派遣の仕事で多いのがテレアポという仕事です。
テレアポってよく聞くけど具体的にどのような仕事内容なのだろうかと思っている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、テレアポの基本的な仕事内容から、高時給というのは本当なのかどうかまで紹介していきます。
これからテレアポで働こうという人も、今現在働いている人も必見です。
テレアポの仕事内容を解説！テレアポとは
テレアポとは、テレフォンアポインターの略で企業のコールセンターなどに勤務する仕事です。
コールセンターの仕事は受信をメインとしたインバウンド業務と発信をメインとしたアウトバウンド業務の2種類がありますが、テレアポはアウトバウンド業務に分類されます。
具体的な業務内容は、企業が用意したリストを基に電話をかけて商品やサービスの購入や利用を勧めたり、アポイントを取ったりというのがメインです。
基本的には既存の顧客ではなく新規開拓業務の一環として行われていることが多いでしょう。
テレアポはそれぞれの企業で仕事内容はマニュアル化されています。
採用されたらそのマニュアルを基に一定期間研修が行われ、研修が終了したら実際の業務に入るという形になっています。
テレアポで働くために必要な資格は特にありません。
そのため、未経験であっても比較的スンナリ業務に入りやすいと言われています。
テレアポって高時給なの？
テレアポで働くことを検討した場合、気になるのがお給料についてでしょう。
テレアポで働く場合、雇用形態はアルバイトか派遣社員であることが多いです。
アルバイトの場合、2020年の三大都市圏において全ての職種のアルバイト平均時給は1,075円となっていますが、テレアポの平均時給は1,420円となっていますので、アルバイトの中ではかなり高時給であると言うことが出来るでしょう。
次に派遣の場合ですが、全ての職種における派遣社員の平均時給は三大都市圏において1,695円となっています。
テレアポの派遣社員の平均時給は1,543円ですので、派遣社員の中では高時給というわけではありません。
もちろん、平均時給はあくまでも平均時給であって働く場所などによってもかなり差があります。
しかし、テレアポの場合は単純に時給だけで給料の良し悪しを判断するのが難しいということも理解しておかなければなりません。
というのも、テレアポというのは営業の一種です。
営業職は基本給に加えて、成果によって歩合によるインセンティブが貰えるというケースがあります。
インセンティブ制度があるかどうかは企業によって異なりますが、インセンティブ制度がある場合にはインセンティブを貰えれば実質的な時給が跳ね上がるケースも少なくありません。
したがって、インセンティブの有無やインセンティブの内容によってもテレアポの給料は大きく変わるということが言えるでしょう。
そしてこれがテレアポで働く上で最大の旨みと言えます。
テレアポのメリットデメリット
これからテレアポで働くことを検討している人は給料だけでなく、テレアポで働くことによってどのようなメリットがあるのかも気になると思います。
また、メリットだけではなくデメリットについても理解しておくことで、テレアポで働くことのイメージが付きやすいかもしれません。
テレアポのメリット
テレアポのメリットとしてまず挙げられるのが、ビジネスマナーの向上が期待できるということです。
テレアポは電話をかけてサービスや商品の提案をする仕事なので、電話のかけ方や言葉遣いなどに気をつけないと相手に不快な感情を抱かせてしまいますし、自分よりも企業のイメージを悪くしてしまう可能性があります。
実際に顔を合わせないからこそ余計に気をつけなければいけないので、必然的に電話におけるビジネスマナーが身につくのです。
また、テレアポはほとんどの職場において服装や髪形、ネイルなどが自由となっています。
通常の営業職では茶髪や派手なネイルなどは禁止されているのが一般的ですが、テレアポであれば直接お客様と顔を合わせる必要がないので自由になっているのです。
髪型やファッションなどを自由に楽しみたいという人には大きなメリットと言えるでしょう。
また、コールセンターの仕事は空調の効いた室内での座り仕事です。
立ち仕事は体力的に大変という人であっても、テレアポなど心配ありません。
他にも、テレアポはシフト制な事が多く、働く時間なども比較的自由になりやすい傾向にあります。主婦の方などでも働きやすい環境と言えるでしょう。
そして先ほども紹介したのインセンティブの存在です。
基本給に加え商品が成約したりノルマを達成すると歩合給が発生するため頑張った分だけ稼げるだけでなく自分に適性があればそれ以上に大きく稼ぐことができこれは大きなメリットといえるでしょう。
テレアポのデメリット
テレアポのデメリットですが、精神的にキツくなってしまう可能性があるということでしょう。
テレアポはいくら電話をかけても話を聞いてもらえないことも少なくありません。
時には怒鳴られたり心無い言葉を言われてしまうこともあります。
テレアポはこちらから電話をかけるアウトバウンド業務なので中には
警察に通報するからな！
名前を言え！
や場合によってはもっと酷い罵倒を浴びることすらあります。
精神的に弱い人には向かない仕事と言えます。
また、テレアポを行っている企業の中にはテレアポにもノルマを設定している場合があります。
ノルマの達成が出来なくてもペナルティはないところがほとんどですが、精神的にプレッシャーを感じる人はいるでしょう。
テレアポに向いている人は？仕事のコツとかある？
テレアポに向いている人ですが、テレアポは電話でコミュニケーションを行わなければいけません。
したがって、電話の向こうの顔の見えない人にも良い印象を持ってもらえるようなコミュニケーション能力の高い人や、相手の心をつかむような話術を持っている人はテレアポに向いていると言えるでしょう。
また、メンタルが強く切り替えが上手い人もテレアポに向いています。
テレアポはなかなか話を聞いてもらえなかったり、話を聞いてもらえたとしても理不尽なことを言われたり、心無い言葉を言われることも多いです。
それらを気にしてしまう人はテレアポで働くのは大変ですが、気にせずに切り替えられる人は向いています。
テレアポのコツは数をこなすということです。
テレアポからの電話は無条件でスルーするという人も多いので、それを気にするのではなく話を聞いてもらえるまではとにかく機械的に電話をかけることが大切です。
話を聞いてもらえてからは相手にわかりやすく伝えたいことを伝えることが求められます。
テレアポは合っている人には働きやすい仕事
テレアポはその業務の性質上、性格的に合う合わないはどうしても出てきてしまう仕事です。
しかし、性格的に合う人であればインセンティブ制度があるところであれば稼ぎも大きくなりますし、働き方も自由がききやすいのでプライベートも充実させることが可能です。
非常に魅力的な職場ではないでしょうか？
何より派遣では非常に多く求人が出ているので時期に関わらず気になった時に就業を開始することも可能です。
テレアポが自分に合っていると思った人はチャレンジしてみる価値は十分でしょう。
