ニュースでよく聞く外国為替ってなんだろう

テレビや新聞のニュースには必ずと言っていいほど株と為替の値動きがありますね。

日経平均株価とともに円相場の現況が逐次ニュースで流れます。

「1ドル104円です」とか、「1ドル110円です」など、聞き覚えがあるフレーズです。

前日との比較で「円高です」「円安です」と表現します。

でもこれで一体何が分かるのでしょうか?経済指標の大きなバロメーターともいえるこの為替について、今日はお話したいと思います。

為替ってそもそもなんなのか?
円高、もしくは円安になるとどうなる?
円高で有利な業種は?円安で有利な業種は?

そんなことを書いてみたいと思います。

戦後の外国為替はどうだったのか

今では当たり前になった為替の変動。長い歴史はちょっと割愛しまして、戦後の頃はどうだったのか?を見ていきます。

実は「固定相場制」が長く続いていました。

1949年4月25日より1ドルに対し360円と固定されてから1971年8月までその状態が続きました。つまり1ドルはいつでも360円なので、為替リスクを一切考えずに日本経済は運営できたのですね。

アメリカによる実質的な経済支援のようなものでした。

日本だけでなく、戦争で疲弊していたいわゆる西側先進主要国の通貨はどこもドルに対して固定されていました。

例えば、イギリスのポンドなら1ポンド1008円いろいろな通貨がみな固定だったのです。

固定相場制時代から変動相場制時代に

余談ですが、固定相場制時代に、小学生向けに「運転手さんはいくらもってますか?」というなぞなぞがありました。(年がばれますね( ´∀` ))

ハンドルをいつも持ってることから「半ドル=180円です」というのが答えでした。固定相場制ならではのなぞなぞです。

しかし結局アメリカ経済がこれでは耐えられない、みんな戦争からもう回復しただろうということで変動相場になりました。

途中もう少しいろいろありましたし、経済の仕組みは複雑なので、おおざっぱに言えばそんなことで固定相場から変動相場に変わっていったのです。

為替の考え方について

  • 1ドル100円というのは「1ドル」を買うのに100円いるってことです。
  • 1ドル110円というのは「1ドル」を買うのに110円いるってことです。
  • 1ドル200円ってことは「1ドル」買うのに200円がいります。

 

「1ドル」という商品に対しての価格と考えると分かり易いと思います。
上の例では徐々に「1ドル」は高くなっていますね。

つまりドルが高くなっているから「ドル高」であり、だから逆に「円安」となります。
「円安ドル高」とワンセットで表現されていますね。

変動相場制で大きな影響を受ける

さてこの変動相場制で大きな影響を受けるのは輸出産業です。

円高が進むと必ず引き合いに出されるのが自動車産業。
ここから頭の体操と思ってください。

一台、2万ドルの車があるとします。(ざっくり200万円ちょっとですね)

影響の例 その1 自動車メーカーの場合

さてこれが1万台売れたとします。
2万ドル×1万台=2億ドルです。

アメリカで2億ドル売って日本にお金を持ち帰るとします。
そして日本で円に換えるわけです。

2億ドルは1ドル100円のときは200億円。
一ドル110円のときは220億円。

つまり同じ売上なのに、為替が円安だと、それだけで20億円多くなるのです。

そりゃあ円安の方がいいって思いますね。
だから自動車メーカーは円高になるだけで売り上げが落ちるわけです。

影響の例 その2 輸入業者の場合

一方、たとえばワインを10万本輸入する会社があるとします。
一本30ドルだとします。
仕入れるのに全部で100万ドルかかります。

アメリカに行ってワインを300万ドル買うとしますと
日本から持っていくお金は
1ドルが100円のときは3億円です。

しかし1ドルが100円のときだと3億3千万円かかり余分に3000万かかります。
この場合は円高になるとうれしいわけです。

円安、円高どちらでも誰かが得をする

このように本来輸出産業は円高で損して、輸入産業は得しますし、円安だと輸出産業は損して輸入産業は得するからどちらに転んでも誰かが損をして誰かは得をするのです。

自動車輸出や家電製品の輸出はかつて基幹産業と言われていましたので、その立場で為替をみる傾向がつよく今でも何となく円安は経済にいいけど円高はちょっと、という論調が多いのです。

でも消費者にとったら外国産のものが安く手に入るから円高って嬉しいわけです。

金融取引でも為替は注目される

ところでこういう商取引以外に、金融取引でも為替は注目されます。

一番単純な例で言えば、為替差益を狙ってお金を動かすことです。なんだか儲かりそうですよね。

単純に言えば一ドル90円のときに100ドル買えば9000円。
それが120円になったら12000円。安い時に買って上がった時売れば3000円儲けます。

これをさらに一回の取引を10倍・100倍にして返します、これがFXです。9000円元手に12000円になったら3000円の差額、FXの効果でそれが30万円に。といった話です。(簡単に述べるとこういうことですが、詳しくは専門家の方にご確認ください)

外国為替についてのまとめ

このように為替相場の変動は常に状況を見ていないと企業にとっては利益が大幅に変わっていきますし、また投資家にとっても大変大事です。

毎日目にする為替相場、現状どのような産業が喜んでるいるかな?等想像しながら眺めるのも楽しいかもしれません。


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