
今住んでいる家は学生の時に親が借りた家だし・・・
派遣社員を始めてから引っ越しをしようと思った時に気になるのが賃貸の審査です。
非正規の派遣社員は正社員と比較すると社会的な信用は低いと言われていて不安に思う人も多いでしょう。
今回は派遣社員が賃貸の審査を通過することはできるのか、どのくらいの家賃にするのがいいのか、家賃を安く抑えるにはどうすればいいのかについて書いていきます。
派遣社員でも賃貸の審査は通るのでご安心を
一般的に明らかにおかしい条件で賃貸を探していなければ派遣社員でも家は借りられます。
実際に私も派遣社員の時に賃貸を探した経験がありますが、その時の営業担当さんに

と不安を吐露してみたところ

実際に私も今までたくさんの派遣社員だというお客さんと部屋を探しましたが、問題なく借りられていますよ。
因みに明らかにおかしいような条件じゃなければについてですが、例えば
- 家賃があまりにも高すぎる
- 明らかに勤務地から離れすぎている
- 大人数でルームシェアをする
などで、家賃の高さや勤務地からの距離も明らかに常識的に考えてありえないというようなレベルの物が対象で、

本当にその家に住むの?
誰かがルームシェアから抜けたらどうするの?
といった大家さん側の不安や疑いに当たらない条件の物件を選ぶ方がいいでしょう。
賃貸は給料の3分の1が相場!でも派遣なら4分の1が安心
基本的に賃貸を探す時の1つの基準として家賃は自分の給料の3分に1ぐらいに抑えるといいと言われています。
昔は支給額の3分の1とも言われていたようですが、現在は手取りの3分の1以下が良いと言われているようです。
しかし、これは正社員での話で派遣社員なら4分の1ぐらいに抑えられるとベストではないでしょうか?
これは派遣社員が審査に通りにくいからなどではなく、単純に収入が不安定なので今後のことを考えるとそのくらいが安心できるというのと、審査が通りやすくなるからというのもあります。
単純に手取りの月収が15万円ぐらいだとして家賃を5万円にしてしまうと残りの金額は10万円ぐらいになってしまいます。
この中から水道光熱費、スマホ代、ネット代、交通費という現代の必要費を差し引くと残りは8万円以下です。
生活はできますが、趣味や貯金なども考えると少し心もとない気もしますね。
こんな状況で派遣が雇い止めになったら、そして即日で仕事が決まらなかったら翌月から同じように生活できるか疑問が残ります。
ならば家賃の金額を4分の1ほどまで下げて貯金を1万5千円ぐらい増やしていざという時に備えておいたほうが安心と言えるでしょう。
心配な場合は保証会社に連帯保証人をつける
もし、審査の方が不安な場合は保証会社に連帯保証人を追加したり、保証会社が使えない場合は連帯保証人を2人以上に増やしたりといった方法が有効になることがあるようです。
私が賃貸を探したときに審査に不安がっていたら担当者の人から

審査に落ちそうになったら保証会社からそういった提案がくると思うので保証人をつけて審査に出しなおしてみませんか?
という提案を受けました。
保証人になってもらっている保証会社に保証人をつけるというのはおかしな話ですし、本末転倒ではありますが、審査に落ちるようでしたらこういった方法も1つの手として使えるようです。
審査に不安がある場合は保証会社を利用するとしても親族の方に保証人になってもらうかもしれないと、あらかじめ準備しておくともしもの時にスムーズに審査が進むと思います。
保証会社の在籍確認は準備しておけば大丈夫
さて、実際に申し込みたい賃貸が決まって保証会社の審査まで話が進んだとしましょう。
そこで待っているのが在籍確認です。
派遣社員の場合、保証会社に記載している雇用主の情報と実際に勤務している派遣先は別で派遣会社に在籍確認の電話をされてしまうと、電話に出るどころか、契約者はいないとすら言われてしまう恐れがあります。
そうなってしまうと、せっかく条件の合った物件も落ちてしまう可能性が出てきます。
ではどうするか、、、方法が2つあります。
- 派遣会社に在籍確認があることを伝えておく
- 保証会社への身分証明に健康保険証を加えて状況を説明する
派遣元の担当者に在籍確認があることをあらかじめ伝えておくことでその数日間、その人が在籍しているような返答をしてくれるように周知してくれます。
私が賃貸やクレジットカードの申し込みをする時は派遣元の担当者に『〇日前後に在籍確認があると思うので対応して貰えますか?』とお願いしていました。
おそらく殆どの派遣会社でこれと同じような対応をとっているでしょうし弊社でも対応可能です。
もう一つが保険証の提出です。
保険証には事業者名が記載されているのが一般的なので保険証を出すことで在籍の確認が取れてしまいます。
一応不動産屋には
『派遣社員なので在籍確認が確実にできるとは言えないので保険証も提出させてください』
とお願いしておくと良いでしょう。
賃貸を探すときはまずネットから
審査から少し脱線しますが物件を探すとき、不動産屋に行って物件を探してもらうよりネットである程度探してから担当の店舗に物件だけ見せてもらうという方法が一番おすすめです。
不動産屋で物件を探してもらうとその会社で紹介できる物件で、尚且つその担当者が紹介したい物件を紹介されてしまう可能性が出てきます。
賃貸にはその不動産屋しか紹介していない専任媒介などがあり不動産屋で探すよりネットで全ての不動産屋の物件を対象に探した方が、見られる物件が多く、検討している他社の物件を持ち込むことで価格交渉もすることができます。
1〜3月、9〜10月の繁忙期をずらす事で1ヶ月か2ヶ月家賃が無料になるフリーレントの交渉も可能なので、できれば閑散期にネットで複数の物件を見て安くてお得な物件を契約してみてはいかがでしょうか?
閑散期だと売れ残りしかないイメージがあるかもしれませんが、金額的な所がネックで売れ残っていた上のグレードの物件が値下げして自分の予算まで落ちてきてくれる事も珍しくありません。
どうしてもこの家に住みたい!といった物件がなければ閑散期に物件を探してみましょう。
まとめ:派遣社員の賃貸申し込みは前準備が必要
いかがだったでしょうか?
派遣社員は社会信用的に不利な立場にいますが、賃貸の審査に影響する程ではないと思います。
もし不安であればこの記事で紹介した方法を試せば余程用心深い大家さんや保証会社でなければ問題なく審査を通過できるはずなので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
できることなら家賃は固定費なので少しでも節約できると審査自体も受かりやすくなるのは勿論、無理せず貯金をする事もできます。
繁忙期なども気にして是非お得な賃貸を探してみてください。