機械系エンジニアとは数ある技術者の中で、工場設備や自動車などの事業計画に関わる仕事をする人たちです。

事業の提案、計画、改造、設計、製作、調達、設置、運用、管理などを行うので、その事業全般に対応できる知識や技術が必要となりますが、実務的には「計画」と「設計」をやることがほとんどのようです。

業界横断型での仕事

どんな業界で仕事をするかと言えば、特定の業界というより業界横断型になっています。

同じ製造業の工場とはいえ、医療機器製造と家電製品製造のメーカーとでは当然異業種になるわけですが、エンジニアの仕事としては「仕様に応じて要求どおりの機械部品を作る」ということになりますから、仕事内容はほぼ同じということになっていきます。

このように機械系エンジニアは、業界や業種を問わない仕事のやり方をする関係で、幅広く会社を選びながらの転職が可能です。実際にも機械系エンジニアは業界横断型に転職しているのです。

現在機械系エンジニアは国内では人材不足となっているので転職などには有利な状況です。

人手不足の主な理由は以下のようなものです。

1.海外工場の現地生産が主流となっていた製造業が国内重視に変化してきた。

以前は産業の空洞化などの不安要素にもなっていたが「技術流出の懸念」「開発スピードの向上」「生産技術の向上」などから、日本国内での製造という流れに戻りつつある。当然そこで機械系エンジニアが必要となる。

2.製造業界では工程における技術的難度がとても高くなっている。

設計工程が複雑化していることに加えて、製造工程の短縮やコストの削減なども設計に求められることとなり、このような総合力のある技術者の不足は深刻となっている。

企業としては現在必要な人材の確保も当然ながら、将来を見据えて若い技術者も確保したい。

企業が欲しがるエンジニアとは

さてこんな中で企業はどのようなエンジニアを欲しがっているのでしょうか。

ベテランであれば資格や実績となります。資格については

  • 「技術士」は、公益社団法人日本技術士会主催の、文部科学省が所管する資格(国家資格)

  • 「機械設計技術者試験」は、一般社団法人日本機械設計工業会が主催する民間資格

  • 中央職業能力開発協会(JAVADA)主催の、厚生労働省が認定する「機械・プラント製図技能検定」(国家資格)

  • その他にCADに関する資格、英語などの語学力も有効

ただし資格についてはどんな仕事でもそうですが本人の意欲や人となりを優先する会社も多いものです。

「意欲さえあれば、自社で基礎からみっちり教え鍛える」というスタンスの会社はたくさんあります。そもそも機械系エンジニアに対して求められていることは

「新しい技術や知識への貪欲さ」

「学習能力の高さ」

というフレキシビリティさがを重視される傾向にあるのです。

技術革新の激しいこの時代、機械系エンジニアは、時代の変化に素早く対応するためにも、ニーズを先読みして常に最新の技術を自ら学び、身に付けていく必要があります。

かつてメカニカルな作業として人間がやっていたものはどんどんITに代わって行っていますから、エンジニアの役割はより全体の運営などの総合性を帯びたものになっていきます。

したがって、エンジニアとしていつも新しい知識を吸収して学習していくという姿勢がなによりも大切なのです。

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