この夏、特に西日本では危険な暑さが続いています。
そんな中、熱中症対策には水分補給をはじめ室温が上がらないように注意をするとか絶対はずせないものがあります。
もちろんその部分が一番重要なのですが、もっと基本的なものとして忘れがちなものがもう一つあります。
体力です。
体力は最大の熱中症対策
暑さ対策に水分補給を心がけていても熱中症になりやすい人、なりにくい人がいます。
また熱中症で大きな被害にあわれる方の多くは高齢者か子供さんです。
20台の健康な若者が熱中症で倒れるというのはスポーツの最中ならともかく、日常的にはほとんど聞きません。
つまり体力というのは最大の熱中症対策かもしれません。
体温調節のできる代謝率のいい体、十分な睡眠を取れる体調、基礎体力が高い、このような人は熱中症になりにくいのです。
体内の温度調整をしやすくする為には適度に汗をかく運動は必要だし、代謝を高めておく為に筋肉の質を良くすることもはずせません。
やはり運動とそれによる体力アップは重要なのです。
もちろん、炎天下にジョギングなどしたら元も子もありませんし、そんな時間を頻繁に取れるものでもありません。
では、と日が暮れてからウォーキングというのも大変効果がありますが夜の9時とか10時とかですと、それなりの涼しさもありますし、クーラーの外に出て、20分ほどでも歩くと体は大いに元気になります。
ただ、仕事から帰って夜に歩く時間を確保するのは難しいかもしれませんし、女性の場合は控えたい時間帯かもしれません。
自宅でできるストレッチが効率的
やはり自宅でできるストレッチが効率的です。
そこで、今回は基礎体力をあげると思われるストレッチをご紹介したいと思います。
あくまで涼しい部屋で無理のない形でお願いします。本格的にやりたいときは、トレーナーなど専門家にご相談ください。
職場でもやれないことはないですが、この季節、ちょっとからだを動かすだけで汗が出そうですから環境を見ながらやってみてください。
さて基礎体力をあげると思われるストレッチでお勧めのものです。
以前ご紹介したものもありますが夏の乗り切り対策用としてまとめてみました。
1.屈伸の曲げる動作
スクワットということになります
2.屈伸の伸ばす動作
片足ずつかなり前かがみでのばすと、お尻と大腿部の裏側の筋肉が伸びます。
これにより下半身の血行が爆発的にアップしますし、この部分の筋肉化により、立っているときや歩いたりするときに、嘘みたいに楽になります
3.大腿部の横の筋肉
歩くときには足の横と斜め前の筋肉が主に動いているようです。ここを伸ばすことで足の疲労が減りますし、やはり楽になります。
*ここまで下半身のストレッチですがからだの筋肉の70%は下半身にあるので、実は上半身よりも体への影響は大きいかもしれません。
4.背筋を伸ばす
背筋を伸ばすと、背中の血行がよくなるので肩こりにも効きます。
また背中がしゃんとすることから、やはり立っているときや歩くときにまるでなにかにもたれているような安定感を体に感じることも人によってはあるようです。
以上、下半身と背筋についてご紹介してみました。
知らぬ間に基礎体力がアップする
しっかり時間をとって真剣にやろうとしてもできないものです(笑)
思いついたときに一つの動作を気楽に、でも毎日必ずいくつかはやる、というような形で取り組んでみてください。
体幹トレーニングの簡略版です。知らぬ間に基礎体力がアップして、夏バテや熱中症への耐性が高い体になります。
この時期は基礎体力と、こまめな水分補給、暑くなり過ぎないように気を付ける、ということを心がけて仕事をこなしていきましょう。