派遣の求人を探していると

  • 常用型派遣
  • 登録型派遣

と2つの派遣求人を目にする方もいるでしょう。

あまり派遣という業界になれていない人にとってはこの2つは聞き慣れない言葉ではないでしょうか?

中には

派遣は派遣でしょ?

と感じている人も取ると思います。

この記事ではこの常用型派遣と登録型派遣についてメリットデメリットなどを交えて解説していきます。

派遣社員には大まかに2つの種類がある

派遣社員には雇用契約の内容的に大きく2つの種類に分類されています。

直感的にわかりやすい言葉を用いるなら

  • 無期雇用派遣
  • 有期雇用派遣

この2つです。

言葉通りで雇用期間に定めがないのか有るのかがそれぞれの違いで無期雇用派遣は常用型派遣の有期雇用派遣は登録型派遣の別称です

なので、常用型派遣を見たときは無期雇用派遣をイメージして頂いて登録型派遣を見つけたときは有期雇用派遣だと思ってもらえれば問題はありません。

派遣業界に詳しくない人は解雇されなければ働き続けられるという理由で雇用期間に定めがない常用型派遣をオススメする傾向にあり派遣元から常用型派遣のオファーを貰ったら受けたほうが良いと言いますがそれぞれにメリットデメリットがあります。

その時の時代やあなたのスキルによってどちらが良いのかは変わってきてしまうのでぜひこの記事を参考に常用型派遣にするか登録型派遣にするかを考えてみて頂ければと思います。

常用型派遣のメリットデメリット

まずは常用型派遣についてです。

求人広告などを見るといかにも雇用期間に定めがない常用型派遣で仕事ができる事をメリットのように上げている会社も多いですが当然メリットがあればデメリットもあります。

常用型派遣のメリット

常用型派遣のメリットは主に以下の3つです。

  1. 雇用が安定している
  2. 給与が安定している場合が多い
  3. 昇給がある

雇用が安定している

雇用の期間を定めていないというのは期間に関していえば正社員と同じ様な扱いになります。

なので、期間満了もありませんし、余程のことがなければ解雇されることもありません

登録型派遣の場合は3ヶ月契約で3年を超えて同じ派遣先で派遣社員として働くとはできないので最長3年で次の仕事を探さなくてはいけませんが、常用派遣であればその心配もありません。

給与が安定している場合が多い

登録型派遣は時給制が一般的なのに対して常用派遣は月給制の会社が多いです。

ちゃんとした月給制であれば平日の少ない月や病気などで会社を休んでも毎月決まったお給料を受け取ることができます。

時給では月ごとに給料が変動してしまうので毎月固定のお給料を貰えると安心できます。

更に仮に仕事が途切れて待機状態になったとしても給与は保証されるので登録型派遣社員と比較して非常に安定的と言えるでしょう。

昇給がある

登録型派遣は基本的に決まった昇給はありません。

契約更新時に営業担当者に交渉してもらい時給を上げて貰うかより時給の高い求人に通る様にスキルを身につけて転職する以外に昇給は難しいでしょう。

しかし、常用派遣であれば勤務歴で昇給することができます。

積極的に行動しなくとも直接雇用と同じ様に昇給できるのはありがたいですね。

常用型派遣のデメリット

逆に常用型派遣のデメリットは以下の3つです。

  1. 時給換算だと給与が低い
  2. 案件を選べないことが多い
  3. 責任者などを任されることがある

時給換算だと給与が低い

安定という意味では常用派遣にメリットはありますが、時給単価では登録型派遣の方が高い傾向にあります。

専門職であれば3000円以上の案件もありますが、それは業績に合わせて都合よく契約を終了できるからこその金額です。

都合よく解雇することができない常用派遣は様々なリスクに備えて時給はやすい傾向にあります。

しかしメリットでも述べましたが、派遣先がなくなり待機状態になってもお給料が保証されているわけですからある程度お給料が下がるのは仕方ないですね。

案件を選べないことが多い

登録型派遣の場合好き勝手に案件を選ぶことができます。

当然選考に受かって実際に派遣して貰えるかはわかりませんが、少なくともやりたくない仕事には応募しないという選択肢を選ぶことができます。

しかし常用派遣で求人すうが減ってきた場合、あなたに案件を選ぶ権利はなくなってしまいます。

多少の融通は聞きますが、あなたの希望通りのキャリアを実現することは難しくなります。

責任者などを任されることがある

強制的に決めることはできませんが、労使協定方式の労働者代表に推薦されたり派遣先でリーダー的な扱いを受けることがあります。

同じ派遣元の派遣社員の面倒を見てよと教育担当を任されることもあるでしょう。

本来派遣社員は責任がないので気楽に仕事ができることがメリットとして挙げられますが、常用派遣の場合はそうはいかないこともあります。

登録型派遣のメリットデメリット

では次に登録型派遣(有期雇用派遣)についてご紹介します。

登録型派遣のメリット

まずはメリットです。

登録型派遣のメリットは主に以下の3つです

  1. 自由に仕事ができる
  2. スキル次第で大幅に時給を挙げられる
  3. 副業としても働ける

自由に仕事ができる

派遣社員は応募した案件の仕事だけすれば良いので好きに仕事を選ぶことができます。

契約した業務以外行うことができないので新人だからとキャリアに関係ない雑用を任されることはありません。

更に正社員ではないので派遣先の売上に対する責任も発生しません。

実務的には勿論精神的にも自由に仕事ができます。

スキル次第で大幅に時給を挙げられる

専門職の派遣社員は非常に時給が高いです。

ITエンジニアなどは平均時給で2500円ぐらいあり高額になると時給5000円まで提示している案件まであります。

うまく案件を渡り歩きスキルを身につけることで常用派遣では考えられない様なスピードで給料をあげることが可能です。

副業としても働ける

登録型派遣の場合、時短勤務や週3勤務、土日のみの勤務など色々な働き方を選択することができます。

常用型派遣は本業としてフルタイムで働かなくてはいけませんが、時間の融通がきく登録型派遣であれば副業として働くことも可能です。

登録型派遣のデメリット

では逆にデメリットですが、主に下記の3つが挙げられます。

  1. 最短2ヶ月で仕事がなくなる
  2. 不景気の際は真っ先に切られてしまう
  3. 時給だから働いた分しか稼げない

最短2ヶ月で仕事がなくなる

一般的なフルタイム勤務をする場合登録型派遣は数ヶ月の労働契約を更新する形で長期的な就労をします。

その労働契約で定まった期間は短いと2ヵ月、一般的には3ヶ月が多くなんらかの理由で更新できない場合最悪この最低期間で契約が終了してしまうこともあります。

長期の就労が可の求人案件であれば滅多に更新を拒否されることはありませんが、経済が急激に冷え込むなど外的要因のせいで『来月から仕事がない』なんて事もあり得るでしょう。

常に仕事がなくなることを想定しておかなくてはいけないのは非常に大きなデメリットと言えるでしょう。

不景気の際は真っ先に切られてしまう

今説明したばかりですが登録型派遣は短期の契約期間を明記した契約を更新する形で長期的な労働をします。

契約の更新月になれば派遣先の企業は正当な権利として契約を終了させることが可能です。

それに対して正社員は法律で定められている条件を満たしていないと解雇することはできません。

なので、なんらかの理由で人員を数名減らしたいと思われてしまった時真っ先に契約を切られるのは派遣社員です。

常用型派遣の場合派遣先がなくなっても派遣元が給料を保証してくれますし優先的に派遣先を斡旋してくれますが、登録型の場合はそこで一旦契約は終了して今募集されている求人から職を探さなくてはいけず情勢によっては今まで働いていた条件より不利な条件で働かなくてはいけなくなってしまう事もあります。

時給だから働いた分しか稼げない

登録型派遣は殆どのが時給となっています。

なので、月給の常用型派遣とは違い休めば給料は減りますし、お盆や年末年始、GWなど大型連休を挟むと給料が減ってしまいます。

月によってもらえる金額にばらつきがあるのはあまり嬉しい事ではないでしょう。

時代に合わせた働き方を選ぼう!

時代背景やあなたのスキルによっては一概にこちらの働き方がいいと判断する事はできません。

しかし、残念ながら思考停止状態で外的要因等を考えず仕事を提案してしまう人がいるのは事実です。

是非あなたはそういった人におすすめされた求人案件にそのまま申し込むのではなくこの記事で紹介したことを参考に自分自身であなたに最適な案件を選び抜いてほしいと思います。

是非弊社もご利用ください!

弊社でも様々な求人案件を取り扱っております。

デルタグループには総合派遣は勿論それぞれ専門の業種を得意としている企業もあります。

弊社にご登録いただければ総合派遣からの視点と専門に特化した企業からの視点を一度のご利用していただけます。

常用派遣だけでなく正社員や紹介予定派遣の求人も扱っておりますので非常に安定した求人案件をご紹介でいると思います。

是非一度弊社でお仕事を探してみませんか?