今まで働いてきた分野から飛び出し、新たな業種で働きたいと考えている方は少なからずいると思います。
ですが、そこには自分のまだ知らない世界で働くという期待や不安が入り混じっていることでしょう。
新たな業種で働くということは必然的に「未経験」という言葉が付きまといます。
ですが、誰しも最初は未経験なのですから、恐れることはありません。
そこで今回は、未経験でも営業職に転職できるのかについて説明していきます。
また、未経験でも働きやすい業界も合わせて解説していきましょう。
未経験でも営業に転職はできるの?志望動機はどうすればいい?
未経験だから転職は難しいと思われる方がいるかもしれませんが、それは目指す職種によって異なります。
今回の記事で説明する「営業」という職種については、それほどハードルは高くないと言えます。
営業職未経験でも転職できる理由はどのようなところにあるのでしょうか?
その理由について、また、志望動機について気を付けたい点がありますので見ていきましょう。
営業未経験でも転職はできるの?
営業職未経験でも転職は十分可能です。
未経験でも営業職に転職しやすい理由は、その仕事の特徴にあります。
仕事内容としては、基本的に「商品」や「サービス」を「顧客」に売ることです。
それに必要な知識や技術は、就職してから身に着けていけば良いものになりますので、「未経験」にとらわれる必要がないのです。
就職後には研修がありますし、実践を通して学んでいくことになるでしょう。
ですから、未経験を歓迎している企業も多くありますので、心配は必要ありません。
志望動機に参考にしたいポイント
営業職への就職を目指すあなたはどのような志望動機で面接に臨みますか?
志望動機の内容はその会社で働きたいという気持ちを伝える一番のチャンスになります。
そこで、明確な自分の意思を伝える必要があるでしょう。
次のポイントを参考にしてください。
- 営業職の何に魅力を感じるか
- その会社で自分はどんな活躍ができるのか
それまで働いてきた業種は人によって異なりますが、そこからなぜ営業職に転職しようと考えたのかについて触れます。
ただ漠然とやってみたかったというのではなく、営業職に対しての魅力を踏まえて、自分にどのような活躍ができるのかを話しましょう。
長々とした内容になってしまうと、伝えたいポイントが薄れてしまう可能性がありますので簡潔かつ明確にまとめるようにしてください。
未経験で営業に転職するならこの業界がおすすめ!
営業と言ってもさまざまな業界がありますが、未経験でも就職しやすい業界はあるのでしょうか?
また、営業とはどのような仕事に携わるのでしょう。
それらを踏まえて、未経験にとって挑戦しやすい業種について説明していきます。
まずは営業のスタイルについて知ろう!
営業とは一体どんな仕事をするのしょうか?
簡単に言えば、「顧客」のニーズに合った「商品・サービス」を提案・提供する仕事になります。
商品やサービスといった形のあるものや無いものを法人や個人といった顧客に売ります。
単純にある商品を売りにいくだけではなく、顧客の意見や要望を聞き、それに対して自分の会社で何を提供できるか考えなければなりません。
顧客と会社を繋ぐ架け橋のような仕事に携わっているのです。
【オススメ①】人材業界
人材業界で取り扱う商品は無形商材で法人の顧客が対象です。
いくつか例を挙げるとするならば、求人広告や人材紹介、人材派遣などがあります。
求人情報をウェブや雑誌で掲載する仕事や、クライアントが求める人材探し、マッチングさせるという様な採用を手助けする仕事などをしています。
未経験者を歓迎している企業が多く、扱う商品が少ないので、仕事を覚えやすいメリットがあります。
【オススメ②】広告業界
この業界はクライアントとメディアを繋ぐ役割をしています。
皆さんが電車や街でよく見かける広告などは、広告業界が携わっていると言えるでしょう。
クライアントの課題やニーズに合わせて、考案・提案し、広告戦略を立てていきます。
さまざまなメディアと関わることができるのも魅力の一つです。
この業界は社員の流入が激しいと言われていますが、逆に言えば未経験でも飛び込むチャンスがあるということになります。
【オススメ③】IT業界
IT業界の営業は、システム開発やソフトウェアの導入、Webを活用したマーケティング、ITビジネスに関連する営業活動を行います。
IT関係の営業ですので、専門的な知識も必要となってくることがありますが、この業界は近年急速に発展した理由もあり、人手が薄くなっています。
もし、IT関係の知識を持っているのであれば、それを生かしてIT業界の営業職に転職することも一つの手であると言えます。
30代未経験でも営業に転職はできる?年齢事情について知りたい!
転職となれば、それまで他の会社に勤めている人が大半であり、年齢も多少は重ねていると思います。
そこで気になるのが「年齢」についてです。
何でも若いほうがフレッシュで良いという先入観がありそうですが、実際には企業が求める人材に年齢は関係あるのでしょうか?
営業職の場合でもありますので、社会をある程度経験している人のほうが企業にとっては嬉しいかもしれません。
その「年齢」の疑問について説明していきます。
企業は年齢を重視して採用する?若い方が有利?
企業が求人を出す場合や採用するに当たって注目する点は「年齢」です。
転職する方は、社会人をある程度経験していると思いますので、年齢について引き目を感じてしまうかもしれません。
ですが、年齢不問の求人もありますので、企業によって求める基準が異なることになります。
数々の企業中には、長く活躍して欲しいと若い人材を探しているところもありますが、社会を経験し常識を蓄えている方を欲しているところもあるでしょう。
営業職の求人は多く出されていますが、年齢が上がるにつれて厳しくなっていくことは避けられません。
ですので、年齢の若い方が有利になってしまう傾向にあります。
30代でも営業に転職はできる!
「30代」で転職というと厳しいのではないかと思われるかもしれません。
ですが、この営業職に関しては逆に有利になるケースもあるのです。
30代というと、基本的に社会人になって「10年以上」の社会経験を積んでいることになります。
それまでの社会生活で身に着けられた「スキル」や「柔軟性」、「協調性」が評価されやすく、即戦力として期待されやすいです。
企業にとっては採用者を一から育てていくことになりますので、年齢を多少重ねていても、社会経験を積んできた人の方が扱いやすいと言えます。
社会経験を生かして活躍できるということをアピールできれば、採用されやすくなるでしょう。
まとめ:新たな挑戦はスキルを磨く!
未経験でも営業職に転職できるという可能性は大いにあります。
今まで経験したことのない分野で働くことはそう簡単ではなく、数々の壁を乗り越えなければなりません。
ですが、乗り越えた先には、一皮剥けたあなたがいるのではないでしょうか?
経験は自信に直結すると言っても過言ではありません。
その自身が今後、あなたの仕事へのやりがいに繋がったり、次へのステップにも影響してくると思います。
新たな分野で経験を積み、スキルを磨いていくことで、さらにレベルアップした自分を手に入れましょう。