派遣の仕事は担当営業マンで良くも悪くも決まってしまう。。。

派遣の仕事がうまくいくかどうかはもちろん自分自身の頑張りも大切ですが、実はそれ以上にどんな担当営業マンが付くかが重要になってきます。

良い仕事を取ってきてくれるかどうかだけに限らず、担当営業マン自身がトラブルを引き起こしたりするなど様々な問題を孕んでいる事もあります。

今回は派遣元の営業マンがなぜ重要か、どのような問題が起こり得るかなどについて解説していきます。

派遣元の営業マンは非常に重要

派遣で仕事をする際は、派遣される社員と派遣先、そしてその間に立って派遣先の会社と交渉をする営業担当者という形で互いの関係性が作られています。

つまり仕事の内容や給与などは、この派遣元の営業担当者が如何に有利な交渉ができるかどうか、その手腕が大いに影響するのです。

当然ながら交渉が上手な営業担当者なら有利な条件を引き出してくれますし、細かな所に気づいてくれる人なら、様々なバックアップで安心して派遣先で働くことができます。

しかし交渉力のない営業担当者に当たってしまった時は悲惨で、派遣先の条件を鵜呑みにして過酷なのに給与が低い仕事を回されてしまったり、事前の説明にない仕事を沢山やらされるなどのトラブルが起きる可能性があります。

またそのようなトラブルを何とかするために陳情しようにも、派遣元の会社との窓口が営業担当者しか居ない場合は、告発することすらできなくなってしまいます。

このような状況になってしまうと手詰まりで身動きが取れなくなってしまうので、派遣元の会社との窓口が担当営業者だけなのではなく、採用担当者やその他の問い合わせ窓口を設けている会社を選ぶことが重要ですし、仮に窓口が１つでも派遣スタッフのために親身になってくれる担当者がいる会社で働くと今後のワークライフを充実させる事が可能です。

またそうした複数の相談窓口を持っている派遣元であれば営業担当者が合わなかったり、おかしな人あった時に取れる対応の幅がぐっと広がるので、派遣会社を選ぶ際は窓口の多さを指標の１つにしてみても良いかもしれません。

酷すぎる営業担当者の例

全てではありませんが、一部の酷い営業担当者の起こすトラブルは沢山あります。

以下にはその一例を挙げていきますので、危ない営業担当者を判別するための指標にしてみましょう。

嘘を吐く

仕事をする上で嘘は絶対に許されないことです。

間違った情報に基づいて仕事をしてしまうと新たなトラブルを招いたり損害を起こしてしまいますし、場合によっては詐欺にも該当する危険があります。

しかし酷すぎる営業担当者の中には自分の都合の悪い事を誤魔化したり、自分に都合よく人を動かそうとして安易に嘘を吐く傾向が見られます。

残業がある仕事なのに無いと言ったり、一定のスキルが求められる仕事なのに、人員が確保できないからと言う理由で

と嘘をつけて仕事場に行かせたりなど、その場しのぎの嘘がとても多いようです。

また、嘘までないにしろ都合の悪いことは濁すもしくは曖昧な返答をしてしまう担当者も多く、例えば紹介予定派遣などで契約の切り替え後の雇用契約について聞いた際、実は正社員への契約切り替えの可能性が低いにも関わらず

とスタッフに話していざ実際に派遣期間が終わってみれば契約社員でのオファーになったという話もあります。

当然不確定な要素というものはあるので担当者にも断言できないことはありますが、その際はしっかりと分からないと言ってくれたりわかることは確定事項として断言してくれる担当者だとありがたいですよね。

派遣スタッフのために誠実な対応をしてくれる担当者かどうか、見極めるようにしましょう。

期間満了で退職したいと伝えたのに勝手に期間を延長される

期間満了までで十分だと感じ、退職意思も伝えたのに担当の営業マンが勝手に契約期間の延長をしてしまうことがあります。

または、何らかの手違いで期日までに派遣先へ退職の意向を伝える事が出来なかった為あと一回更新してくれと強制的にもう一度更新をさせられることもネット上の口コミを見るとあるようです。

多くの場合は新しい人員補充の手間が惜しいからなどの自分勝手な理由であることが多いようです。

特に次の仕事が決まっている時などにこれをされてしまうと非常に困らされるでしょう。

当然派遣会社としては長く派遣スタッフに働いて欲しいと思うことは仕方がないことなので多少の引き留めをするのは当然ですが、強硬手段に出るような担当者には当たりたくありません。

パワハラやセクハラなどに遭った時対処してくれない

派遣先からのパワハラやセクハラに遭ってしまった時、助けてくれるのは派遣元の会社です。

しかし担当者の中にはそうしたトラブル対処や相手先との関係悪化を嫌がって、セクハラやパワハラの対処をしないことがあります。

派遣先への過度な忖度があるため、パワハラやセクハラの問題以外にも、契約条件などが派遣先に有利になっている場合が多く、かなり割の悪い仕事である事も多いようです。

相談をまともに聞いてくれない

酷い営業担当者の特徴として、相談をまともに聞いてくれないという物もあります。

トラブルがあっても自分ひとりでなんとか解決しようと頑張ってしまう人が多いので表面化しにくいのですが、基本的に仕事が円滑に進まないトラブルが起きれば担当者と話し合う必要があります。

その話し合いで対策を話し合って改善し、業務効率を回復させる事はとても重要です。

しかし酷い営業担当者はそうした相談を面倒臭がってまともに取り合ってくれません。

これでは実際の業務効率の悪化だけに留まらず、誰にも相談できないストレスからどんどん状況が悪くなってしまいます。

暴言が酷い

酷すぎる営業担当者の中には、なにか問題が起きた時すぐに派遣社員のせいにする人も居ます。

多くの場合でこうした人は口が悪く、「アホ」や「クズ」などといった言葉を遠慮なくぶつけてきます。

中にはできもしない損害賠償の請求をチラつかせる担当者も過去にはいたようです。

こうしたモラハラが原因で心が病んでしまい、派遣会社から去る人も多いようです。

酷い営業マンに当たってしまったときは

酷い営業マンと当たってしまわないようにいくら対策を取ったとしても100%完璧に回避することは難しく、残念ながら運が悪ければそういった人に当たることはあります。

なので酷い営業マン対策を取る場合は、当たる確率を減らす方法よりも、当たった後に取れる物が好ましいでしょう。

その対策には主に以下のようなものがあります。

これらの対処法の特徴やメリットなどについても考えてみましょう。

担当者ではなく派遣会社に言う

担当者に行っても意見が封殺されてしまうだけなので、担当者の上司か会社の問い合わせ窓口などに直接直談判するのは効果的な方法です。

まともな会社であればきちんと問題に対処してくれますし、多くの場合は営業担当者を変更してくれる可能性が高いでしょう。

もし担当営業者の変更が不可能でも厳重な注意が行くので、対応が改善される可能性があります。

他の派遣会社で働く

派遣会社に直接言っても現状が改善されない場合ももちろんあります。

この場合は会社全体がブラック気質であることもあるため、他のまともな派遣会社に行ったほうが良いでしょう。

良い派遣会社であれば働きやすい環境や条件などをしっかり働く人の視点で考えてくれるので、遥かにストレスなく働くことができますし、長続きもしやすいです。

いい派遣会社の見分け方

酷い営業マンはたしかにその営業マン個人の資質の問題でもありますが、そんな営業マンの問題に気づいていない会社にも一定の問題点があると言わざるを得ません。

そのため派遣会社側がしっかりとそうした社員をフィルタリングできているか、社員教育を徹底しているかという部分を調べておくことがいい派遣の見分け方と言えるでしょう。

まず最初に見ておきたいポイントとして派遣事業許可の有無です。

これは厚生労働省から認定を受けた証であり、申請要項をちゃんと満たした会社しか申請できないものです。

建築業界などを中心に稀にこの許可を取得していないのにも関わらず実質派遣でありながらアルバイトと称してビジネスをしている業者がいますが、罰金などを設けたりと労働基準法や派遣法で禁止されて事も平気で行いますので注意しましょう。

また派遣会社が大手であることも、いい派遣の見分け方です。

大手になると会社のブランドにも価値がでてきているため、うかつなトラブルやずさんな社員管理などして不評を広めるようなことは会社望みません。

そのため福利厚生が手厚かったり、育休や産休制度などを取り入れている派遣会社もあったりと非常にサポートが充実しています。

また大手のほうが選べる仕事の数も多いため、選択肢が増えるのも大手派遣業者が優れている点です。

大手なので当然派遣事業許可を取得していないという事もなく安心して働く事が出来ます。

ただ、大手とはいえ職場見学に平気で遅刻してくる担当者などもいる為、担当者の見極めも気を抜かずに行なっていきましょう。

悪い営業担当者に苦しめられないためにも派遣会社は慎重に選ぼう

悪い営業担当者に当たってしまうと、良い環境で働けないだけに留まらず、ストレスによって健康まで害してしまう危険性があります。

多少お給料が良くてもあまりにマイナス要素が多く、トータルでは大損してしまうこともあるのです。

そうしたトラブルを避けるためにも派遣会社はなるべく大手を選ぶようにし、自分らしく働ける環境を手に入れましょう。