皆さん、期間工やライン工という言葉を知っていますか？
Twitterや掲示板などで度々話題になる仕事ですが、その実態を知っている人は意外と少ないと思います。
今回は、そんな『稼げる！』『あんなのは底辺』などなど噂される期間工について紹介していきます。
是非期間工に興味のある人は参考にしていただけると幸いです。
そもそも期間工って何？
恐らくこの記事を読んでいる人の中にも期間工について明確な定義をご存知でない方も多いと思うので、まずは期間工の説明をしていこうと思います。
期間工とは、期間の定めのある雇用契約で会社が用意する寮に住み込みで働く自動車関連の工場勤務者のことを言います。
会社によっては期間社員、期間従業員など正式名称は異なりますが直接雇用の場合は、
工場で働く寮住まいの契約社員
が期間工にあたります。
昨今は自動車関連工場以外の工場でも期間工と同じ労働者を採用している事が増えましたが『期間従業員』などと期間工らしい呼称で採用している会社はまだまだ少ないでしょう。
派遣は期間工とは言わないの？
派遣社員の場合、寮に住んでいて工場で勤務していれば先ほどの条件をほぼ満たしている訳ですが、この場合期間工とは言わず派遣社員は派遣社員です。
ただ大枠として期間工を指す言葉としてライン工という言葉も使われていてライン作業をする場合であれば派遣社員もライン工という分類に入ると思います。
それ以外にも別業界の人からはライン作業をしている正社員の人もライン工と呼ばれる事も度々あります。
期間工ってそんなに稼げるの？
よくネット上で議論の的になるのが
『期間工は稼げる』
という事です。
恐らく多くの方がこの待遇目当てに期間工に興味を示しているのではないかと思いますが、この噂は事実です。
実は筆者も過去に自動車部品メーカーで期間工をしていましたが年収500万円弱のお給料をもらっていました。
更に水道光熱費込みで1万円もしない寮に住みながら食堂でご飯を食べる生活を送っていたためものすごい勢いで貯金が増えていく経験をしました。
金額にすると3年で800万円以上貯金できています。
非正規ではありますが、３年で800万円貯金できるなんてすごいと思いませんか？
少なくとも当時の私には魅力的な仕事でしたし、期間工を退職したいまも非常に満足しています。
なお、よく期間工に関して、『仕事内容から成長が見込めないのだから給料だけ高くても意味がない、辞めた方がいい』と議論される事がありますが、私はその様に思っていません。
成長はプライベートの時間で十分できます。
事実私は、期間工からオフィス系への転職に成功して、充実した毎日を送れていますが、これは期間工時代に有り余るお金で資格の勉強をしたり自己投資にお金を回す余裕があったからできた事だと考えています。
一度期間工になってしまうと履歴書が汚れるなどと書き込んでいる人もいますが、その心配はいりません。
期間工を経験していたとしても、十分就職は可能でしょう。
期間工は何故そんなに待遇がいいのか？
では何故この不景気が叫ばれる昨今、期間工がここまで高待遇なのか気になりますよね？
実は答えは簡単で期間工を募集している会社はどこも日本を代表する自動車関連の大企業です。
不況など何か起きた時従業員全てが正社員だと会社を維持できなくなってしまうためある程度流動性のある労働者を雇用してリスクに備えておく必要があります。
しかし、そんな都合のいい役を引き受けてくれる人は少ないでしょう。
特に人材不足のこの時代ならなおさらです。
なので、一般より待遇を良くする事で都合の良さをある程度緩和させて人を集めようとしています。
なら派遣より期間工の方がいいの？
実は派遣にも同じ工場の求人が出ている事が多々あります。
今までの話を聞くと派遣では無く期間従業員の求人の方がメリットがあるように思えるかもしれませんが実は一概にそうとは言えません。
実は派遣会社にも期間工と同じ条件を提示できるような金額が提示されている事が非常に多いです。
これを聞くとおかしいと感じる方もいるかもしれませんが、派遣なら採用にかかる広告費や人件費、給与の支払い作業などがかからない為、その分を派遣会社に支払い、その中から派遣会社の利益を差し引いても、期間工と同じ待遇を用意できるようになっています。
当然派遣会社によっては二次請けや単純に多く利益を取っている会社もあり、すべての会社が期間工と同じ待遇とは言えませんが、寮が借り上げのきれいなアパートだったりメリットのある会社もあるので、しっかり検討して考えて欲しいと思います。
まとめ：期間工は確かに儲かるけど、派遣社員のライン工も一緒に考えてみよう
ここまで期間工について解説してきました。
期間工は稼げると話題ですが、派遣にも稼げる寮付き工場勤務の案件が多くあります。
ぜひご自分の現状と希望の合う方で働いていただければと思います。
弊社にも寮付きの案件が多くありますので、期間工とどちらがいいかお問合せしていただければと思います。
短期的に稼ぎたい！貯金がしたい！など理由は様々ですが、がっつり稼ぎたい方はもちろん、ほどほどに稼ぎたい方からのお問い合わせをお待ちしております。
