる両隣のお宅と、生活音で迷惑をかけてしまう上と下のお宅に挨拶しましょう。

集合住宅に引っ越す小さい子供がいる世帯の方は、一言伝えておくとトラブルになりにくいです。

また、こちらの場合も近くに大家さんや管理人の方がいる場合は挨拶をすることをおすすめします。

まとめ:引越しを制するものは新生活も成功する

引っ越しについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

今日は疲れたから「ダンボールを開くのは明日でいいや」と思っているとどんどん先になって仕舞いには未開封のダンボールが半年ある...と言う状況にならないように注意してください。(筆者談)

また、手続きにも日にちの制限があることを忘れないでくださいね。

気持ちよく新生活を迎えるためにも早め早めの行動を心がけてスムーズな引っ越しを行いましょう。