バイト履歴書の学歴や職歴や学歴を嘘や話しを盛るということは罪になるかというと、明らかな嘘を書いている場合には罪に問われる可能性はないとは言い切れません。

経歴を詐称した場合には、軽犯罪法に問われる可能性があるので全くの白ではないということを理解しておく必要があります。

嘘をついて採用をしてもらうのは詐欺になるのではと思う人もいるかもしれませんが、詐欺というのは金品やものやサービスをだまし取るという行為であるため、嘘をついて採用をしてもらう事自体は詐欺になると言えるものではないので、詐欺罪に問われるということもありません。

不法行為責任が発生する可能性があります

相手側に損害が発生したときには、嘘をついたことによって損害賠償請求される可能性があるため、嘘をつく場合の現実的な一番のリスクはこの辺に有ると言えるでしょう。

このように基本的には刑事罰に問われるようなことはないので、職歴や学歴などを嘘をつくということは褒められた行為ではありませんが、それだけを見た場合重大な犯罪行為となるようなものではありません。

ましてや話をもるという程度であれば嘘ではありませんから、倫理的な問題は置いておけば法律的には全く問題がないといえます。

 

ありもしない話を作り上げるのはよくありませんが、事実を元にそれを過大に大きな功績だったように伝えることに関しては嘘を言っていないのであれば許容できる範囲と言うことができます。

ただし、罪にならないから問題にならないかというと決してそのようなことはなく、発覚をした場合には信用を失ったりその瞬間に解雇をされてしまうという可能性はあるので、その点は理解しておかなければなりません。

職歴や学歴を偽るパターンとしては大きく分けて2つあり、ひとつはしていないことをしていると書くことです。

経歴の詐称について

大学を卒業していないのに大学を卒業したことにしていたり、あるいは全く無関係の大学を卒業したと捏造するというものがあります。

逆のパターンとしては、してきたことをしていないことにするというものであり、高卒を優遇しようとしている求人などがあった場合には、一般的に有利とされる大卒が不利になってしまいますからあえて大卒であることを隠して応募をするということもあります。

あるいは日本では短期間で仕事をやめた場合には、それがネガティブな材料として判断をされてしまうことがあるので、直ぐに辞めた仕事の職歴を書かないというケースもあるでしょう。

嘘がバレたからといってクビになるとは限りませんが・・・

少しでも採用に有利になるために、嘘や話を持ったりしようとすることは少なくないものですが、どこで嘘がばれて発覚をするのかわからないだけに避けたほうが無難だといえます。

現実的にこのようなことをして採用された場合問題になるのかということですが、バイト程度であれば仕事さえしっかりとしてれば問題となるようなことはそれほどないといえます。

バイトとしてそれなりの地位を確立した人が、職歴や学歴を偽っていたことが発覚したからそれが原因で直ちにクビになってしまうということも考えにくいものです。

当たり前ですがありのままを記載するのが基本

ただし、余計なウィークポイントを作ってしまうというのは間違いない話であり、雇い主と折り合いがつかないような状態で過去の嘘がバレたときにはそれがきっかけでやめざるを得なくなってしまうということがありえます。

バイトであればそのようなことがなくても、雇い主の都合で簡単に切られてしまうものではありますが、付け入るすきがあれば余計に相手の思うつぼですから、不利な材料を残すようなことをして良いことはありません。

嘘や話を盛らなければバイトですら採用が難しいという場合には、背に腹を代えられないかもしれませんがその場合には何かあったときには、その嘘によって首になってしまうというリスクも考えておかなければなりません。

極力嘘は避けることが大切です

刑事罰に問われるようなことがなくても、損害が発生した時に訴えられる可能性がないとも言い切れませんから、極力嘘は避けることが大切です。

ある程度話を盛るという部分に関してはお互い様の部分もありますし、相手もそれを承知で話を聞いてきますから多少大げさにアピールをするというのは悪いとは言い切れないものの、嘘をつくのだけは避けたほうが良いといえます。

嘘が発覚すれば信用をなくして首にならないまでも結局仕事をしづらくなってしまうことになるので、罪にならないからと言って嘘をついていいということにはならないのです。