腱のマッサージ

*はじめに。
本格的なストレッチやマッサージは身体への負担がかかりますのでくれぐれもやりすぎないようにして下さい。また自分には合わないと感じたらただちに中止してください。詳細についてはトレーナー等専門家にご相談ください。

筋肉に血が巡ることで体が適格に働くのだと言われています。逆に筋肉を普段使わなかったりすると、その部分は血行が悪くなり、凝りや張りの原因となったりするわけです。同じ姿勢で座りっぱなしとか、立ちっぱなしとか、いろいろ原因が考えられます。どれも仕事をしていると避けられない状況ですよね。

これまでご紹介したものは筋肉をほぐすためのストレッチが中心でしたが、間接のまわりの筋肉についてはストレッチは難しく、マッサージといってもあまりされません。

今日はそのあたりのことを簡単に書いてみたいと思います。

腱をメンテするのは気分転換程度なら実はとても簡単にできますし、意外と体感する効果は大きいものです。(筆者の感想)

あなたは「腱」と聞いてピンときますか?

ところで「腱」と聞いてピンとくるでしょうか?
アキレス腱が有名ですがアキレス腱以外にも腱はたくさんあります。

まず腱とは何かを簡単にご説明します。
一言で言えば、骨格筋が骨に付着するあたりにあるものです。
靭帯もその辺にありますが靭帯は骨と骨とを結合させているものです。骨と筋肉のつなぎ目が「腱」です。

これがイメージとしたらわかりやすいですね。
なおアキレス腱周りは自分では無理に触らない方がよいでしょう。

腱は白くて、コラーゲンが主成分になっています。

ストレッチやマッサージで筋肉がほぐれても、腱の血行が悪かったらやはり全身としたら今一つ体調がすぐれないということもあります。筋肉から筋肉に血行が流れるときに、途中、間接回りの腱や靭帯を経由することになるからです。

しかし筋肉と違って腱の場合はストレッチで伸ばすのは非常に難しいものです。
繰り返したり回数を増やせばいいというものでもありません。

どうやって血流をよくするのか?

ではどうやって腱の血流をよくすればいいでしょうか。
答えは圧迫です。

圧迫することで「腱」が柔らかくなり血流がよくなります。ちゃんとした治療や施術ではなくて個人の気分転換としてやるとしたら、腱のあたりをさすったり押したりすればいいですね。

そしてこれ、実は相当に気持ちがいいです。(筆者の感想)

仕事中に手軽に触れるのは膝まわりや肘まわりと思います。普段ほぼ圧迫を加えることのない場所です。

手軽にできる腱のマッサージ

ではどのように行うかをご説明します。
ひざの例で説明します。ひざが分かると他の箇所のイメージもできると思います。

まずひざをさわってみてください。
ひざ小僧がありますね。膝蓋骨(しつがいこつ)が中心にあって関節のつなぎ目があります。
蓋骨の周りの骨も筋もない空白地帯を人差し指と中指で確かめてください。柔らかい箇所が隙間にあるのがわかると思います。

 

そこをさするようにまたは揉むようにに圧迫してみましょう。

30秒ほどもやるとスーっと涼しげなさわやかな感じがすることが多いです。

そして関節回りが軽くなったような気もします。

これ、デスクワーク中に行うのにはとても向いてます。
座り仕事ならいつでもできますね。

肘やその他の腱の箇所もおおむねこのような要領で、同様の効果を体感できると思います。ちょっとした気分転換には最適であり、再び集中力が増すと思われます。

ぜひみなさんの職場でもお試しください。

*但し気分転換程度にとどめてください。
徹底的にやるときは整骨院等で施術を受けてください。